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外壁のひび割れの原因と種類と対策

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外壁にひび割れを見つけたらどうする?

ひび割れ
ふとご自宅の外壁を見たとき、ひび割れを見つけてしまったら。
 これは補修した方かいいの?
 放っておいても大丈夫なの?
そう迷われる方が多いと思います。

結論から言うと、
ひび割れの幅が0.3mm未満であれば問題はなく、早急な対応も必要ありません。また、軽度なひび割れですのでご自身で補修をすることが可能です。
ひび割れが2階以上の高い所にある場合や、幅が1mm以上のものに関しては業者に依頼をしましょう。

しかし、小さなひび割れは問題ないとはいえ、放っておけばやがて大きなトラブルに発展します。
今回は、ひび割れの種類や原因、対策。それに伴うリスクと補修方法などについてご説明していきます。

どうぞ、最後まで目を通していただき、ひび割れに関する疑問を解決していってください!

目次

1. ひび割れの種類

 1-1 ヘアークラック

 1-2 構造クラック

 1-3 開口クラック

 1-4 乾燥クラック

2. ひび割れが発生する原因

 2-1 外壁の経年劣化

 2-2 外壁塗装工事の施工不良

 2-3 想定以上の地震や強風による揺れ

 2-4 乗り物による振動

 2-5 建物の構造や地盤の問題

3. 外壁材種類別ひび割れの特徴

 3-1 モルタル

 3-2 サイディング

 3-3 タイル

 3-4 コンクリート

4. ひび割れの原因は1つだけとは限らない

5. ひび割れがもたらすリスク

 5-1 雨漏り

 5-2 外壁内部の腐食

 5-3 カビの発生

 5-4 シロアリの発生

 5-5 美観の低下

6. 外壁のひび割れを放置し続けるとどうなる?

 6-1 外壁がはがれる

 6-2 構造体の劣化

 6-3 爆裂現象

7. 外壁のひび割れ対策法

 7-1 幅0.3mm以下

 7-2 幅0.3mm~1mm

 7-3 幅1mm以上

 7-4 幅3mm以上

8. 外壁のひび割れを自分で補修する

 8-1 自分でひび割れを補修する場合の手順

9. 外壁のひび割れ補修の方法と費用相場

 9-1 シール充填工法

 9-2 カットシール工法(Vカット・Uカット)

 9-3 樹脂注入工法

10. ヘアークラックなら外壁塗装で対応可能

11. ひび割れの発生を防ぐ方法

 11-1 定期的なメンテナンス

 11-2 技術力ある業者に塗装を依頼する

12. まとめ

13. ひび割れの点検・外壁塗装工事は浜松市のマルスギにおまかせください

 

ひび割れの種類

ひび割れといっても塗膜に発生するものや、外壁本体に発生するひび割れなどいろいろな種類があります。
それぞれの特徴をご紹介します。

ヘアークラック

ヘアークラック
外壁の表面は乾燥した塗料により、塗膜と呼ばれる薄い保護膜で覆われて保護されています。
この塗膜がひび割れてしまった状態のことを「ヘアークラック」と呼んでいます。

「ヘアークラック」とは、ヘアー(髪の毛)ほどの細いクラック(ひび割れ)という意味で、ひび割れの幅が0.3mm以下、深さが4mm以下の微細なひび割れを指します。
種類を問わず様々な外壁材に発生しやすいひび割れの症状で、柱などの構造材やコンクリート内部の鉄筋の錆にもすぐには影響しません。
そのため緊急性は低く、慌てて補修を行う必要のないひび割れです。

主な発生原因は検年劣化によるものですが、施工不良によるものも考えられます。

構造クラック

構造クラック
構造に影響を及ぼす可能性の高い深刻なひび割れ(幅0.3mm以上、深さ5mm以上のひび割れ)は「構造クラック」と呼ばれます。これは塗膜表面に起こるものとは違い、外壁の内部にまでひび割れが到達してしまった状態を指しています。

構造クラックは、内部から外壁材そのものが割れている可能性が高く、発生原因が建物の構造自体に起きているケースが多いため、ヘアークラックと比較しても緊急性の高い状態です。
放置すると建物自体の強度の低下や雨水の浸入による外壁の劣化、腐食といったリスクがあります。

構造クラックを発見した場合、速やかに専門業者に点検・メンテナンスを依頼しましょう。
場合によっては、建物の強度計算と施工時の工法の確認が必要となります。

原因としては微細なクラックだったものが構造クラックへと進行したり、地震や地盤の動きといった外的要因などが挙げられます。

開口クラック

開口クラック
「開口クラック」はその名の通り、窓や扉などの開口部周辺に発生するひび割れ(クラック)で、開口端部から斜め方向にひび割れが入るのが特徴です。
これは、開口部は上下左右に力がかかりやすい場所のため、建物が受ける揺れやゆがみで外壁がずれてしまい発生します。起こります。完全に原因を取り除くのは難しいひび割れと言えます。


開口クラックは雨水が通りやすい場所に発生します。
放置するとひび割れから外壁内部に水が染み込み、窓枠からの雨漏りの原因となってしまうので、早急な対応が必要になります。
開口部の造りによって対処方が異なりますので、発見したら早めに業者に相談しましょう。

乾燥クラック

乾燥クラック
外壁材が乾燥する際の収縮によって発生するひび割れで、ひび割れの幅が極めて狭く、間近で見てようやく確認できる程度のものです。

塗料を乾燥させる過程で壁材の水分が蒸発し、乾燥と収縮を繰り返すことでひび割れが発生します。
特に、外壁材の乾燥が不十分なまま塗装をしてしまうと、後から水分の蒸発によって収縮した下地の動きに塗膜が追従できずひび割れてしまい、乾燥クラックが発生します。
ただしこれは塗膜表面のみに現れるクラックなので、完全に乾燥すればクラックが広がることはありません。

乾燥クラックは伝統的な湿式工法を用いたモルタルの外壁に多く見られます。
 

ひび割れが発生する原因

ひび割れの種類はいろいろありますので、それらの発生原因も、経年によるものや地震などの外的要因、施工不備など様々となります。

外壁の経年劣化

外壁は時間の経過とともに劣化していきます。
雨風や紫外線の影響を受けて劣化した塗膜が、素地の膨張収縮に耐えられなくなることで外壁表面にひび割れが生じてしまうのです。

外壁表面に発生しているひび割れの多くが、この経年劣化が原因となります。
外壁部におけるシーリングについても、ほとんど経年劣化が原因でひび割れが発生します。

外壁塗装工事の施工不良

塗装をしてから数ヶ月でひび割れを起こすことは、基本的にはありません。
もし外壁塗装工事をした後、数ヶ月でひび割れが発生した場合は、下記のような業者の施工不良の可能性が考えられます。

乾燥不足

一般的な外壁塗装の工程は、
『下塗り→乾燥時間→中塗り→乾燥時間→上塗り』
となり、下塗り、中塗りの後には、塗料を乾燥させるための乾燥時間を必ず取らなければなりません。

見落とされがちですが、この乾燥時間がとても重要で、下塗りと中塗りがしっかり乾燥しないまま次の工程へと進めてしまうと、ひび割れの原因となってしまうことがあります。

塗料の選択ミス

塗料を選ぶ際には、以下の2点に気をつける必要があります。

①元の外壁材(下地)と、下塗り塗料の相性
②下塗り塗料と、中塗り・上塗り塗料との相性
 (基本的には中塗りと仕上げ塗り塗料は、同じ製品の塗料を使用します。)

施工する塗装業者の知識不足で、相性を考えず塗料を選んでしまうと、塗装のひび割れや塗膜の膨れ、剥がれなどの不具合となってしまうことがあります。

想定以上の地震や強風による揺れ

地震
地震が発生した際による揺れや想定以上の強風といった外的要因により、外壁にひび割れが発生することも多々あります。
この場合は、建物そのものに負荷がかかっているため、表層の外壁塗装だけではなく、外壁材や重要な構造体にまでひび割れが生じている可能性もあります。

乗り物による振動

大きなトラックや電車などが近くを通過する際の振動でも、外壁にひび割れが発生してしまうことが稀にあります。
乗り物が移動する時には少なからず振動が発生し、これが地面を伝ってお住まいに振動を与えるのです。

特に大きな道路沿い、線路、飛行場の近くにお住まいの方は、ご自宅が頻繁に振動を受け続けているため、外壁のひび割れが発生しやすい傾向にあります。

建物の構造や地盤の問題

新築施工時に、柱や基礎にズレが生じていると、建物が傾いてしまうことがあります。
また、建物の足元である地盤が弱い箇所がある場合にも、傾いてしまう恐れがあります。
そのような原因により家がゆがみ、外壁塗装にひび割れが生じることがあります。
 

外壁材種類別ひび割れの特徴

外壁の種類によって、ひび割れの発生の仕方に特徴があります。外壁材の種類別での特徴をまとめました。

モルタル

モルタル
モルタルは乾燥や収縮に弱いため、モルタル外壁の場合は比較的ひび割れが発生しやすいです。
モルタルは防水性が低いため、雨の吸収と日光による乾燥を繰り返すことで、収縮しひび割れを起こします。
そのひび割れから再び雨水が浸入し、乾燥・収縮することで新たなひび割れを起こす・・・ということを繰り返し、ひび割れは徐々に拡大してしまいます。
さらに劣化が進むと、ひび割れだけでなく浮きやはがれを起こす場合があるので、早めに補修しなければなりません。

サイディング

サイディング
サイディング外壁は、動きを吸収するシーリング部分にひび割れが発生しやすい傾向にあります。
外壁のつなぎ目であるシーリングにひび割れが発生しても、外壁が割れているわけではないため見落とされがちです。しかし、シーリングの劣化に気付かず放置してしまうと、そこから内部へ雨水や湿気が侵入し、外壁の防水機能を低下させてしまう可能性があります。また、放置しすぎると建物の構造にまでダメージを及ぼす可能性があります。
シーリングの劣化を見つけたら、放置せずに補修することが大切です。

タイル

タイル
タイルの外壁は、つなぎ目である目地にひび割れが発生する場合が多いです。
目地がひび割れると雨水が浸入し、雨漏りが発生することがあります。樹脂で割れ目を塞ぎ、表面を整えるだけの補修で済むので、早めに手をつけておきましょう。

タイルがひび割れた場合は、落下して通行人に被害を与える恐れがあります。
また、ひび割れている部分だけでなく、その周辺のタイルも劣化が進んでいる可能性が高いため、早めのメンテナンスが必要です。

コンクリート

コンクリート
コンクリート外壁は引張力(引っ張って伸ばす力)に弱く、地震などでひび割れが発生することがあります。
コンクリート外壁は基本的にシンプルなデザインなので、ひび割れが発せしても目立ちやすく、見落とすことはほとんどないでしょう。
 

ひび割れの原因は1つだけとは限らない

様々な原因をご紹介しましたが、外壁塗装のひび割れはそれらの中の1つだけが原因で生じるとは限りません。
「経年劣化によってひび割れが生じやすくなっている時に地震が発生し、ひび割れた」
「地盤が弱い土地で大通りに面していたため、振動の影響を大きく受けた」
といった複数の原因が重なって起きることも多くあります。
 

ひび割れがもたらすリスク

雨漏り

雨漏り
外壁のひび割れている場所から雨水が浸入することがあります。最初のうちは室内への影響はありませんが、ひび割れが広がり、内部まで劣化が進行すると、室内への雨漏りが発生する場合があります。
外壁の腐食だけでなく、生活空間まで雨水が入り込んでくると大規模な修理をしなければならなくなってしまいます。

雨漏りするのは天井からと思われがちですが、劣化が進んだ外壁からも雨水が侵入する恐れがあるのです。
外壁などのひび割れから入り込んだ雨水はそのまま外壁内部を伝い、思わぬ箇所から現れる場合もあります。

雨漏りが起きてしまったら、それは外壁の劣化がかなり進んでいますので、早急に対策をする必要があります

外壁内部の腐食

外壁のひび割れを放置していると、雨水や湿気が外壁内部に入り込み、外壁材の下地部分(木部)が腐食してしまいます。
内部の腐食が拡大すると、外壁材を取り替えるなどの本格的な修繕が必要になることもあり、修繕費が高くなります。
最小限の修繕に抑え費用をかけないためには、ひび割れが小さい状態でメンテナンスしておくことが重要なのです。

カビの発生

外壁のひび割れから雨水が浸入すると、湿気により室内はカビが発生しやすい環境になります。
カビが繁殖した場所に生活していると、空気中のカビ菌を吸い込んで体内に入り込んでしまい、感染症、アレルギー、中毒などの健康被害を引き起こす可能性があります。最悪の場合、命が危険に晒されることもありますので注意が必要です。

シロアリの発生

シロアリ
ひび割れから浸入した雨水が外壁内部の構造体まで浸透すると、湿気や腐食により、家の内部でシロアリ等が発生しやすくなってしまう恐れがあります。シロアリが侵入し腐食が拡大すると、外壁材や骨組みまで劣化させてしまいます。
シロアリは見えないところで建物の弱体化を招き、建物の倒壊リスクを高めるため、絶対に発生させないほうが良いでしょう。

美観の低下

たとえ建物の耐久性に問題ないものだったとしても、外壁にひび割れがあると、建物が古びた印象になってしまい、美観を損ねてしまいます。
 

外壁のひび割れを放置し続けるとどうなる?

外壁がはがれる

外壁にひび割れが起きている部分は脆くなっています。
放置し続けると周りの塗膜が弱くなり、いつかは外壁がはがれ落ちてしまいます。

外壁は住宅を雨や紫外線から守っているので、はがれてしまってはもちろんその役目が果たすことができません。
さらに、はがれ落ちた外壁が通行人に当たったり、通行の妨げになったりする危険もあり、さまざまなトラブルに発展する恐れがあります。

構造体の劣化

木造住宅であれば外壁内部の構造体は木材が、鉄筋コンクリート造(RC造)であれば鉄筋が使用されています。
木材や鉄はどちらも水分が大敵なのです。

外壁のひび割れから侵入した雨水などにより、木材が長期間湿った状態で放置されればカビの発生や腐食は避けられず、鉄筋コンクリート造(RC造)であればサビを発生させてしまいます。
構造体が腐食、劣化することで、お住まいの耐久性がみるみる落ちていってしまうのです。

爆裂現象

外壁の爆裂現象とは、建材が破裂するように崩れる現象を指します。
外壁のひび割れから雨水が浸入すると、建材内部の鉄筋が錆び始めます。鉄筋が錆びると体積が増し、内部からの圧力が外壁にかかります。この圧力が限界に達すると、外壁が破裂し「爆裂現象」が発生するのです。

外壁の防水機能は失われ、コンクリートやモルタルがはがれ落ちたところから、さらに雨水が浸入することで劣化が進み、どんどん腐食を進めてしまいます。

爆裂現象は、見た目にも深刻なダメージを与え、建物全体の美観を損なうだけでなく、構造的な安全性にも大きな影響を及ぼします。
 

外壁のひび割れ対策法

チェック
外壁にひび割れを発見したら、まずそのひび割れの幅を測りましょう。
ひび割れの幅の広さによって、対応と補修すべきタイミングの目安になります。
ちなみに、ハガキの一枚の厚さは約0.3mmですので、目安の参考にしてください。

幅0.3mm以下

~経過観察~

ひび割れの幅が0.3mm以下であれば、建物の構造自体に直接影響を及ぼさないヘアークラックであることが考えられるため、補修の緊急性は低いです。
すぐに補修する必要はありませんが、しばらく経過観察を行い、ひび割れの進行には注意して見守りましょう。

ヘアークラックは外壁塗装で解消することができ、0.3㎜以下のひび割れは高所でなければDIYによる補修も可能です。

幅0.3mm~1mm

~相談と点検~

ひび割れの幅が0.3mmを超えてくると、構造クラックの可能性がありますので、住宅の構造に影響を及ぼす恐れがあるでしょう。できれば早めに業者に相談して必要に応じて点検を行い、ひび割れが広がるのを防ぎましょう。

これ以上ひび割れが広がり、大規模な修繕が必要になってしまう前に、先手を打って対処することをおすすめします。

幅1mm以上

~点検し補修~

ひび割れの幅が1mm以上の場合は、お住まいに深刻な劣化を招く可能性があるため、補修の必要度はかなり高いです。
見つけ次第、専門業者に点検を依頼し、必要な補修を行うようにしましょう。
点検結果によっては外壁表面のみならず、下地や構造部分についても補修が必要になる可能性があります。必ず内部構造の点検も依頼し、専門業者から意見をもらいましょう。
すでに内部に雨水が侵入している場合、速やかな補修が必要です。

幅3mm以上

~すぐに補修~

幅3mmを超えるひび割れは、すぐにでも補修が必要な状態です。
長期間放置していたひび割れであれば、雨水が相当量建物内部に侵食し、構造部分にも影響を与えている恐れがあります。今すぐ改修が必要なレベルだと言えます。
なるべく早めに業者に連絡し、点検及び補修を依頼しましょう。
内部が腐食していると大規模な修繕が必要になり、費用が高くなる可能性があるのでご注意ください。
 

外壁のひび割れを自分で補修する

シーリング材
幅0.3mm以下の小さなひび割れであれば、自分で補修することも可能です。
しかし、外壁の構造部分や下地にまで劣化が進行している場合があるため、一度は業者に点検してもらいましょう。

自分で補修する場合、きれいに仕上がるとは限りません。 また、ひび割れの原因を正しく把握しないまま補修をおこなうと、再発することも少なくありません。
費用は自分で補修するよりも大きくなりますが、適切に補修できない可能性や再発リスク、仕上がりの出来を考慮すると、業者に任せることをおすすめします。

自分でひび割れを補修する場合の手順

外壁のひび割れの補修手順をご紹介します。
ただし、幅0.3mm以上のひび割れは、原因や状態、外壁材の種類によって補修方法を変える必要がありますし、高所作業は非常に危険です。幅0.3mm以上のひび割れや、高い場所にあるひび割れの場合は、必ず業者に依頼して的確な処置をしてもらいましょう。

~外壁のひび割れの補修手順~

①.ひび割れ部分の外壁を洗浄し、汚れを落とす
②.ひび割れ部分の周辺をマスキングテープで保護する
③.ひび割れ箇所にプライマーを塗布する
④.ひび割れ部分にシーリング材を塗る
⑤.ヘラなどでシーリング材をならし、成形して乾燥させる
⑥.マスキングテープを剥がす
⑦.ひび割れ補修箇所を仕上げ塗装する
 

外壁のひび割れ補修の方法と費用相場

シール充填工法

シーリング材を使ってひび割れを埋める方法です。
ヘアークラックや比較的軽度のひび割れに対し行われます。
シーリング材にはゴムのような弾力があり、ひび割れた部分に注入することで隙間を埋めてくれる上、外壁が動いてもクッションの役目を果してくれます。密閉する力にも優れており、雨水の侵入も防いでくれるのです。

補修後はシーリング材を充填した跡が目立ちますので、外壁塗装前の下地調整として行われることが多い補修方法です。

費用

1mあたり約500〜900円。

カットシール工法(Vカット・Uカット)

カットシール工法
0.3mm以上のひび割れに対して使われる工法です。

ひび割れ部分をU字またはV字にカットし、シーリング材や樹脂を充填して補修します。
グラインダーという機械で補修箇所をカットし、幅を広げ補修箇所を整えることで、シーリング材の接着面が増し、より強固な密着となるためひび割れの再発防止が期待できます。

費用

1mあたり約1,500~2,000円。

施工手順

1.クラック部分をU字もしくはV字にカット
 電動カッターなどでひび割れに沿ってU字にひび割れ部分をカットし、た箇所を刷毛などで掃除して綺麗にする。​

2.プライマー塗布
 カットしたひび割れ部分にプライマーを塗布する。

3.シーリング材を充填
 プライマーが乾燥した後、シーリング材を充填する。

4.塗装
 最後に塗装仕上げ。補修箇所が多い場合は外壁を全塗装する場合もある。

樹脂注入工法

樹脂注入
注入器固定用の器具を亀裂部分に数ヶ所取り付け、周りをシーリングでふさいだ後、注入器を使いエポキシ樹脂を流し込込む補修方法です。
注射器のような形の器具からゴムの力でエポキシ樹脂がゆっくり充填されるので、内部の微細なひび割れにも樹脂を行き渡らせることができます。

厚みのあるコンクリート外壁や、幅1.0mm以上の大きなクラックには樹脂注入工法が有効です。

費用

1mあたり約4,000円。
 

ヘアークラックなら外壁塗装で対応可能

塗装でクラック補修
塗膜のみにひびが入った0.3mm以下のヘアークラックであれば、そのまま塗装してしまって問題ありません。
微細なクラックのため、塗装してしまえばクラックがあったことさえ分からなくなります。
 
外壁の種類にもよりますが、ひび割れが発生しやすいとされるモルタル外壁では弾性塗料の使用がオススメです。
 

ひび割れの発生を防ぐ方法

ポイント
ひび割れの最も多い原因が経年劣化によるものです。
外壁塗装の耐久性が無くなってくることで、ヘアークラックと呼ばれる小さなひび割れが入り、これがさらに進行すると、構造クラックと呼ばれる、建物自体に歪みが起きることによるひび割れが発生してしまいます。

そんな大きなひび割れを防ぐには、早めにメンテナンスを行なうことがもっとも効果的です。
定期的な点検で状態を確認し、悪い部分があればすぐに補修するようにしましょう。

定期的なメンテナンス

建物は紫外線や雨風、ホコリ、地震の揺れ、気温の変化により起こる収縮など、自然環境が発生させるダメージを毎日受けています。
そのため、外壁と外壁に施された塗装は、毎日少しずつ劣化してしまうのです。
そこで、タイミングを見計らってメンテナンスすることが重要になってきます

外壁は小さいものではないため、メンテナンスにお金がかかり、なかなか頻繁に行うということはできません。
外壁材や塗料の種類によってメンテナンス時期は変わってきますが、目安として10年で一度点検を行うと安心です。

技術力ある業者に塗装を依頼する

外壁塗装工事成功のために最も重要なことは、業者選びであるといっても過言ではありません。 
では、実際に外壁の塗装をしようと考えた場合、どのような点に注意して業者を選ぶと失敗が少ないのでしょうか。

もし、悪徳業者に引っかかってしまうと、無駄な契約を交わすことになり、本来は不要な費用を支払うことになってしまいます。また、悪徳ではないものの技術が未熟な御者を選んでしまうと、すぐに剥がれる塗装を施行されてしまう、などということにもなりかねません。

そんな危険を回避するためのポイントをいくつがご紹介します。

突然訪問してくる業者には依頼しない

優良な外壁塗装業者は基本的に訪問販売を行いません。
訪問販売を行う業者全てが悪いとは言いませんが、悪徳業者が多い傾向があります。急に訪れて訪問営業をしてくる塗装業者は避けておいた方が無難でしょう。

相見積もりを取って比較する

複数の業者から見積もり(相見積もり)をとることにより、誠実さや丁寧さなどを比べることができ、信頼できる相手か判断しやすくなります。
また、ご自身の家の状況や希望に沿って作られた見積書を数社からもらうことで、外壁塗装の「適正価格」を知ることができます。

詳細をきちんと説明できるか

優良な外壁塗装業者を見つける際には、納得いくまで説明をしてくれる会社を選びましょう。

まだまだこちらでは書ききれないほどポイントがありますので、さらに詳しく知りたい方は以下の記事もぜひご覧ください。

まとめ

まとめ
外壁のひび割れには種類があり、「ヘアークラック」「構造クラック」「開口クラック」「乾燥クラック」の4つをご紹介しました。
ひび割れの原因は、
 外壁の経年劣化
 外壁塗装工事の施工不良
 想定以上の地震や強風による揺れ
 乗り物による振動
 建物の構造や地盤の問題
などが挙げられます。

ひび割れは、あまり大したことのないように思われがちですが、放置すると雨漏りや腐食など様々な不具合が生じてきます。
さらに長い期間放置してしまうと、外壁全ての交換や、基礎などの全面的な補強工事など大規模な補修に繋がってしまう非常に危険な存在です。

ひび割れが小さいうちに点検や補修を行い、被害を最小限に抑えることが重要です。
ひび割れが気になり始めたら、信頼できる業者に一度みてもらうことをおすすめします。

また、ひび割れの大きさごとに補修のタイミングや補修方法も解説しましたので、ひび割れを見つけた際はぜひ参考にしてください。
 

ひび割れの点検・外壁塗装工事は浜松市のマルスギにおまかせください

おまかせください
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初めて外壁塗装・屋根塗装を行うという方や、業者選びで迷っている方は、まずはお気軽にお問い合わせください!!