外壁塗装の費用を安くする方法
外壁塗装はズバリこうして安くする!
外壁塗装は費用がかかる大規模な外装リフォームのため、費用負担が大きく感じられる方がほとんどでしょう。
外壁塗装の費用をできるだけ安くおさえたい、そう思うのは自然なことですよね。
しかし、必要以上に値切ったり、工事代金の安さに飛びついた契約は塗装工事の品質低下を招くリスクがあるため、おすすめできません。
しかし、必要以上に値切ったり、工事代金の安さに飛びついた契約は塗装工事の品質低下を招くリスクがあるため、おすすめできません。
ですが、外壁塗装には明確な定価が存在していないので、ちゃんと注意するポイントをおさえれば、相場よりも安く依頼しつつ、外壁塗装の質を高めることも可能なのです。
今回は、外壁の劣化を早めて家の寿命を縮めることなく、外壁塗装を安く依頼するコツをご紹介します。
外壁塗装を少しでも安く抑えたい方はぜひご一読ください。
目次
⑩ 値引き交渉する
2-1 足場代は削ってはいけない
2-2 人件費を削ってはいけない
2-3 高圧洗浄を削ってはいけない
2-4 塗装回数を削ってはいけない
3-1 塗料を薄めている
3-2 乾燥時間を短くしている
3-3 単管足場を利用している
3-4 後で追加請求される
3-5 低品質な塗料を使用している
5-1 建物の寿命が短くなる
5-3 雨漏りが発生する
5-4 シロアリなどの害虫が発生する
6. まとめ
外壁塗装の費用を安くする11の方法
地元の外壁塗装の業者に頼む
完全自社施工の地元の塗装業者に依頼することで、費用を大幅に節約できます。
大手のハウスメーカーや工務店の場合、下請け業者に塗装作業や足場の設置作業を外注しているケースが多く、中間マージンが発生します。そのため、最初から地元の塗装業者に依頼することで、それらの経費を削減できます。
一般的に外壁塗装の費用は、地元の塗装業者に依頼する方がハウスメーカーに頼むよりも30〜40%安く済むと言われています。
ハウスメーカーに頼むと130万円〜140万円の費用がかかる塗装工事が、地元業者に頼むと約100万円になりますので、節約できる金額はおおよそ30〜40万円です。
費用を安く抑えることを第一に考えるのであれば、下請け業者を使っていない完全自社施工の業者を優先的に選ぶと良いでしょう。
外壁塗装と屋根塗装を一緒に行う
外壁塗装と屋根塗装を同時に塗装することで、15〜20万円の節約が可能になります。
別々で依頼すると工事ごとにかかる「足場代」が1回で済むからです。
足場代は所で作業するために欠かせない費用で、塗装工事費用全体の約20%をしめているので、決して安いものではありません。
一時的な工事費用は高額となりますが、将来的に外壁と屋根のどちらも塗装が必要になるので、費用面で考えると同時に施工することがおすすめです。
自治体の助成金を活用する
全国の自治体には、住民が自宅のリフォームに補助や助成を受けられる制度が存在する場合があります。
住んでいる自治体でそのような制度があるか確認し、自宅の外壁塗装で自治体の補助金・助成金が使える場合には、積極的に申請することで費用負担を抑えることが可能です。
お住まいの自治体や申請する制度によっても変わりますが、受け取れる金額は10万円〜20万円ほどが目安です。ただし補助金・助成金を申請する場合、ほとんどの制度では工事費用、施工業者、申請のタイミング、納税状況などに条件があり、外壁塗装の着工前に書類を準備し、窓口で手続きを行う必要があります。後から申請しても補助金・助成金は受けることはできませんので注意してください。
詳細な条件や申請方法は自治体の担当窓口で確認するようにしましょう。
2024年9月現在、残念ながら静岡県浜松市では外壁リフォームの助成金・補助金が貰える制度はありません。
しかし、助成金・補助金が貰える制度はいつ始まってもおかしくありません。
市役所のHPを定期的にチェックしながら最新情報を入手しておくとよいでしょう。
【参考記事】
>>外壁塗装で助成金・補助金を使いたい!塗料のグレードを下げる
外壁塗装で使用する塗料のグレードを見直すことで、必要になる費用を安く抑えられます。
フッ素塗料や無機塗料などの高級塗料を選んでいるなら、一般的なシリコン系塗料に切り替えることで、通常の戸建ての外壁塗装であれば約15万円程節約できます。
すでにシリコン系塗料を選んでいる場合は、ランクをさらに下げると塗膜の耐用年数が大幅に減少する可能性があるため、あまりおすすめできません。ですが、もし数年以内に建て替え・住み替えの予定がある場合には、ウレタン塗やアクリル塗料を指定することで費用を節約するのも一つの選択肢です。
今後も長く住み続ける予定がある場合には、将来のメンテナンスコストも踏まえ、耐用年数が長いハイグレードの塗料を選ぶ方が結果的にはお得になることもあるので、塗料選びは慎重に検討することが重要です。
現金で一括払いする
外壁塗装にかかる費用の支払い方法として、リフォームローンやクレジットカード払いなどがありますが、こうした後払いの支払い方法は業者に契約金が入金されるまでのタイミングが遅く、業者側からはあまり喜ばれません。現金払いであればすぐに契約金を受け取ることができるので、業者にとって大きなメリットになります。
そこで、現金での一括払いを業者側に提案して、値引きを交渉してみるのも効果的です。
また、リフォームローンの金利手数料は一般的に3〜5%かかります。リフォームローンやクレジットカード払いの分割払い・リボ払いを使用する場合と比べて、一括払いであれば金利が発生しないため、支払い総額を抑えることができます。
住宅ローンの減税を活用する
外壁塗装にかかる費用を、リフォームローンを利用して調達した場合、住宅ローン減税による節税を図ることができます。
住宅ローン減税は、年末時点でのローン残高の0.7%が最大10年間所得税から控除される制度で、年内に納めた所得税が戻ってくるので、外壁塗装費用の負担を減らすことができます。
住宅ローン減税制度を活用することで、ローンの残額に応じた税控除を受けることができ、実質的に10万円前後の費用を削減することが可能です。
ただし、リフォームローンの控除を受けるためには、耐震や省エネなどの条件満たしている必要があり、確定申告の手続きも必要になります。
【参考記事】
>>外壁塗装でも住宅ローン減税が受けられます相見積もりを取って比較する
複数の業者から見積もり(相見積もり)をとることにより、価格競争が促され、提示される価格が競争の影響で抑えることができます。一般的に、相見積もりをとることで、工事費用の5%〜10%程度の節約が可能と言われてており、平均的な戸建ての塗装費用に換算すると「3〜10万円」の節約になります。
また、ご自身の家の状況や希望に沿って作られた見積書を数社からもらうことで、外壁塗装の「適正価格」を知ることができます。さらに、複数の業者から話を聞くことにより、誠実さや丁寧さなどもを比べることができ、信頼できる相手か判断しやすくなります。
相見積もりを行う際は、全ての業者に、使用する塗料のグレードや塗装面積といった工事の条件を揃えて見積もりを依頼するようにしましょう。条件が揃うことにより、見積書の項目ごとに比較しやすくなり、割安な業者を見つけやすくなります。
美観のみの作業を断る
雨樋などの付帯部分の塗装は、素材によっては耐久性が高いため、保護する目的での塗装は必要ありません。そのままにしておくと見た目が悪くなってしまうという理由から塗装を提案されますが、見た目に関心がない場合、見積もりから除外することで、外壁塗装費用を抑えることができます。
一般的な雨樋の塗装費用相場で考えると、これを省くことで3~8万円の節約が可能です。
ご自身の優先順位の中で、不要だと感じる作業があればカットすることで、外壁塗装の費用を安くする事に繋がりますよ。
閑散期に塗装を依頼する
外壁塗装は塗料を乾燥させるため、気温・湿度と天候が安定した時期が適しており、春・秋が繁忙期となっています。一方で、夏・冬の時期は閑散期で外壁塗装を依頼する人が少なく、職人の手が空かないように割安で工事を請ける業者が多くなる傾向があります。
時期をうまく選ぶことで、予算を節約することができます。できる良い方法です。
ただし、天候の影響で工事が延期となり、スケジュール通りに工事が進まない可能性があることは承知しておきましょう。
値引き交渉する
見積りが出て契約する業者が決まった後、さらに値引き交渉を試みるのも一つの手です。「あと数万円値引きしてもらえたら即決する」という条件で、値引き交渉を持ちかけてみると良いでしょう。
工事総額によりますが、通常は全体の5〜10%未満、金額で言うと3〜5万円程度の値引きが可能なことが多いようです。
ただし、相見積もりであることを伝えていた業者に対し、さらに価格交渉するのは避けた方が良いです。
相見積もりを行っている段階ですでに値引きしてくれている可能性が高く、それ以上の値引きを求めると業者側の心象が悪くなり、仕上がりに悪影響を及ぼすようなコストカットを招く可能性があるためです。
バランスを考慮しつつ、適切な値引き交渉を行うことが大切です。
火災保険を活用する
自宅の火災保険が自然災害による被害も補償するタイプだった場合、自然災害の被害を受けた外壁のリフォームで保険金がおりる可能性があります。風災などによる損傷により外壁塗装の必要性を生じた場合、火災保険の保険金で費用をまかなうことが可能です。経年劣化による損傷は対象外となります。
火災保険を活用するには他にも
・火災保険に加入している
・被害が3年以内
・20万円以上の工事
などの条件がありますので、保険の適用範囲を確認することが重要です。
また、火災保険では外壁塗装にかかる費用の全額が補償されるわけではなく、あくまでも保険会社に申請した後の審査によって保険金が決まる点にもご注意ください。
絶対に削らない方が良い外壁塗装の項目
足場代は削ってはいけない
外壁塗装には、足場の仮設は必要不可欠です。
足場仮設が必要な理由は以下の通りです。
1.職人の安全を守るため
2.作業効率や品質を保つため
3.(飛散防止ネット使用時)ご近隣への配慮になるため
足場の種類は単管足場とクサビ式に分けられます。
単管足場はクサビ式のような板ではなくパイプで組み立てられた足場です。価格が安いものの、パイプの上で作業をするため足場が不安定です。そのため、事故のリスクが上がり、職人の集中力が下がります。
それでは、業者の塗装作業に支障が出て施工品質が下がる恐れがあります。施工品質が下がると、再工事をしたり、耐用年数まで保たなかったりする可能性が出てきて、かえって費用が増えることにもなりかねません。
人件費を削ってはいけない
外壁塗装の人件費は工事の約3割と大きな割合を占めてます。そこで、人件費が高いからといってむやみに職人の数を減らすなんてことは避けた方がよいです。
外壁塗装は時間や必要な予算をかけるべき所にかけ、安全性や品質を保っています。人件費もその一つです。
人件費の削減は施工不良や仕上がりの低下に繋がりますので、人件費を削ることは絶対にしないようにしましょう。
高圧洗浄を削ってはいけない
外壁塗装工事には塗装工程に入る前に高圧洗浄機で家全体の汚れを洗浄する作業があります。
この洗浄作業は外壁に蓄積された汚れや古い塗膜を一掃することで、この後行う塗装の密着性を向上させ品質を高めるために行います。
もし、この作業をせずにいきなり塗装をしてしまえばすぐに塗膜がボロボロと剥がれ施工不良の原因になります。外壁の美観性を保ち、耐久性を確保する塗装を施すにはこの洗浄作業を徹底的に行わなければなりません。
塗装回数を削ってはいけない
外壁塗装の価格を下げるために塗装回数を減らすのはおすすめしません。
外壁塗装は基本的に下塗り・中塗り・上塗りの合計3回塗りを行います。
下塗りには専用の下塗り材を使用し外壁の細かな傷やひび割れを補修する役割や、この後行う中塗りと上塗りの密着度を向上させる接着剤のような役割を担います。
中塗りでは外壁塗装本来の目的でもある「外壁の防水性」を高め外壁の保護力を向上させます。
上塗りでは仕上げの工程であるため、塗膜の厚みを均一にならす美観の調整を行っていきます。
このように下塗り・中塗り・上塗り共に各役割を持っているので、塗装回数を減らすと、外壁と塗料の密着性が下がり、塗膜がはがれやすくなります。塗膜が剥がれると外壁の耐久度が下がり劣化を早める原因になります。
施工不良の原因になるため塗装回数は絶対に削らないようにしましょう。
安すぎる見積もりの塗装工事のリスク
相場と比べたあまりにも安すぎる見積もりが出された場合は、本当に必要な工事がなされていないことがあります。目先の安さに飛びついて、結果的に費用が大きくなってしまったなんてことにならないように、リスクを見分けましょう。
塗料を薄めている
安価な見積もりでは、「塗料を薄めて材料費を削減」する傾向があります。
初めはコストが抑えられますが、品質に影響し、防水性や耐久性が低くなり、再塗装が早まる可能性があります。
色あせや変色も速くなり、外観が悪くなります。
低価格の見積もりが、最終的に長期的な維持費を増やす原因になる可能性があるので注意が必要です。
乾燥時間を短くしている
塗料を塗装したあと、適切な乾燥時間を確保することは、塗装工事において重要です。
しかし、見積もりが安い業者は、作業を早く進めるために乾燥時間を短縮していることがあります。
不十分な乾燥で次の工程に進むと、塗装の品質が低下し、剥がれやすくなります。
そのため、すぐに再塗装が必要になってしまう可能性が高いです。
単管足場を利用している
安全で確実な作業のためには適切な足場が必要です。
しかし、足場代を節約するために単管足場を使う業者がいます。
さきほども述べたように、単管足場はコストは削減できますが、安定性が不足し、作業員の安全が危険にさらされます。品質の高い塗装作業も難しくなり、仕上がりに悪影響を与える可能性があります。
後で追加請求される
安価な見積もりには、「追加請求」が含まれることがあります。
工事中に予期せぬ問題が発生したり、見落としがあると、業者から追加費用を請求されることがあります。
最終的な工事費用が大幅に増加する可能性があるため、安価な見積もりの場合、含まれる内容を詳細に確認することが重要です。
低品質な塗料を使用している
見積もりが安い場合は、使用される塗料の品質に注意する必要があります。
予算削減のために低品質な塗料を使用することが多々あります。
安価な塗料は、コスト面で魅力的ですが、品質も低くなることが多いです。
耐久性や防水性が低く、塗装の寿命が短くなる可能性があります。最悪の場合、再塗装が必要となり、余分な費用が発生するかもしれません。
悪徳業者の可能性が高い人の特徴
残念ながら悪質な工事、営業を行っている業者は存在します。
下記の内容が一つでも当てはまる業者は、悪質業者である可能性が高いですので、契約しないようにしましょう。
・名前や会社名を名乗らない
・すぐに契約するように話を進める
・一括前払いの費用を要求してくる
・オリジナル塗装を勧めてくる
・不安を煽ってくる
・足場代が無料
外壁塗装をしないデメリット
建物の寿命が短くなる
外壁の定期的な塗装メンテナンスを怠ると、建物の寿命が著しく短くなる可能性があります。
経年劣化により、窯業系サイディングではひび割れ、金属系サイディングではサビによる穴が生じることがあり、これにより、雨水が建物内部に侵入し、構造部分が腐食したりして、地震などで倒壊するリスクが増加します。
近年は耐久性の高い住宅が増えていますが、それらの建物を長持ちさせるにも、外壁塗装などの定期的なメンテナンスを行う必要があります。
湿気でカビ・コケ・藻が増えやすくなる
外壁塗装のメンテナンスを怠ると、防水効果が低下します。塗装が劣化すると雨水をはじかなくなり、外壁材が湿って汚れやすくなるため、カビ、コケ、藻が発生します。
特に、カビは水分を保持しているので、発生してしまうと外壁が常に湿った状態となります。
そのまま放置しておくと、外壁の防水性が低下したり、腐食したりする原因となるのです。
また、カビによってアレルギーが発症する可能性もあります。
外壁は外から見える部分であり、カビやコケが生えていると住宅の美観を損ねることになってしまいます。
雨漏りが発生する
雨漏りや浸水の問題は屋根が主な原因と考えられがちですが、実際には外壁のクラックや窓と壁の隙間も影響を与えることが多いです。
外壁塗装のメンテナンスを怠ると、クラックやサビによる穴だけでなく、劣化したシーリングからも雨漏りや浸水の問題が生じる可能性があります。
シーリングは窓やドアなどと外壁の隙間を埋めるゴム状の部分を指し、外壁塗装の際には劣化したシーリングをい交換するのが一般的です。
劣化した外壁から侵入した雨水は、しばしば室内まで達し、雨漏りや浸水の原因となります。
雨漏りは塗装では直すことができませんので、雨漏り箇所に塗装をする場合は、塗装前に雨漏り部分の修繕が必要になってきます。 雨漏りや浸水を未然に防ぐためにも、外壁塗装は非常に重要です。
シロアリなどの害虫が発生する
外壁塗装の劣化による雨漏りや浸水が家の土台や柱の腐食を引き起こすと、住宅内部の湿気が多くなりシロアリが好む環境になります。また、他の害虫やダニなども発生する要因となります。
木材を食害するシロアリは、建物の寿命を短縮し、住まいの耐久性を低下させる要因となります。
シロアリが住宅内に巣をつくると、増殖して被害がどんどん拡大してしまいます。
湿気や害虫の影響は建物だけではありません。目のかゆみやくしゃみを引き起こすだけでなく、最悪の場合、喘息発作を誘発する強力なアレルギー反応を引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。
まとめ
今回は、外壁塗装の費用を安くする方法について詳しく紹介しました。
紹介した中で、ご自身でも実践できそうな項目があれば、ぜひ活用してみてください。
外壁塗装の費用の中には、安くできるところと、削っていけないところがあることもお伝えしました。
外壁塗装は、大切なお住まいを保護するために行う工事です。
いくら安くても、仕上がりの質が悪ければ意味がありませんよね。
必要なポイントをおさえて、納得のできる外壁塗装を行いましょう。
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