外壁塗装の詐欺にご注意!
悪徳業者にだまされないで!
外壁塗装をお考えの方の大半が悩まれるのが、業者選びです。
悪徳業者もいるのでは?
だまされないためにはどうすればいいの?
そう考える方も多くいらっしゃいますよね。
残念ながら悪質な工事、営業を行っている業者は存在します。塗装はお家のためにいつか必ずやらなくてはいけないものなので、悪い業者はそうした、必要に迫られた時の消費者心理につけ込んでくるのです。
では、悪質業者と優良業者はどうやって見分けたらいいのでしょうか。
今回は、悪質業者の手口から、被害にあわないための方法、優良業者のポイントなどをお伝えしていきます。
悪徳業者を避けて優良業者を選べるように、順を追って丁寧にご説明していきますので、どうぞ最後までしっかりとご覧ください。
目次
1. 訪問販売業者にはご注意を
1-1 相談件数は年々増加
1-2 実際の相談事例
2-1 塗料の価格相場がわからない
2-2 本当に必要な工事が何かわからない
2-3 工事単価が自由に決められる
3-1 不安をあおる
3-2 高額値引きをする
3-3 モニター価格を提案してくる
3-4 すぐに契約をせまる
3-5 自社のオリジナル塗料を勧めてくる
3-6 大雑把な見積もりを出す
4-1 即決は絶対にしない
4-2 塗装工事の内容や相場を調べる
4-3 契約内容はしっかり確認する
5-1 工事内容
5-2 工事金額
5-3 工期
5-4 支払時期と方法
5-5 クーリングオフ制度の記載
6. クーリングオフ制度
6-1 クーリングオフの注意点
7. 優良業者を選ぶポイント
7-1 地元での実績があるか
7-2 点検に十分な時間をかけているか
7-3 詳細な見積もりや契約書がある
7-4 工事中の写真をくれる
7-5 保証書は適正な年数か
8. 最後に
訪問販売業者にはご注意を
外壁塗装でのトラブルや国民生活センターへの相談のほとんどは「訪問販売」に関するものです。
多くの悪徳業者は、急にやってきて「屋根の状態が深刻だ」「このままでは家が倒れる可能性がある」など、誇張した言葉で不安を煽ります。 具体的な根拠を示さずに、「早急に工事が必要だ」と言ってくる業者には細心の注意を払って下さい。
後になって別の業者に相談すると、そこまで心配するほどの問題はないと言われることはよくあるのです。
もちろん、全ての訪問販売が悪い業者ばかりだとは言えませんのが、急な飛び込みの営業には用心しておくに越したことはありません。
相談件数は年々増加
国民生活センターに寄せられる「リフォーム工事・点検の訪問販売に関する相談」件数は年々増加しています。
2022年はとうとう年間10,000名を超えてしまいました。これは1日に換算すると、約27件もの相談が寄せられていることになります。
出典:
https://riverstone-roofing.com/reconew/exteriorwallcoating-sales/
(国民生活センターHPより)
実際の相談事例
訪問販売によるリフォーム工事
・近所でビルの工事をしているという業者が来訪し、屋根工事が必要と言われ、父が契約をした。近所にそのようなビルはなく、不審なのでクーリング・オフしたい。
・突然来訪したリフォーム業者と屋根工事等の契約をしたが施工後の請求額が見積額と異なり高額だ。納得いかないので支払いたくない。
点検商法
・義父の家に、近くで修理をしているという業者が訪問し、屋根の瓦がずれていると言って工事を勧められた。見積書が届いたが断りたい。
・業者が突然やってきて、「屋根の撮影をしたが、損傷がひどい」と写真を見せられた。その損傷のひどさに屋根塗装工事を依頼したが、その屋根の写真はほかの家のものだった。
外壁塗装工事の詐欺はなぜこんなに多いのか
塗料の価格相場がわからない
アクリル塗料・フッ素塗料・無機塗料・・・
塗装には様々な種類の塗料があり、同じ種類の塗料でもバリエーションは豊富です。
その多くある塗料の中から、お客様の要望にお応え出来る塗料を塗装業者がそれぞれに決めていますが、それらの塗料の細やかな違いは一般の人からすれば分からない事の方が当たり前ですよね。
そして、外壁塗装や塗料について自身で調べたことがないと、価格も全く見当がつかないと思います。
そうなると、塗装業者の言い値が適用されてしまい、必要の無いお金まで支払う事になる場合があるのです。
本当に必要な工事が何かわからない
外壁塗装工事に取り掛かる前に、現地調査を行うのが一般的です。実際にお家へうかがい外壁の状態を確認して、施工する範囲や工事内容を決める必要があるからです。
悪徳業者は、こういった必要な工事や塗装範囲など、一般の方があまりわからないところに漬け込んできます。
例えば、壁や屋根の「ひび割れ」「ふくらみ」などは、単に上から塗料を塗るだけでは解決出来ません。ずさんな業者はそれをきちんと診断しないで下処理をせずに塗装工事をし、すぐに塗装が剥がれてしまい結果的に詐欺の様な被害にあってしまうのです。
また、本当に必要な範囲よりも多くの範囲で見積もって、価格設定を高くなんてことも出来てしまいます。
工事単価が自由に決められる
足場代や養生シート代などは各業者が自由に設定できます。そのため、業者によって見積もりで出される額は違ってきます。
相場として言われている範囲内であれば問題ないのですが、一社見積もりだけで相場も調べないとなると、詐欺側からすれば簡単に値段を引き上げて「ぼったくり」が出来てしまいます。
必要以上に請求されても分からないので、高額請求が起こりやすいのです。
外壁塗装でよくある詐欺の手口
不安をあおる
「このまま放置すると取り返しがつかなくなる」
「早くしないと家が壊れる」
など、悪徳業者はやたらとこちらの不安をあおってきます。もちろん本当のことを言っている場合もありますが、緊急性もないのに言ってくる場合も多くあります。
もしそういった話を受けたら、証拠となる写真を見せてもらい、別の業者にも相談して意見を求めましょう。
高額値引きをする
50万円以上など、大幅な値引きを提案してくる業者には注意しましょう。
最初から高額な料金を提示していて、そこから値下げすることでお得感を出す方法ですが、悪徳業者は値引き後の価格が相場より高いなんてこともあります。
また、本来必要な工事が削減されている可能性も考えられます。いくら安くても不十分な工事では意味がありません。
魅力的な値引きに惑わされず、冷静に業者を検討しましょう。
モニター価格を提案してくる
「いまモニターを探していて、モニターをやっていただけると半額で工事できます」
こんなことを言われた方もいるのではないでしょうか。
これは、いわゆる「モニター商法」と呼ばれる詐欺の典型的なやり方です。
こちらも先述の高額値引きと同様に、お得感を演出しているだけで、実際は何の得もしていないことがほとんどなのです。
すぐに契約をせまる
「今、ご契約いただければ・・・」と、業者が即日契約を強要する場合も注意が必要です。
悪質な場合だと、「契約が取れるまで帰りません」と居座る業者までいます。
このような場合は、はっきりと契約する意思がないことを伝え、それでも帰らない場合は警察などに連絡しましょう。
外壁塗装は長く使う大きな買い物です。
絶対に即日契約は避け、信頼できる業者に任せるか、2社以上から見積もりを取るなど慎重に検討しましょう。
自社のオリジナル塗料を勧めてくる
「25~30年もつオリジナル塗料がある!」などと、自社塗料を勧めてくるのも、悪徳業者の典型的な手法です。
オリジナル塗料の場合、その業者でしか扱っておらず、その成分や期待される耐用年数を確認することが難しいのです。
実際には普通の塗料と同等の品質であっても、「25~30年もつ!」と宣伝され、実際の塗料と見合わない高額な料金を要求される可能性があります。
根拠のない高耐久性のオリジナル塗料を押し付けてくる業者には警戒が必要です。
信頼できる国内大手メーカーの塗料を提案してもらいましょう。
大雑把な見積もりを出す
悪徳業者の手法の一つに、見積もり書をわざと大雑把に書き、詳細を具体的に記載しないというものがあります。
見積もり書が「塗装工事一式=○○円」といった表記で、工程の詳細、数量、単価などが具体的に示されていない場合は気を付けましょう。
あいまいな記載は、「それはうちの仕事ではない」と言い切るための責任の追及から逃れる作戦なのです。
必要な工程が省かれていて追加料金が発生したり、3回塗りのはずが2回しか行われないなど塗料が仕様通りに施工されない可能性があります。
「一式」という見積もりでの契約は危険です。「足場代」「高圧洗浄」「下塗り」「養生」等、工程ごとにどこにいくらの金額が請求されているのか、それらがきちんと書かれている見積もり業者を選びましょう。
詐欺被害に合わないためには
即決は絶対にしない
その場の勢いで契約を交わすということは絶対に避けましょう。
即日契約を促してくる業者は、こちらが考える隙を与えると不都合な事があるということです。
人は不安させたり焦らされることで、集中力や判断力が鈍ります。それは悪徳業者にとって、絶好のチャンスなのです。
詐欺に遭うのは避けたいと思うなら、営業トークに押しきられずに一度踏みとどまることが大切です。
塗装工事の内容や相場を調べる
提示された見積もり内容や金額が適正なのかを調べましょう。
他社で見積もりを取って比べるのも有効な方法です。
ある程度相場を知ったうえで、施工を依頼する業者を決めることをおすすめします。
契約内容はしっかり確認する
契約書の内容は隅々まで確認しましょう。
契約書類には色々なトラブル回避の為の情報が書かれています。少しでも不明な点がある場合は、業者に質問して解消することが大切です。
契約書の確認するべきポイント
工事内容
それぞれの家の状態によって工事内容は様々です。
契約書には、外壁塗装・屋根塗装・屋上防水工事など、どのような工事を行うのかが記載されています。
しかし、外壁塗装と一言で言っても、場所は様々です。雨どい、庇、破風や軒天といった付帯部は塗るのか判断できません。そのような詳細な内容は「請負代金内訳書」に記載されているので、必ず確認しておきましょう。
何の施工にいくらの値段がかかっているのかを省略されている場合は注意が必要です。
「含まれているものだと思っていたのに、やってくれなかった」なんてことのないように、どこが該当箇所の契約になっているのかをしっかりと把握しておきましょう。
工事金額
工事請負契約書には、工事全体の請負金額が記載されています。
その金額が見積もりで提示されていた金額と合致しているのか、必ず確認をしましょう。
工期
何月何日から工事が始まるのか?
晴天でトラブルもなく施工が進めば何日頃に終了するのか?
工事開始日と工事完了日を把握しておきましょう。
晴天でトラブルもなく施工が進めば何日頃に終了するのか?
工事開始日と工事完了日を把握しておきましょう。
外壁塗装工事は一般的には2週間から3週間の工事期間が設けられます。
短すぎる場合は注意して1つずつ確認してみてください。
工事開始日と完了日が分かっていないと、いつまで経っても工事が始まらなかったり、予定よりもはるかに長い日数がかかるという状況になる可能性があります。
お互いに日程を把握出来る業者だと安心ですね。
支払時期と方法
外壁塗装では支払い方法がいくつかあります。
①完工後全額支払い
②全額前払い
③着手金〇割、完工〇割で2回に支払いを分ける
③が一般的に多くのお客様が選ばれる支払い方法です。決して安くない買い物ですので、1度に支払うのはたいへんですよね。丸杉塗装でもオススメしているのはこの方法になります。
ここで、注意が必要なのが、②を勧めてくる業者です。お金は支払ったのに、業者との連絡が取れなくなったり、いつまでも工事が始まらないという危険があるのです。こういった被害を回避するためにも、全額前払いを要求する業者はやめておきましょう。
また、支払方法も記載されているので、こちらも間違いないか確認しておきましょう。
クーリングオフ制度の記載
クーリングオフ制度とは、契約後8日以内なら契約を破棄できるというものです。
このクーリングオフ制度がしっかりと赤字で記載されているのかを確認しましょう。
クーリングオフ制度についての記載や説明がなかったり、着工日を異様に早めたがる業者は要注意です。
早い段階で足場を設置することで、クーリングオフさせないようにするケースもあります。
もし怪しいと思ったら、早い段階で消費者センターに相談することをおすすめします。
クーリングオフ制度
それでも万が一、詐欺の可能性が高い業者との契約書に署名と捺印をしてしまった時は、「クーリングオフ制度」を利用しましょう。
先ほども述べましたが、クーリングオフ制度は結んでしまった契約を、一定の期間であれば無条件で解除できる制度です。特にキャッチセールスを含んだ訪問販売であれば、申込書面または契約書の受け取った早い方の日から数えて8日間の猶予があります。
工事が始まってからだと、期日を過ぎてしまっている可能性もあるので、怪しいと思ったときはすぐに行動に移しましょう。
もしクーリングオフ制度を利用するならば、必ず「書面」で行いましょう。
ハガキでもクーリングオフ制度の申請に使えますので、必要事項を記載して「特定記録郵便」など、記録が残る手段で、業者へ送ると良いでしょう。その際、申請書はコピーをして控えを取っておきましょう。
クーリングオフの注意点
クーリングオフは消費者保護の強力な制度ですが、適応条件があります。
下記のような条件では、クーリングオフは適応されないので注意しましょう。
①契約者自らが業者に依頼をした場合
②契約者自らが業者の店舗に行き、契約を交わした場合
③正式な契約書で契約を交わし、クーリングオフ制度の適用期間を過ぎた場合
④契約者が法人だった場合
優良業者を選ぶポイント
今は情報があふれていて、何を信用すればいいのか判断が難しくなっていますよね。
ここでは、優良業者を見極めるために、チェックしてほしいポイントをお伝えします。
【参考記事】
>>優良な外壁塗装業者の見分け方 地元での実績があるか
その業者のある地域やお住いの地域で塗装の施工実績があるかチェックしましょう。
悪い噂・口コミというものは広まりやすいので、悪徳業者はずっと同じ地域で営業することが難しくなります。
逆に良い業者はお知り合いの間で広まっていきます。
ですので、「地元での実績がきちんとある」というのは優良業者のポイントになります。
点検に十分な時間をかけているか
点検の際に十分な時間をかけているかをチェックしましょう。
家の状態や大きさなどによって変わりますが、外壁塗装の適切な点検はおおむね60分前後はかかります。
劣化の状況を正確に把握するためには、そのくらいの時間が必要になるのです。
しかし、一部の業者は家の大まかな面積を確認してから、10~30分ほどで点検を終えてしまうことがあります。このように、劣化の具体的な状態を確認せずに見積もりを提示する業者は、適切な提案が期待できない可能性があるため、おすすめできません。
今の家の状態が分かっていなければ、適切な外壁塗装はできないのです。
点検に十分な時間をかけている、写真を撮って状態を確認いるなど、優良業者はしっかりと点検を行っています。
詳細な見積もりや契約書がある
詳細な見積書、契約書になっているのかチェックしましょう。
優良業者が出す見積もりや契約書には、工事内容の詳細が具体的に書かれています。
良くある詐欺の手口でもお伝えしましたが、悪徳業者は見積もりを大雑把に書き、ずさんな工事をすることがあります。やってもらえると思っていた工事が実は見積もり範囲外で、追加料金が発生するなんてことも。
口約束も絶対しないようにして、やってほしいことは小さくても書面に残すことが大切ですよ。
工事中の写真をくれる
外壁塗装工事中の作業の様子を、写真に撮って見せてもらえるのかチェックしましょう。
塗装工事中は足場が立っているため、工事の様子はなかなか見えづらいです。
お仕事など家にいないと、工事の進捗状況もわかりずらいと思います。
きちんと工程を守っているのか、契約書通りに進んでいるのかなど、途中経過の写真を撮影して報告をくれる業者は優良業者といえます。
浜松市の丸杉塗装では、現場の進捗のご報告はもちろん、施工の写真をまとめた報告書をお渡ししております。安心しておまかせください。
保証書は適正な年数か
まず、保証書を必ず書面で発行する業者を選びましょう。
ここで気を付けてほしいポイントは、保証年数は長ければいいというわけではないということです。
優良業者は保証書を適切な年数で発行しているものです。
工事が終わってすぐ連絡がつかなくなる、数年後に廃業している、なんてことになったら、いくら長い期間の保証書があっても何の意味も持ちません。
保証の適切な年数は、塗料の耐用年数の半分程度が相場です。
それにも関わらず、相場の倍以上などの長すぎる保証をする業者は注意が必要なのです。
浜松市の丸杉塗装では、10年の保証に加え、工事後3年毎に点検を行っておりますので、工事後も安心してお過ごしいただけます!
最後に
外壁塗装工事においては、未だに「悪徳業者」が横行しています。
この分野は資格が不要であり、定価が確定していない上、質の悪い工事でも仕上がり直後はキレイに見えることがあるため、悪質な業者がなくならない状況が続いています。
外壁塗装の詐欺はいまだ往々にして存在すると知る事が、詐欺被害への予防の一歩かもしれません。
今回は、悪徳業者の一般的な手口や対策などをご紹介しました。
それでももし、悪徳業者と疑われる業者と契約してしまった場合は、クーリングオフを利用して契約を解除しましょう。
また、被害にあった場合は消費者センターなどの第三者機関を通じて対応を求めるべきです。
こういった被害を回避するためには、業者を選ぶ際のポイントを押さえて、信頼できる業者を見つけることが重要です。悪徳業者ではなく、優良な業者を選び、満足のいく外壁塗装工事を実現しましょう。
今話を進めている業者が怪しいかもしれないと思った方、浜松市の丸杉塗装で見積もりを取って確認してみませんか?
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