外壁塗装の寿命の延ばす方法
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外壁塗装の寿命の延ばす方法
外壁塗装の耐久年数を延ばすための工夫とは?

外壁塗装は一度塗ったら完了というものではありません。
それは、塗料にも種類によって耐久年数があり、年数とともに劣化が進むためです。
劣化すると褪色することや剥げるなど見た目が悪くなるだけでなく、外壁を保護する性能が低下し、雨漏りリスクを高めます。
そういったリスクを遅らせる・回避するための方法を今回ご紹介しようと思います。
目次
1. 塗料別耐久年数目安
1-1 アクリル系
1-2 ウレタン系
1-3 シリコン系
1-4 フッ素系
1-5 無機系
2. 耐久年数を低下させる要因
2-1 紫外線量が多い
2-2 陽当たりが悪い
2-3 雨が直接当たる
3-2 シーリング材のメンテナンスを行う
3-4 専門業者に外壁診断をしてもらう
4. 外壁が汚れる様々な原因
5-1 外壁の水洗い
5-2 頑固な汚れには高圧洗浄
5-3 専用のクリーナーを使用
6. 外壁の素材別の掃除方法
6-1 サイディング
6-2 モルタルなどの塗り壁
6-3 レンガやタイル
7-2 シーリング部分に注意が必要
7-3 タイル外壁
7-4 ガルバリウム鋼板
8. まとめ
塗料別耐久年数目安

塗料の種類により耐久年数に差があります。
塗料メーカーやグレード、使用する環境によっても異なりますが、代表的な塗料の種類別耐久年数の目安は以下の通りですので、参考にしてください。
塗料ごとの耐久年数と価格の比較
耐久年数 | 1㎡あたりの単価 | |
---|---|---|
アクリル塗料 | 5~7年 | 1200~1700円 |
ウレタン塗料 | 7~10年 | 1700~2500円 |
シリコン塗料 | 10~15年 | 2500~3500円 |
フッ素塗料 | 15~20年 | 3500~5000円 |
無機塗料 | 20~25年 | 5000~5500円 |
アクリル系
アクリル塗料は耐久年数が5年~7年と短いですが、その分価格は安価です。
外壁塗装の予算に制約がある方や新築時に予算オーバーになりそうなときに選ばれています。
耐用年数が短いため、中長期的に見ると外壁塗装の回数が増えることで、ランニングコストが割高になります。
近い将来、建て替えや解体の予定があるときの利用がおすすめです。
ウレタン系
ウレタン塗料は耐久年数が7年~10年ほどで、少し前までは最もスタンダードな塗料でした。
密着度が高く、光沢が出るので、高級感のある仕上がりになります。
性質上、紫外線に弱いため日当たりの良いお住まいには不向きです。
シリコン系
シリコン塗料は耐久年数が10年~15年と長く、性能と価格のバランスに優れています。
防汚性や耐候性が高いため、長く美観が保てます。
近年では、スタンダード塗料として使われている現場が多い塗料です。
フッ素系
フッ素塗料は15年~20年と耐久年数が長く、耐久性の高さに優れています。
耐用年数が長い分、塗料の価格は高いですが、その後の塗り替え回数が減らせるので、長期的に見るとメンテナンスのランニングコストが抑えられます。
1回の施工費用は高くても、長く美観を維持したい方におすすめです。
無機系
無機塗料は耐久年数が20年~25年と、今ある塗料の中で最も長く、耐久性の高さに非常に優れています。
その耐久性によって、何度も塗り直しをする手間と費用を削減できます。
初期の投資が少し大変になるかもしれませんが、将来的にはメンテナンスコストが抑えられ、結果としてコストパフォーマンスが向上します。
何回も塗り替え工事をしたくない、とにかく長く持たせたい、という方におすすめです。
耐久年数を低下させる要因
外壁塗装の耐久年数は使用する環境などで変わってくるため。本来予定されるより短くなるケースも少なくありません。
そのようなケースの多くは、以下のような環境起因での劣化が考えられます。
紫外線量が多い

紫外線は外壁塗装にダメージを与える要因の一つです。
陽当たりの良い場所は日焼けをして、ほかの外壁面より褪色が進みやすくなります。
外壁をこすると手に粉が付くチョーキング現象も、塗料に含まれる成分が紫外線によって劣化することで起こります。
陽当たりが悪い
上記とは反対に、陽当たりが悪く、風通しが悪い場所、湿気がこもりやすい場所はコケや藻の発生、カビの発生を招きやすくなるので注意が必要です。
雨が直接当たる

外壁は外装にあるのだから雨が当たるのは当たり前と思われるかもしれません。
ですが、大きな屋根にカバーされている場合やひさしがある場合やベランダの下の部分は、
屋根やひさし、ベランダが雨除けとなってくれ、外壁にはダイレクトに雨が当たりにくくなります。
そのため、ひさしなどがない部分と雨除けとなるものがある場所の外壁では劣化の仕方に差が出でくるのです。
外壁塗装長持ちさせるための工夫
定期的に洗浄して外壁をきれいに保つ

外壁塗装の耐用年数を長く保つためには、やはりお手入れがポイントです。
自分でできることとしては定期的な外壁の掃除があります。
頻繁に行う必要はありませんが、気づいたら土埃などの汚れを取り除くことや半年に一度や年に一度で良いので、外壁掃除を行いましょう。
ただし、潮風の影響がある場所で金属サイディングが採用されている場合は、塩害で錆びやすいのでこまめに洗浄することをおすすめします。
定期的に掃除をすることで、外壁の藻やカビの発生を防ぐことができます。
また、ひび割れやチョーキングなどの異常を早期発見でき、早めに対応することができるというメリットもあります。
シーリング材のメンテナンスを行う
外壁には、窓サッシの周りやサイディングボード同士の繋ぎ目に、シーリング材(コーキング材)というゴムのような部材が充填されています。
このシーリング材は雨水の外壁内部へ入り込むのを防いでおり、建物全体の防水性において重要な役割を果たしているといえます。
そのため、シーリング材が劣化して隙間が生じてしまうと、そこから水が外壁内部に浸透して下地材の腐食などを引き起こす原因となります。また、雨漏りの原因になる可能性もあるので、劣化したシーリングの補修は、家全体の寿命を延ばすために欠かせないメンテナンスのなのです。
シーリング材は紫外線や雨水で劣化しやすいので、定期的に補修することで劣化のない状態を保つことができれば、そこから雨水が外壁内部に入ることを防ぐことができるため、結果として家を長持ちさせることができます。
外壁塗装の劣化のサインがないかセルフチェックする
外壁の劣化に気付かず放置すると、大掛かりな補修が必要になり余計な費用が発生してしまいます。
そうなってしまうと、建物も大きなダメージを受けていますので、寿命は短くなっているでしょう。
人間の体もそうですが、早期発見、早期メンテナンスこそが、結果的に費用を最小限に寿命を長くすることができるのです。
建物が外壁塗装が劣化しているかどうかは、サビやひび割れの発生、塗装の色合いの変化や質感の違い、壁の表面に白い粉のようなものが現れる(チョーキング現象)など、いくつかのポイントがありますので、是非一度チェックしてみてください。
定期的に点検を行っておけば、「次のメンテナンス時に、補修と塗装を行おう」などと計画がしやすくなりますよ。
専門業者に外壁診断をしてもらう

自分だけの点検では不安な場合は、業者に外壁診断を頼むと安心です。
専門業者は、専門の知識と最新の設備、技術を用いてより詳細な調査を行うことができます。
相談は無料でサービスにしている業者も多いですし、診断の様子を見ることで、しっかりと対応してくれる優良業者かどうかの判断材料にもなりますね。
また、点検した箇所は写真に撮っておいてもらうと、次回の点検時の参考になるので、お願いしておきましょう。
浜松市のマルスギでは常に【無料見積り】【無料診断】【無料相談】を実施しております。
経験豊富な専門の職人が多数おりますので、安心してご相談ください!
外壁が汚れる様々な原因

① 大気汚染物質
排気ガスや埃、花粉、黄砂などが外壁に付着します。
都市部や交通量の多い道路沿いに住んでいる場合、特に多くの排気ガスやほこりが外壁に付着しやすいです。
自動車や工場から排出されるガスは、外壁に取り付くと、酸性を持っているため塗料の劣化を早めることが知られています。
② 鳥のフンや虫
鳥のフンや虫の死骸が外壁に付着します。
特に鳥が多く飛来する場所や近くに木々がある場合は、このような汚れが付きやすくなります。
③ 樹木や植物の影響
樹木や植物の葉や根が外壁に触れることで、汚れやキズが生じる場合があります。
また、蔓やつる性の植物が外壁に絡みつくと、汚れや傷を引き起こすこともあるので注意しましょう。
④ 雨水や湿気
湿度が高い地域や時期、日が当たりにくい場所では汚れやカビ、コケの発生に注意が必要です。
特に雨風の当たりやすい面や排水の悪い場所では、汚れが蓄積しやすくなります。
カビやコケは、外壁に湿気や水分が残ると繁殖し、外壁の色あせや劣化を引き起こします。
外壁洗浄を自分でする方法と注意点
外壁の水洗い
軽度の汚れやほこりは、水洗いによってかんたんに除去できます。
ホースで水をかけ、柄の付いた柔らかいブラシやスポンジに中性洗剤をつけて汚れをこすり落とし、再び洗い流す方法がやりやすく低コストなのでおすすめですよ。
硬いブラシでこすってしまうと、塗膜を傷めて劣化を進めてしまうので注意してください。
危険ですので、高い場所などは無理に頑張らないようにしてください。
頑固な汚れには高圧洗浄

最近はテレビCMで外壁を清掃しているのを見て家庭用の高圧洗浄機を購入される方も増えてきました。
頑固な汚れやカビ、藻の場合は高圧洗浄機を使用することで効果的に除去できます。
ただし、素人の方が行うと水圧が強すぎる場合や当てる角度や時間が長すぎるなどで塗膜にダメージを与えてしまうこともあります。
高圧洗浄機を使用する場合は、適切な距離と角度を保ちながら作業を行いましょう。
電動ツールを使用して掃除をしたい場合は、屋外用コンセントが掃除しやすい場所に設置されていると、よりスムーズに作業することができますよ。
専用のクリーナーを使用
汚れが強い場合は専用クリーナーの使用してもよいでしょう。
特定の汚れに対しては、外壁材に合った専用のクリーナーを使用することが有効です。
例えば、カビや藻には抗菌効果のあるクリーナーを、油汚れには脂肪を分解するクリーナーを使用しましょう。
クリーナーの使用方法には注意を払い、適切な時間を置いた後にしっかりと水洗いしましょう。
外壁の素材別の掃除方法
サイディング

窯業系サイディングは合成樹脂やセメントなどの材料でできており、一般的に掃除が容易です。
ホースや雑巾を使って優しく水洗いをしましょう。
汚れが落ちにくい場合は、やわらかいブラシや中性洗剤を使用して汚れを落とします。
金属系サイディングは長期間、汚染物質が付着した状態のままだとサビなどを引き起こす可能性があるため、表面を定期的に水洗いを行うのが効果的です。
やわらかい布やスポンジを使って行い、汚れが落ちにくい場合は、薄めた中性洗剤を使って洗浄しましょう。
洗浄後は十分に水洗いをしてから、乾いた布で水分を拭き取ります。
樹脂系サイディングのお手入れは、ホースの水で埃や泥を洗い流します。ブラシやスポンジを使うとさらにきれいに洗浄ができますよ。
もし汚れがひどく、落ちにくい場合は、水で薄めた中性洗剤を使っても大丈夫です。
酸性洗剤やアルカリ性洗剤、有機溶剤はサイディングの変色につながる可能性があるので、使用しないでください。
木質系サイディングは塗膜の劣化によってカビの浸食や雨漏りなどが起こり、内部の損傷につながる可能性があるため、定期的なメンテナンスが重要です。
お手入れする際には、水に弱いため高圧洗浄は実施せず、薬品を使用して汚れを落とします。
その後、サンドペーパーなどを使って表面を磨いて、古い塗膜や汚れを落としていきます。
きれいにしたら、必要に応じて塗装や防腐処理も行いましょう。
モルタルなどの塗り壁

モルタルなどの塗り壁は、基本的に表面を傷つけない程度の柔らかいブラシやスポンジを使って清掃します。
ブラシやスポンジに水を含ませてやさしく磨くだけで、小さな汚れなら簡単に落とすことができるでしょう。
また、洗浄する際に温水を使用すると、油汚れやこびりついた汚れが落ちやすくなります。
それでも汚れが落ちにくい場合は、10~20倍に薄めた中性洗剤を使って洗浄しましょう。
作業後は水でしっかりと流して洗剤を完全に落とすことが大切です。
塗り壁に使用されている材料によって適切な掃除方法が異なりますので、塗り壁の種類やメーカーが推奨する掃除方法で行ってください。
レンガやタイル

レンガやタイルの外壁は耐久性が高く、比較的メンテナンスがしやすい素材で、掃除時には水洗いが有効です。
まずはホースやバケツを使って水をかけ、柔らかいブラシやスポンジで汚れをこすります。
頑固な汚れやコケがある場合は、中性洗剤を使用して洗浄しましょう。
耐水性が高いため、高圧洗浄機を使用しても問題ありません。ただし、目地を傷めないよう注意が必要です。
目地の汚れは、歯ブラシなどを使って丁寧に落とします。
目地部分は汚れがたまりやすいので、 定期的に目地用のクリーナーを使用して清掃しましょう。
最後に、洗剤が残らないようしっかりとすすぐことが肝心です。
メンテナンスフリーの外壁って本当にあるの?
メンテナンスフリー=メンテナンス不要ではない
「メンテナンスフリー外壁」と聞くと、メンテンナンスを全くしなくてもよい外壁と思われる方が多いと思います。
ですが現時点では、どんなに耐久性に優れた外壁材を使用しても定期的な点検や清掃は必要で、まったくメンテナンスが不要な外壁は存在しません。
では、メンテナンスフリー外壁とは何なのでしょう?
実は、メンテナンスフリー外壁には定義がなく、従来の修繕時期を延ばすことができる素材や工法を、外壁塗装業界では「メンテナンスフリー」と呼んでいます。
メンテナンスフリーと呼ばれる耐久性の高い外壁素材として代表的なものとしては、タイル外壁とガルバリウム鋼板が挙げられます。
しかし、サイディングやモルタル外壁でも、高耐久性塗料や外壁を自浄する機能がある光触媒塗料と組み合わせれば、メンテナンスフリーの外壁と呼ばれることがあります。
シーリング部分に注意が必要

外壁のシーリング部分は、見た目では劣化が判断しにくい部分です。
しかし、ここが劣化すると雨水の浸入などにより、建物内部へのダメージを引き起こす可能性があります。
そのため、シーリング部分の定期的な点検とメンテナンスは欠かせません。
メンテナンスフリー外壁を選択する際は、外壁材だけでなくシーリング材の品質にも注目し、適切なメンテナンスを行って外壁全体の耐久性を保ちましょう。
タイル外壁
タイル外壁は傷や汚れに強く、メンテナンスフリーと言われることが多いです。
そこで見落としがちなのが目地部分です。
タイルそのものは頑丈でも目地は時間とともに劣化しやすいため、定期的に点検をして、適切なメンテナンスを行う必要があります。
ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板も、耐候性や耐食性に優れており、メンテナンスフリーの外壁材としてよく挙げられる素材です。
しかし、実際には定期的な点検やメンテナンスが推奨されています。
ガルバリウムは耐久性が高く、錆びにくいですが、「メンテナンスが要らない」、「錆びない」という訳ではありません。
ガルバリウムを長持ちさせるために気を付けないといけないのが、この「サビ」なのです。
ガルバリウムに発生するサビは大きく分けて2種類あります。
赤サビ
サビと言われてまず想像するのがのこの赤サビです。
ガルバリウムについた傷を放置したり、他の金属からもらいサビをしたりすることで発生します。
白サビ
外壁に白い斑点ができます。
軒下などの雨が当たりにくい場所や、雨が乾きにくい場所に発生しやすいです。
このようなサビから外壁を守るためには、水洗いが有効です。
外壁に付着した汚れ、潮風や雨に含まれる塩分や酸を落としましょう。
このように、定期的なメンテナンスを行うことが、外壁を長持ちさせるために何よりも大事になります。
まとめ

外壁塗装の耐久年数は塗料の種類によって差があるほか、塗装した場所や環境によっても劣化スピードが異なり、耐久年数が低下することも少なくありません。
・日当たりが良い
・日当たりが悪い
・雨が直接当たる
このような箇所では劣化が進みやすい傾向があります。
少しでも耐久年数を伸ばしたいなら、定期的に水洗いするなどのお手入れをすることがおすすめです。
また、定期的に点検を行い劣化を早期発見すること、シーリング材のメンテナンスを行うことも有用です。
外壁の洗浄を行う際は、傷つけないように柔らかいブラシやスポンジを使用しましょう。
洗浄後は十分に水洗いをして、洗剤などが残らないように注意してください。
正しいメンテナンスを行い、外壁塗装の寿命の延ばしましょう!
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