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サイディング外壁のメンテナンス方法

サイディング外壁はメンテナンスフリー?

目次

1. サイディングのメンテナンス時期

 1-1 窯業系(ようぎょうけい)サイディングのメンテナンス時期

 1-2 金属系サイディングのメンテナンス時期

 1-3 樹脂系サイディングのメンテナンス時期

 1-4 木質系サイディングのメンテナンス時期

 1-5 塗料によるメンテナンス時期の違い

2. メンテナンスを行わなかった場合のリスク

 2-1 外壁内部の腐食

 2-2 雨漏り

 2-3 シロアリの発生

 2-4 サイディング外壁の破損

3. サイディングの劣化症状

 3-1 シーリング材の破損や劣化

 3-2 チョーキング現象

 3-3 反り・浮き・ヒビ割れ

 3-4 カビ・汚れ・変色

4. サイディング外壁の点検方法

 4-1 目視による点検

 4-2 打診での点検

 4-3 計測器具を使った点検

 4-4 専門業者による点検

5. サイディングのメンテナンス方法

 5-1 塗装

 5-2 補修

 5-3 重ね張り工事(カバー工法)

 5-4 張り替え工事

6. サイディングのセルフメンテナンス

 6-1 窯業系サイディングのセルフメンテナンス方法

 6-2 金属系サイディングのセルフメンテナンス方法

 6-3 樹脂系サイディングのセルフメンテナンス方法

 6-4 木質系サイディングのセルフメンテナンス方法

 6-5 セルフメンテナンスの注意点

7. 最後に

サイディング外壁は「メンテナンスフリー」と言われることがあるようですが、実際には定期的なケアが必要です。
確かに、サイディング外壁は耐久性や性能が高いので、ほかの外壁材に比べてメンテナンスの手間が少なくて済みます。しかし、どのような外壁でも紫外線や風雨などの自然現象によってダメージを受けて、段々と劣化していきます。
そのため、サイディング外壁も定期的なメンテナンスは欠かせないのです。
 

サイディングのメンテナンス時期

サイディングには主に4種類があり、それぞれ素材が異なるため、耐久性に違いがあります。
各素材ごとのメンテナンス時期をまとめました。
メンテナンス時期 耐用年数
窯業系サイディング 7~10年 40年
金属系サイディング 10~15年 40年
樹脂系サイディング 10~20年
(シーリング材を使用している場合)
25~30年
木質系サイディング10年程度15~40年

窯業系(ようぎょうけい)サイディングのメンテナンス時期

窯業系サイディングは、セメントや繊維質などを主原料とした、現在日本で最も普及しているタイプのサイディングです。
豊富なデザインから選べるので、自分好みの外壁に仕上げることができるでしょう。
しかし、セメントには吸水性がないため、塗膜が劣化すると雨が染み込みやすいのです。

窯業系サイディング自体の耐用年数は30~40年程度ありますが、サイディング同士をつなぐシーリング剤の劣化が現れてくるので、7~10年周期でメンテナンスを行うのがおすすめです。
窯業系サイディング

金属系サイディングのメンテナンス時期

アルミニウム合金やガルバリウム鋼板などの金属を成形・加工し、断熱材で裏打ちしたものが金属系サイディングです。
窯業系サイディングの次に人気のあるサイディングのひとつで、金属の質感を活かしたスタイリッシュな見た目が魅力的な外壁です。

金属系サイディングはひび割れや水の染み込みの心配が基本的にないため耐久性が高く、窯業系サイディングに比べるとメンテナンス周期は長くなります。10年~15年でメンテナンスを行うとよいでしょう。
ただし、金属特有のサビが発生する可能性があるため、注意が必要です。

樹脂系サイディングのメンテナンス時期

塩化ビニル樹脂を主原料にした樹脂系サイディングは、日本ではあまり普及していませんが、 アメリカやカナダで主流のサイディングです。色あせや変色しにくく凍害に強いという特徴があります。
また、樹脂系サイディングは顔料が素材自体に練り込まれており、塗装によるメンテナンスは不要です。
ただし、目地にシーリングが使用されている場合は、おおよそ10年に1度はメンテナンスが必要となります。

樹脂系サイディングは優れた耐久性がありますが、紫外線に弱いため、より長持ちさせるには紫外線を遮る塗料を塗るなどの対策をすると良いでしょう。

木質系サイディングのメンテナンス時期

木質系サイディングは、天然木・合板などの木材を主材とするサイディングです。
木の温もりを感じられるデザインで、断熱性に優れ、環境にも優しい素材です。
しかし木質系サイディングは湿気に弱いため、ほかのタイプ比べると早い時期でのメンテナンスが必要となります。 

メンテナンスの目安は10年程度ですが、状態によっては早めのメンテナンスが必要です。
木質系のサイディングは、少し早いと思うくらいのタイミングでメンテナンスするほうがよいでしょう。

塗料によるメンテナンス時期の違い

サイディング自体の寿命やメンテナンス周期の他にも、使用している塗料によっても耐用年数が変わってくるので、注意が必要です。
塗料にはさまざまな種類やメーカーの商品があります。少し前までは、耐用年数が10年ほどの塗料が一般的でしたが、今は20~25年といった耐用年数のある塗料も出ていて人気が上がってきています。
また、耐用年数は環境によっても大きく変わってきます。

使用しているサイディングに関わらず、10年に1度は点検してみると安心でしょう。
 

メンテナンスを行わなかった場合のリスク

サイディング外壁のメンテナンスを行わないと、様々なリスクが発生する可能性があります。
リスクの内容を見ていきましょう。

外壁内部の腐食

サイディング外壁の破損や劣化を放置すると、そこから外壁内部に雨水が入り込み、住宅内部の木材や金属部分が腐食してしまいます。
住宅内部にまで被害が及ぶと、外壁補修だけではもうどうにもならず、大掛かりなリフォーム工事が必要となります。
また、腐食が起こると最悪の場合は、建物の倒壊にも繋がりかねません。

雨漏り

サイディング外壁の反りや、コーキングの破損・劣化などをそのままにしておくと、雨水が浸入して雨漏りが発生する危険があります。
雨漏りは塗装では直すことができませんので、雨漏り箇所に塗装をする場合は、塗装前に雨漏り部分の修繕が必要になってきます。

シロアリの発生

サイディング外壁が破損して雨漏りが発生すると、住宅内部の湿気が多くなりシロアリが好む環境になります。
シロアリが住宅内に巣をつくると、増殖して被害がどんどん拡大してしまいます。
そうなってしまうと、大掛かりな改修工事が必要となるでしょう。

サイディング外壁の破損

メンテナンスをせずにいた場合、サイディング外壁の劣化が進み破損してしまうことになります。
サイディング外壁の破損は雨漏りや住宅内部の腐食など、さまざまな被害につながります。
大きな被害が発生する前に、破損箇所があれば早めにメンテナンスをしましょう。
 

サイディングの劣化症状

では、注意するべきサイディングの劣化症状とはどんなものでしょう。
サイディング外壁に以下のような劣化症状があらわれたら、メンテナンスを行うタイミングです。

シーリング材の破損や劣化

サイディング外壁同士の継ぎ目(目地)にシーリング材という充填材が使われています。
コーキング材と呼ばれることもあります。
サイディング外壁同士をピッタリくっつけてしまうと、気温変化などによって膨張したサイディングが互いにぶつかり傷つけあってしまうため、緩衝材的な役割として、シーリング材を注入するのです。また、住宅が横揺れした際も外壁のずれや破損などを防ぎやすくなります。

このシーリング部分が破損したり、紫外線などで劣化したりすると外壁の継ぎ目に隙間ができるため、雨漏りの原因になります。
シーリング材の寿命は5〜10年のものが多いです。
サイディング自体を長持ちさせるためにも、シーリングの定期的な打ち替え・打ち増しが必要です。

チョーキング現象

チョーキング現象とは、塗料に含まれている顔料が紫外線や風雨の刺激によって劣化して、粉状となり浮き出てくる現象です。触るとチョークの粉のような物が手につき、白くなります。
「白亜化現象」「粉が吹く」といわれることもあります。
チョーキングは経年劣化したらほとんどの塗料で発生すると考えてよいでしょう。

チョーキング現象が起きたら、塗り替えによるメンテナンスが必要な時期です。
緊急性は低いですが、放置すると塗膜が剝がれてしまい、外壁の防水性を低下させてしまう前に、メンテナンスを検討しなければなりません。

反り・浮き・ヒビ割れ

サイディングは表面を塗装することによって防水性を維持しています。
しかし、経年劣化によって塗膜の防水性が低下して、外壁材に雨水が染み込むことでこれらの症状が発生します。一般的に、乾燥と収縮による外壁材の反りは外側に向いて起こります。

特にヒビ割れは、シロアリの発生・雨漏り・柱の腐食などさまざまな被害につながり、家全体に大きなダメージを与える可能性が高いため、注意が必要です。
反りや浮きの段階で早めに対応しておくことをおすすめします。

カビ・汚れ・変色

カビは湿気、変色は紫外線が原因で発生することが多いです。
特に、カビは水分を保持しているので、発生してしまうと外壁が常に湿った状態となります。
そのまま放置しておくと、外壁の防水性が低下したり、腐食したりする原因となるのです。
また、カビによってアレルギーが発症する可能性もあり、住宅の美観を損ねることにもなってしまいます。

カビや汚れによる変色ならば基本的に洗浄するだけで済みますが、サイディング自体の色が変色していたら注意が必要です。
もし洗浄しても変色が元に戻らない場合は、塗装などのメンテナンスを検討しましょう。
 

サイディング外壁の点検方法

外壁の点検は、建物を美しく保ち、劣化やダメージを未然に防ぐためにとても有効です。さらに、外壁の損傷は、見た目だけでなく、構造上の大きな問題を引き起こすこともあるので、定期的な点検が重要になってきます。

目視による点検

外壁の点検はまず目で見て劣化症状が出ていないかをチェックします。
ひび割れ、剥がれ、変色などがないかを確認してください。高い位置を点検する際は、脚立を誰かに支えてもらうなど、注意して行ってください。

打診での点検

ハンマーなどを用いて、外壁に軽くたたいて音を確認します。
他と違う音や、明らかに異常な音がした場合、中のコンクリートや鉄筋に問題がある可能性があるので、早めに専門業者に相談しましょう。

計測器具を使った点検

ひび割れ(クラック)を測定できる専用の計測器具を使用して、クラックの幅や深さを正確に測定します。
クラックの大きさによって、メンテナンス方法は変わってきます。
特に、「構造クラック」といわれる、幅0.3ミリ以上、深さ4ミリ以上の大きなひび割れがあるときは、早急な補修が必要になります。

◆計測器具◆
・クラックスケール
 ひび割れの幅を測るもので、0.05㎜きざみに0.05㎜~2㎜程度の太さの直線が表示されているものが主流です。
・クラック針ゲージペン
 ひび割れにゲージ針を差込みクラック幅を確認する器具です。

専門業者による点検

専門業者は、専門の知識と最新の設備、技術を用いて詳細な調査を行うことができます。
外壁診断のプロフェッショナルに依頼すると安心です
また、点検した箇所は、写真に撮って記録しておくと、次回の点検時の参考になるのでおすすめです。

大切な我が家を守るために、外壁の劣化やダメージを早期に発見し、必要に応じて修復作業を行うことが重要です。
定期的な点検により、外壁を長持ちさせ、建物をしっかりと守っていきましょう。
 

サイディングのメンテナンス方法

塗装

塗装は色合いやデザインに目が行きがちですが、最も重要な役割は「風雨や紫外線などからサイディングを保護すること」です。
塗装が剥がれてしまうと、そこからサイディング自体が劣化していく可能性が高いです。
塗膜の劣化が確認されたら、塗装によるメンテナンスで、塗膜を復活させましょう。

補修

塗装だけでは直しきれない部分は、以下のような塗装以外のメンテナンスが必要になってきます。

・シーリングの打ち替え・増し打ち
サイディング外壁同士の隙間に詰められているシーリングが劣化したり、破損したりしていた場合は補修が必要です。
 打ち替え・・・既存のコーキングをすべて取り除いて、新たに施工し直します。
 増し打ち・・・既存のコーキングの上からシーリング材を充填する補修方法です。

・「構造クラック」の補修
大きなひび割れの構造クラックは、表面だけでなく外壁材自体にダメージがある状態なので、早急な補修が必要です。 
具体的には、構造クラックの周囲をカットしてプライマーを塗布した後、シーリング材を充填していきます。周囲をカットするのは、クラック内部の表面を均一にして、プライマーやシーリング材を密着しやすくするためです。

重ね張り工事(カバー工法)

サイディングの劣化が酷い、またはサイディング自体の寿命が来ているなどの場合は、塗装や補修だけでは対処しきれません。
そこで、新しいサイディングを張る方法があります。

重ね張り工事は、既存のサイディングをそのまま残し、その上に新しいサイディングを重ねる施工方法です。
重量が軽い金属系サイディングが新しいサイディングとして使われることが多いです。
張り替え工事と比べると、既存のサイディングの撤去が不要なので、費用や工期を抑えることができます。

張り替え工事

サイディングの状態が悪く、さらに外壁の内側にある下地や構造材まで劣化している場合は、サイディングを張り替える方法があります。

張り替え工事は既存のサイディング撤去し新しいサイディングに取り替える工事です。
この方法は、サイディングが新しくなるだけでなくサイディングの内側もメンテナンスできるので、雨漏りや耐震性などの問題を根本から解決することができます。
費用や工期はかかってしまいますが、外壁の劣化がひどい場合などにおすすめです。

 

サイディングのセルフメンテナンス

サイディングのメンテナンスは専門業者に依頼することが多いですが、基本的な清掃や小さな修理などは自分で行うことができますよ。
次は、自分でできるサイディングのセルフメンテナンス方法を紹介します。

窯業系サイディングのセルフメンテナンス方法

窯業系サイディングのお手入れは、塗膜面に傷を付けないように行う必要があります。
ホースや雑巾を使って優しく水洗いをしましょう。
汚れが落ちにくい場合は、やわらかいブラシや中性洗剤を使用して汚れを落とします。
洗剤を使った場合は、しっかりと水洗いをして、洗剤を洗い流してください。

藻やカビの色素がついてしまった場合は漂白作用のある薬剤を使って落とせますが、窯業系サイディング自体を傷めてしまう危険もあります。薬剤を使用する際は、必ず使用前に目立たないところで1度試してから使うようにし、薬剤はしっかりと洗い流しましょう。

金属系サイディングのセルフメンテナンス方法

金属系サイディングは長期間、汚染物質が付着した状態のままだと「表面塗膜の耐久性の低下」「サビ」などを引き起こす可能性があります。
そこで、汚染物質を取り除くために、金属系サイディング外壁の表面を定期的に水洗いを行うのが効果的です。

金属系サイディングの水洗いは、やわらかい布やスポンジを使って行い、汚れが落ちにくい場合は、薄めた中性洗剤を使って洗浄しましょう。
洗浄後は十分に水洗いをしてから、乾いた布で水分を拭き取ります。

樹脂系サイディングのセルフメンテナンス方法

樹脂系サイディングのお手入れは、ホースの水で埃や泥を洗い流します。ブラシやスポンジを使うとさらにきれいに洗浄ができますよ。
もし汚れがひどく、落ちにくい場合は、水で薄めた中性洗剤を使っても大丈夫です。
酸性洗剤やアルカリ性洗剤、有機溶剤はサイディングの変色につながる可能性があるので、使用しないでください。

木質系サイディングのセルフメンテナンス方法

木質系サイディングのボード表面の塗料も、汚れなどにより塗膜が劣化していきます。
塗膜の劣化によってカビの浸食や雨漏りなどが起こり、内部の損傷につながる可能性があります。

木質系サイディングをお手入れする際には、水に弱いため高圧洗浄は実施せず、薬品を使用して汚れを落とします。
その後、サンドペーパーなどを使って表面を磨いて、古い塗膜や汚れを落としていきます。
きれいにしたら、専用の防水材を塗布しましょう。

セルフメンテナンスの注意点

サイディングのセルフメンテナンスを行う場合は、適切な工具と材料、そして作業の方法を理解する必要があります。間違った方法で行うとサイディングを傷つけてしまうこともあるため、少しでも不安がある場合は専門業者に相談したほうが良いでしょう。

清掃や簡単な補修などは自身で行い、専門的な知識と技術が必要な作業は専門業者に依頼するなど、うまく使い分けてメンテナンスをすることをおすすめします。
定期的なメンテナンスを行って、サイディングの寿命を延ばし、より長く美しい外観を保ちましょう。
 

最後に

サイディングの種類によってそのメンテナンス時期は異なります。
劣化の症状に合わせた、必要なメンテナンスを行いましょう。

そして、サイディング外壁の適切なメンテナンスを行うには、まず日頃の点検やチェックが大切です。
日々チェックを行うことで、サイディングの異変に気付きやすくなります。

しかし、専門的な知識がないとサイディングの劣化症状に対してどのメンテナンス方法が適切なのかを、判断するのは困難です。異変に気付いたときは、専門業者に、現地調査を依頼することをおすすめします。

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