フッ素塗料とは?特徴とメリット・デメリットについて紹介

外壁塗装や屋根塗装を行うには色や費用だけを気にするだけでは足りません。
どのような種類の塗料を用いるかで性能や機能性、耐久性が異なってきますので、塗料選びも大切です。
弊社では耐久性と機能性に優れ、コストパフォーマンスの高いフッ素塗料をおすすめしております。
どんな特徴があるのか、ご紹介いたします。
目次
1. フッ素塗料とは
3. フッ素塗料の優れた特徴
3-1 耐久性と耐候性
3-2 耐熱性
3-3 親水性
3-4 防藻性と防カビ性
3-5 耐摩耗性
3-6 耐薬品性
4. フッ素塗料のメリット
4-1 耐用年数が長い
4-2 メンテナンスコストを削減できる
4-3 美しいツヤが長持ちする
5. フッ素塗料のデメリット
5-1 費用が他塗料と比較しても高い
5-2 ツヤなしを選べない
5-3 塗膜が固く、ひび割れやすい
5-4 再塗装が難しい
6-1 メンテナンスの手間を減らしたい方
6-2 トータルコストを節約したい方
6-3 ツヤのある仕上がりが好きな方
6-4 大きい家にお住まいの方
7-1 屋根
8. まとめ
フッ素塗料とは

フッ素と言うと、身近なところでは「歯の虫歯予防」や「フライパンのコーティング」など、保護を目的として使用されていますね。
外壁塗装でも、このフッ素を使った「フッ素塗料」があり、耐久性が高い外壁塗装用の塗料として人気です。
フッ素塗料とは、「蛍石(ほたるいし/けいせき)」と呼ばれるフッ化カルシウムが主成分の鉱物を原料とし、樹脂を配合した塗料のことです。
優れた耐久性や耐候性を持つフッ素塗料は、使用用途も様々です。
耐用年数が長いことから、大型建造物や航空機の塗装にも使用されています。
あの東京スカイツリーにもフッ素塗料が採用されているんですよ。
1回の工事費用は他の塗料に比べて高額ですが、その分機能性が高く、長い目で見るとコストパフォーマンスに優れているので、一般住宅の外壁塗装に用いられる機会も増えてきています。
外壁だけでなく、劣化が激しい屋根、シャッターなどにもおすすめの塗料です。
フッ素塗料の耐用年数と価格
フッ素塗料の耐用年数は、外壁塗装で15~20年、屋根塗装で12~15年です。
1㎡あたりの単価は3500~5000円で、耐用年数の長さと価格の高さは、5種類ある住宅用塗料の中で2番目に位置しています。
住宅用の塗料には、安価なものから順に「アクリル塗料」「ウレタン塗料」「シリコン塗料」「フッ素塗料」「無機塗料」の5つのグレードがあります。
塗料は種類によって耐用年数と価格が大きく異なり、一般に価格が高いほど耐用年数が長いです。
アクリル塗料やウレタン塗料はフッ素塗料より安いものの、耐久性が劣ります。
フッ素塗料の場合は費用は高いですが長くもつため、頻繁な塗り替えが不要になります。
塗料ごとの耐用年数と価格の比較
耐用年数 | 1㎡あたりの単価 | |
---|---|---|
アクリル塗料 | 5~7年 | 1200~1700円 |
ウレタン塗料 | 7~10年 | 1700~2500円 |
シリコン塗料 | 10~15年 | 2500~3500円 |
フッ素塗料 | 15~20年 | 3500~5000円 |
無機塗料 | 20~25年 | 5000~5500円 |
フッ素塗料の優れた特徴

耐久性と耐候性
フッ素塗料の最大の特徴は、その高い耐久性と耐候性です。
フッ素塗料は塗装面との密着性が高く、塗膜性能を長期間保つ耐久力があります。
また、耐候性にも優れているため、紫外線や雨風などの外的要因に強く、経年劣化しにくい性質を持っています。
そのため、劣化が激しい屋根や雨どいなどの付帯部分にもおすすめの塗料です。
アクリル塗料は5年~7年、ウレタン塗料7年~10年、現在主流となっているシリコン塗料でも10~15年の耐用年数ですが、フッ素塗料は外壁で15~20年、屋根でも12~15年と耐久性の差は歴然です。
フッ素塗料は、長期間にわたって建物の美観を保ち、メンテナンスの手間を軽減する効果も期待できます。
耐熱性
フッ素塗料は、主成分の樹脂に含まれている「フッ素」と「炭素」が強固に結合しているため、太陽光の熱や紫外線に強いです。
耐熱性が優れているので、太陽光を浴び続けても劣化や色あせを起こしにくいことが特徴です。
遮熱・断熱性能を付加した塗料はウレタン塗料やシリコン塗料にもありますが、同じ遮熱・断熱性塗料でもフッ素系塗料が一番耐久性に優れています。
親水性

親水性とは水と密着する性質のことです。
親水性が高いと塗装表面に水が密着しやすく、屋根や外壁に汚れが付着しても水が接着面に入り込んで、雨とともに自然に洗い流せる作用が期待できます。
汚れがつきにくいため「低汚染性」「耐汚染性」とも言われていますが、最近はさらに技術が進み「超低汚染性」などと呼ばれたりします。
フッ素塗料はこの親水性が高く汚れがつきにくいので、塗装後も面倒なメンテナンスの手間なく長く美しい状態が保てるのです。
防藻性と防カビ性
フッ素塗料は、防藻性や防カビ性にも優れています。
外壁は雨にさらされるため、湿気がこもりやすい場所や日当たりの悪い環境ではカビや藻が繁殖しやすいです。
フッ素塗料は藻やカビの繁殖を抑えるので、長期にわたって外壁や屋根の美しさをキープすることができるでしょう。
外壁に藻やカビが発生すると、見た目が悪いだけでなく、建物の腐食や劣化を促進する原因にもなりかねません。
フッ素塗料は、藻やカビの発生を抑制することで、建物の寿命を延ばす効果も期待できます。
また、先ほど述べたようにフッ素塗料には親水性もあるため、発生したばかりのカビや藻であれば水洗いで簡単に落とすことができますよ。
耐摩耗性
フッ素塗料の塗膜は、非常に硬く、摩擦や衝撃に強い性質を持っています。
そのため、外壁が擦れたり傷ついたりしても摩耗しにくく、光沢があまり損なわれません。
一般的にシリコン塗料の光沢度は、8〜10年ほどで20%減少すると言われています。
フッ素塗料は、塗膜の光沢度が20年経過してもわずか10%しか減少しないという優れた光沢保持力があり、いつまでも艶やかな塗装面が維持できます。
耐薬品性
フッ素塗料は薬品に対する抵抗力が高い、つまり耐薬品性にも優れています。
近年、環境問題が深刻化し、酸性雨や大気に含まれるさまざまな化学的な物質などの影響も懸念されています。
フッ素塗料は強い耐薬品性を備えているため、これらによるダメージを抑えて建物を守り、長く美しい状態を維持することが可能です。
フッ素塗料のメリット

耐用年数が長い
常に太陽光や雨風などの外的要因にさらされる外壁は、耐用年数が長いほどメンテナンス回数を減らすことができます。
先述の「フッ素塗料の優れた特徴」で解説した通り、フッ素塗料は耐用年数の長い塗料です。
外壁塗料の一般的なフッ素塗料であれば、15〜20年の間はしっかりと建物の外壁を保護してくれます。
最も長持ちするとされている無機塗料に比べると若干見劣りしますが、その他の塗料は短いもので耐用年数5年程度のものもありますので、20年というのはかなり長い耐用年数と言えるでしょう。
耐用年数はあくまで目安ですが、フッ素塗料の販売が開始されてから既に20年以上経過していることから、実際の耐久性についても信頼できますね。
フッ素塗料で一度塗り替えれば長く保ち、頻繁に塗り替える手間がなくなります。 メンテナンスコストを削減できる
耐用年数が短い塗料は、施工費用は安いものの、数年でメンテナンスを行わなければならない可能性があります。
メンテナンスは、塗料代だけでなく足場代や高圧洗浄、廃棄物の処理費用などの諸経費も必要になります。
頻繁に塗り替えをすることになると、一回あたりの費用は安くても、中長期的に見ればランニングコストがかさんでしまうのです。
フッ素塗料は高価ではありますが、15年程度メンテナンスフリーとなるため、メンナンスのトータルコストを抑えられるのがメリットです。
メンテナンス回数を減らすことで、大きな節約につながることが多いですよ。
美しいツヤが長持ちする
フッ素塗料は光沢がある仕上がりで美しく、ツヤがあるので外観が新築のようにきれいに見えます。
親水性による自然な洗浄作用で汚れが付きにくく、長くツヤやかな美しさを保ってくれるため、経年で汚く見えることもほとんどありません。
見た目のきれいな家は、住んでいて気持ちが明るくなることでしょう。
フッ素塗料のデメリット

費用が他塗料と比較しても高い
何度かお話しましたが、フッ素塗料は高性能で耐用年数が長い反面、価格が高いことが難点です。
1㎡あたりの費用相場は、ウレタン塗料が2,000円程度、シリコン塗料が3000円程度であることに対し、フッ素塗料は4200円程度となっています。
トータルコストから見れば高くなくとも、1回ごとの施工費用が高くなるため、まとまった工費の負担が大変という家庭も多いでしょう。
ツヤなしを選べない
フッ素塗料は親水性に優れているため、光沢が出るのが特徴となる塗料でもあります。
ツヤ感はどうしても消すことができないのため、ツヤなしの製品がありません。
一般的には人気のあるツヤですが、安っぽい感じがするとして、あまり好まない人もいるでしょう。
また、和風の建築物だと「つや有り」は相性が悪い場合もあります。
ツヤが周辺環境と調和しにくい場合や、マットな仕上がりをご希望の方には向かない塗料です。
塗膜が固く、ひび割れやすい
フッ素塗料の塗膜は固く弾力性がないので、地震などで外壁にヒビが入るなどした場合、塗膜も同時にヒビ割れてしまうおそれがあります。
特にひび割れが起こりやすいモルタル外壁とは相性はあまりよくありません。
日本は地震の多い国で、震度1〜2程度の地震であれば頻発しています。
地震が発生すると住宅にも細かな揺れが生じることになりますが、フッ素塗料の塗膜はこの揺れに順応することができず、外壁にヒビが入らなかったとしても、塗膜が割れて外壁の表面にヘアークラックが発生してしまうこともあります
ヘアークラックは軽微なひび割れなので、一般的なクラックほど重大な劣化ではないため緊急性が高いわけではありませんが、それでも塗料の劣化を早めてしまう可能性はありますし、何より見た目がよくありません。
最近は柔軟性の高いフッ素塗料も出てきているので、外壁のヘアクラックを防ぎたい場合は、そういった柔軟性の高いフッ素塗料を用いるなどの対応が必要になります。
再塗装が難しい
フッ素塗料の塗膜は、「固くて親水性が高い」ため、耐用年数が長く汚れにくい特徴がありますが、これは再塗装の際に塗料が密着しづらくなるというデメリットにもなっています。
そのため、フッ素塗料で外壁塗装を施した外壁を再塗装する場合は、塗料の密着性を高める特殊な下塗り塗料を選ばなければなりません。
他の塗料に比べて施工の難易度が高くなるため、塗装業者にはフッ素塗料を正しく施工するための知識とスキルが求められます。
フッ素塗料は、こんな方にオススメ!

メンテナンスの手間を減らしたい方
フッ素塗料は、親水性と防カビ・防藻性があるため、外壁の汚れを洗い流す手間を減らせます。
耐久性も高いため、長期間にわたってメンテナンスの手間を軽減することができます。
何度も塗り替えをする手間や費用を考えると、フッ素塗料は、長期的に見てコストパフォーマンスに優れた選択肢と言えます。
トータルコストを節約したい方
フッ素塗料は長期的な外壁リフォーム工事の回数を減らせます。
中長期的にみてメンテナンスのトータルコストを抑えたい方におすすめです。
初期費用はかかっても、将来かかる塗装費用の合計金額を抑えられるでしょう。
頻繁に塗り替える必要がないため、足場を組んだり、職人が出入りしたりといった手間を頻繁に行いたくない方にも選ばれています。
ツヤのある仕上がりが好きな方
フッ素塗料はつややかな光沢が出ますので、建物をより高級感あふれる印象にする効果があります。
新築のような輝きを取り戻したい方や、ツヤのある仕上がりをご希望の方におすすめです。
また、フッ素塗料は汚れがつきにくいため、光沢を長く維持することができます。
大きい家にお住まいの方
外壁塗装や屋根塗装は塗料の種類と塗装する面積によって、費用が決まってきます。
塗る面積が大きい広い住宅の場合、費用もかさむうえ、施工期間も長くなるなど手間もかかります。
頻繁に塗り替えが必要となる安い塗料を使うより、耐久性に優れたフッ素塗料で塗ることで、頻繁に大規模塗装工事を行う負担を抑えることが可能です。
初期費用は高くなりますが、長い目で見れば、大きな家を建てる人にとってフッ素塗料は経済的な選択肢と言えます。
フッ素塗料は家全体ではなく、部分塗装もオススメ

屋根
フッ素塗料のメリットに魅力を感じても、住宅全体にフッ素塗料を塗布するには費用面で難しいという方なら、屋根塗装のみに使うのもおすすめです。
屋根は風雨や紫外線の影響を直接受けるので、外壁に比べてもダメージを受けやすい部分です。
雨漏りのリスクを防いでお住まいの寿命を維持するうえでも、予算に合わせ屋根塗装だけにフッ素塗料を用いる選択もあります。
また、フッ素塗料の耐用年数は屋根塗装でも12年~15年ですので、頻繁に替える必要はないため、長期的に見ると安くなる可能性があるのです。
屋根は外壁よりも劣化スピードが早いため、耐用年数が高いフッ素塗料を塗布しておくことで全体の耐用年数をある程度統一することができ、次のメンテナンス時期を合わせることができるでしょう。
雨樋・破風・幕板・軒天などの付帯部分
外壁塗装や屋根塗装のご予算が見合わない場合は、部分的にフッ素塗料を塗布するという方法もあります。
ダメージを受けやすい雨樋・破風・幕板・軒天など付帯部分のみをフッ素塗料で仕上げることで、コストを抑えながらお住まいを守る方法です。
劣化しやすい部分にフッ素塗料を使用しておくだけでも、メンテナンス回数を減らすことができます。
まとめ

フッ素塗料は高品質で耐用年数が長いというメリットが高い反面、初期費用が高くなる点がデメリットです。
親水性による自浄作用が期待でき、メンテナンスもフリーで長く美しい輝きが持続できる一方で、ツヤを好まない方のニーズにはそぐわない側面もございます。
浜松市で輝きのある外壁塗装や屋根塗装をご希望で、長く美しい状態を保ちたい方、中長期的に見てメンテナンスのトータルコストを抑えたい方におすすめです。
塗装面積が広く大掛かりな塗装工事が必要となる、大きな住宅にお住いの方には、頻繁な大工事の手間が省けるのでおすすめできます。
費用面が気になる方は、より高い耐久性が求められる屋根塗装のみに施工する、ダメージを受けやすい雨樋・派風・幕板・軒天などの付帯部分だけに施工する方法もございます。
お住まいの状態や環境、お悩みやご希望、ご予算などに合わせて、最適な塗料と施工のご提案をさせていただきますので、外壁塗装は浜松市のマルスギまでお気軽にお問い合わせください。
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