シリコン塗料とは?特徴とメリット・デメリットについて紹介
シリコン塗料は現在、外壁塗装のスタンダードとなっている塗料です。
もっとも、メーカーによっても性能が異なるほか、同じメーカーでもグレードや品質が異なる塗料がラインナップされています。
シリコン塗料の基本的性質と特徴、種類の違いを知り、解決したい問題や希望、予算に合った満足できる塗料選びにお役立てください。
シリコン塗料とは?
シリコン樹脂を主成分にした塗料で、現在では外壁塗装のスタンダード塗料になっています。
従来のスタンダード塗料であったウレタン塗料に比べると耐久性が高く、防汚性や防カビ性にも優れています。
光沢があり、高級感ある仕上がりになるのも特徴です。
性能と価格のバランスに優れた、コストパフォーマンスの良い塗料として近年人気を集めている塗料です。
他の塗料との違いとは?
耐熱性に優れているので、近年の猛暑や万が一の火災による隣家からの熱風などにも耐え、損害を最小限に抑えることが期待できます。
耐水性に優れており、雨による劣化や湿気による外壁への影響を食い止めてくれます。
耐候性に優れているため、近年増えている強風や台風に耐え、酸性雨などの環境被害からも保護してくれるのがメリットです。
塗料選びに迷ったらシリコン塗料を選べば失敗は少ない
シリコン塗料の耐用年数は外壁塗装で約10年~15年、屋根で約8年~13年と長く、防汚性も高いため、長く美しい状態をキープできます。
塗り替えの頻度を抑えることができるため、コストパフォーマンスにも優れているので、迷った際には現在のスタンダードであるシリコン塗料がおすすめです。
塗料を選ぶポイント
シリコン塗料を選ぶ際に重要なポイントは業者からの提案に対して、使用方法の違い、臭いや耐久性の違い、シリコン樹脂の含有率による性能の違いなどをよく確認したうえで、予算に応じたグレードや性質、用法のものを選ぶことが大切です。
1液型と2液型
1つの缶の液体だけで塗料として使える1液型と、2つの異なる液体を混ぜ合わせて塗料として使う2液型があります。
1液型は安価ですぐに使えるため作業効率が良いですが、耐久性が低いのが難点です。
2液型は2種類必要なので費用が高くなり、混ぜ合わせる手間がかかる分、作業効率が悪くなります。
一方で、耐久性は高まります。
水性と油性
水で顔料や樹脂を溶かした形状のものが水性塗料、シンナーなどの化学的な溶剤で溶かしてあるものが油性塗料です。
水性塗料は安価で臭いが気にならず、伸びが良いので作業効率に優れていますが、やや耐久性に劣ります。
油性塗料は高価で独特の刺激臭があるのがデメリットです。
油分が多いので伸びが悪く、作業性が低いですが、耐久性は高いです。
もっとも、近年では水性塗料の耐久性も油性塗料並みのグレードを誇る塗料が開発されています。
そのため、臭いが少なく塗りやすい耐久性が高まった水性塗料が選ばれるケースが増えました。
シリコン樹脂の含有率
同じシリコン塗料でも、メーカーのラインナップやグレードにより、シリコン樹脂の含有率は異なるので注意しなくてはなりません。
シリコン樹脂の含有率が高いほど耐久性や防汚性能が高くなる一方、含有率が低いほど性能は劣ります。
市販のシリコン塗料でも、含有率の低い製品では20%以下、高いものでは45%~65%と大きな開きがあるため注意しましょう。
まとめ
シリコン塗料は耐久性に優れ、防汚性や防カビ性に優れるほか、ほかの塗料と比べても高い耐熱性、耐水性、耐候性を発揮できる塗料です。
長く美しい状態をキープできるので塗り替えるスパンを長くでき、コストパフォーマンスにも優れています。
もっとも、1液型と2液型、水性と油性、シリコン含有率の違いで、価格や性能、作業効率にも違いが生じます。
特にシリコン含有率はシリコン塗料の品質に大きな影響を与えるため、シリコン含有率45%~65%の塗料を選ぶようにするのがおすすめです。
塗料の特性をしっかりと理解して、納得のいく塗料選びをすることが大切です。外壁塗装でお悩みの際は、浜松市の丸杉塗装にお気軽にご相談ください!