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外壁塗装時の臭いの原因と対策

外壁塗装時の臭いってどうにかならないの?

外壁塗装時の臭いの原因と対策
外壁塗装の必要が生じている時期に来ても、施工中の臭いが気になって施工に踏み切れないという声も聞きます。
ご自身やご家族が臭いに耐えられない、ご近隣からクレームが入るのではと心配しているなど、塗装時の臭いを気にされる方は少なくありません。

ペンキ=シンナー臭のイメージがありますが、実は塗料そのものがくさいわけではありません。
塗料を溶かす溶剤にシンナーが使われると、嫌な臭いの原因になります。

この記事では、臭いの原因や臭いを抑える施工法、臭いに関するよくある質問などについてご紹介します。

目次

1. 臭いの主な原因

 1-1 「塗料=くさい」は間違い?

 1-2 油性塗料に使うシンナーの影響

2. 外壁塗装で臭いが強い期間

 2-1 下塗り専用塗料のほとんどは臭いが強くない

 2-2 臭いが気になる可能性があるのは「中塗り」「上塗り」の3日間

 2-3 臭いの強さは時間とともに弱くなる

3. 臭いを減らす具体的方法

 3-1 水性の塗料を選ぶ

 3-2 F☆☆☆☆規格の塗料を選ぶ

 3-3 換気ができるような養生をしてもらう

 3-4 外壁塗装と屋根塗装は一緒に行う

 3-5 高温多湿の時期を避ける

4. 自分でできる臭いの対策方法

 4-1 換気する

 4-2 マスクをする

 4-3 有機溶剤用の消臭スプレーを使う

 4-4 臭いの強い期間は別の場所で過ごす

5. 外壁塗装のにおいに関するよくある質問

 5-1 体調不良を起こす可能性はある?

 5-2 妊婦や胎児・幼児、ペットへの影響は?

 5-3 呼吸器系は大丈夫?

 5-4 洗濯物に臭いは付かない?

 5-5 エアコンを使用したら室内に臭いが入ってくる?

 5-6 家庭菜園などの植物は大丈夫?

6. 臭いトラブルを避ける業者選びのコツ

7. [クレーム対策] 挨拶まわりは丁寧に行う

8. まとめ

9. 外壁塗装・屋根塗装工事は浜松市のマルスギにおまかせください

 

臭いの主な原因

 

「塗料=くさい」は間違い?

塗装には臭いがつきもののイメージがあり、塗料に嫌な臭いが含まれていると思われがちです。
よくシンナーの臭いがすると言われますが、実は塗料にはシンナーは含まれていません。

油性塗料は有機溶剤を使用して希釈するのに対し、水性塗料はで希釈します。
シンナーは油性塗料を溶かすために使われる、この有機溶剤と呼ばれる溶剤の一種です。

油性塗料をシンナーで溶き、外壁に塗装し、乾いていく間にシンナーが気化することで臭いがまき散らされます。
これに対して、水性塗料を使う場合は塗料は水で溶かしているので、塗装して気化しても、水分が蒸発するだけなので無臭です。

つまり、臭いの原因は塗料そのものというよりは、油性の塗料を使うことによる溶剤の臭いが原因ということになります。

油性塗料

油性塗料

水性塗料

水性塗料
 

油性塗料に使うシンナーの影響

溶剤としてのシンナーの優れた点は、塗料の防水性を高めたり乾燥を早めたりする効果があり、サビを出にくくすることです。そのため、外壁はもちろん、屋根にもよく使用されています。

しかし、シンナーを長時間吸い続けると健康に悪影響があると分かっており、吐き気・目眩・頭痛・目や喉などの粘膜の不快感というような症状が出ます。
実際、厚生労働省では、日常的に塗料を使用する業務に従事する方には、「濃度の測定・作業員のマスク着用・特殊健康診断」などを義務づけています。

そんな危険なものを外壁塗装に使っていいのかと思いますよね。
あくまでこの指示は、有機溶剤を長期間吸入する可能性がある人に対してのものです。
つまり、一時的かつ少量の吸入ならほとんど問題はないのです。

外壁塗装期間中にシンナー臭が発生する時間はそれほど長くありません。
有機溶剤の刺激臭を長時間にわたってに吸入すると危険はありますが、通常の外壁塗装であればそのようなことはほとんどありませんので、大きな心配は無いと考えて良いでしょう。

ただし、後述しますが、妊婦さんや赤ちゃん、健康に懸念がある方などには強く影響が出る場合がありますので、注意が必要です。
 

外壁塗装で臭いが強い期間

外壁塗装や屋根塗装、付帯部の塗装において、強い臭いが発生するのはやはり、塗料を使用する塗装工程の時です。

一般的に外壁塗装や屋根塗装では「下塗り・中塗り・上塗り」と計3工程が行われます。
外壁塗装に油性塗料を選んだ場合、この塗装期間はずっと臭いがするのかというと、そういうわけではありません。
これらの塗料を使う工程でも、工程によって臭気には差があります。
 

下塗り専用塗料のほとんどは臭いが強くない

下塗り専用塗料には、仕上げの塗料が外壁材に吸収されることを防ぐためのシーラーや、サビ止め効果や外壁材の強度を上げる効果があるプライマーなどがあります。
これら下塗り専用塗料の臭いはほぼ気になりません。

下塗り専用塗料にも水性と油性がありますが、油性でも仕上げの塗料ほど臭いが強くないものがほとんどです。
 

臭いが気になる可能性があるのは「中塗り」「上塗り」の3日間

臭いが気になる可能性があるのは「中塗り」「上塗り」の3日間
基本的に、「外壁にこの塗料を使いたい」と希望して選んだ塗料は、仕上げの塗料として中塗りと上塗りに使われます。
外壁塗装のときに臭いが出やすいのは、油性塗料を選んだ場合の仕上げ用の塗料を塗る中塗りと上塗りの工程なのです。

一般的な30坪ほどの大きさの戸建て住宅の場合、下塗り・中塗り・上塗りにはそれぞれ1日ずつかかることがほとんどです。
つまり、中塗りと上塗りの2日間に乾燥のための1日をプラスした3日間ほどが、塗料の臭いが気になる可能性が高い日なのです。

最近では塗料の進化によって、この3日間も臭いなどの心配はほぼなくなりつつあります。 
 

臭いの強さは時間とともに弱くなる

外壁塗装後の臭いは、時間の経過とともに徐々に弱くなっていきますが、臭いがなくなるまでの期間は、使用する塗料の種類によっても大きく異なります。
水性塗料の場合は約3〜7日程度で臭いが軽減しますが、油性塗料では約1週間〜2週間程度臭いが持続することがあります。

これはあくまで目安であり、実際の臭いの持続期間は環境条件によっても変化します。
気温や湿度が高い場合は臭いが長引き、風通しの良い場所では比較的早く臭いが消える傾向にあります。

また、臭いの強さや持続期間は、個人の感受性によっても異なるため、臭いに敏感な方はより長く不快感を感じてしまうでしょう。
 

臭いを減らす具体的方法

 

水性の塗料を選ぶ

先ほど外壁塗装時の臭いは「油性の塗料を使うことによる溶剤の臭いが原因」と述べました。
ですので、水性塗料を用いれば水で溶かすので、シンナー臭に悩まされる心配はありません。

しかし、水性塗料は水を溶剤としていますが、こちらにもシンナーなどの成分がほんの少し入っていますので、まったく臭いがしないというわけではありません。
とはいえ、油性塗料と比べれば、水性塗料は比べ物にならないほど「臭いが少ない」ことは間違いありません。

また、塗料には1液型と2液型という分類があります。
これはその文字通り、1つの液で塗料として使えるか、2つの液を混ぜ合わせて使う塗料かという違いです。
2液型は塗膜が硬く耐久性に優れるという利点があるのですが、1液型より臭いが強いものが多く、臭いが心配な方は1液型を選んだ方がいいでしょう。

外壁塗装・屋根塗装の塗料の種類と臭いの強さの関係は次のようになります。
臭いが気になる方は、臭いの少ない塗料で外壁塗装することを積極的に考えてみましょう。
塗料の種類と臭いの強さの関係
一般的な戸建て住宅では、強溶剤が使われるのはサビが酷い鉄部へのサビ止め塗料や防水工事くらいで、外壁塗装や屋根塗装に使われるのは2液型弱溶剤塗料までがほとんどです。

以前は、塗料の臭いが強いほど密着力に優れていると言われていました。
ですが塗料の開発によって、現在の塗料は弱溶剤であっても充分な密着力を備えられるようになりました。
それにより、塗料がいかにも密着しにそうなサビや水に関係する部分以外に強溶剤のものを使う必要がなくなったのです。
つまり、臭いが強い強溶剤を使う必要がなくなったため、外壁塗装時における「臭い」はずいぶんと軽減されてきています。

F☆☆☆☆規格の塗料を選ぶ

ホルムアルデヒド放散等級表
JIS(日本工業規格)、JAS(日本農林規格)で認められた「F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」と呼ばれる規格等級の塗料を選ぶのもおすすめの方法です。
これは、シックハウス症候群の原因のひとつとされる化学物質・ホルムアルデヒドの放散量が最も少ない基準を満たした製品に与えられる規格なので、臭いが少なめです。
(「F」はホルムアルデヒド(formaldehyde)の頭文字。)

ホルムアルデヒドも塗料の溶剤として使われますが、健康への悪影響が報告されているため、発散量が多い順に「F☆」から「F☆☆☆」までの等級では使用可能面積に制限があります。
ですが、「F☆☆☆☆」をクリアした塗料はホルムアルデヒドの発散量が極めて少ないため、使用面積に制限はありません。
人体や環境への関心が高まった近年では、数多くの塗料が「F☆☆☆☆」の等級を得ています。

外壁塗装において、やはり臭いが不安という方には、臭いが少ない同士でなおかつ安全性の高い組み合わせの「水性塗料でなおかつF☆☆☆☆である塗料」をおすすめします。

臭いに対する感覚というのは個人差が大きい

臭いの好き・嫌いは人それぞれです。
安全性が高く「F☆☆☆☆」の水性塗料はダメだけど、油性塗料は平気という方もいらっしゃいます。
塗料の中には、塗装中にバラの香りが楽しめるなんて商品(パーフェクトトップローズ :日本ペイント )もあります。
あらかじめ、どのような臭いの商品があるのか、使用する塗料がどういった臭いなのかを業者に尋ねておくといいでしょう。 
 

換気ができるような養生をしてもらう

換気ができるように養生してもらう
外壁塗装をするときは、塗装箇所以外の窓やドアなどを汚れや破損から守るために養生します。
具体的には、窓やドアにビニールシートなどをかけて養生テープで留めて保護します。

養生は塗装をスムーズに行い、美しく仕上げるために必要な工程ですが、それにより一時的に窓が開け閉めできなくなることがよくあります。
空気を入れ換えたい方にとって、養生のために自由に窓の開け閉めをできないというのはかなり不便を感じるでしょう。

そういった方向けに、工事中でも換気ができるように養生をすることは可能です。
外壁塗装ではドアも養生しますが、ドアが開け閉めできないと住宅への出入りができなくて困ってしまいますよね?
ドアは養生したまま開閉できるように施工します。
これは窓にも使えるやり方なので、窓を開け閉めできるように養生することができるのです。

換気ができないことが心配な方は、遠慮せずに外壁塗装中も窓の開け閉めができるよう養生してほしいと業者に伝えましょう。

もちろん、このような方法で養生をしてもらっても、いつでもすべての窓が開閉できるわけでありません。
作業の段階によって開閉できない窓がありますので、いつどの窓が開閉可能なのかしっかりと確認しておく必要があります。
また、開閉できる窓の位置を事前に聞いていたとしても天候などの影響で工期がすれると変わってしまうことはよくありますので、毎回きちんと工事の進捗を報告してもらって、開閉できる窓の位置をしっかりと把握しておきましょう。
 

外壁塗装と屋根塗装は一緒に行う

外壁塗装の際に、塗装が必要な素材であれば屋根や雨樋、シャッターなどの塗装も一緒に行ってしまいましょう。
この方法は、1回の塗装時の臭いが軽減するわけではありませんが、長い目で見て考えた場合に、塗装の臭いに悩まされる期間を大幅に減らすことができます。

例えば、屋根塗装を別の時期に行った場合、外壁塗装をした5年後、屋根塗装をし、その5年後に外壁塗装、また、5年後に屋根塗装となると5年に1回のペースで臭いが発生することになります。
それが、外壁塗装のタイミングで一緒に屋根塗装も行うことで、臭いが発生する時期を10年に1回に減らすことができるのです。

さらに、工事をまとめることで足場の仮設も1回で済むため、費用の節約にも繋がります。
外壁塗装、屋根塗装とも耐用年数が長い塗料を使えば、臭いの発生する機会を15~20年に1回にすることも可能ですよ。

高温多湿の時期を避ける

梅雨の時期や夏場の外壁塗装では、臭いをより強く感やすくなります。

気温が高いと、塗料に含まれる揮発性の有機溶剤が空気中に蒸発しやすくなり、塗料の臭いが強くなってしまいます。
また、湿度が高いと塗料の乾きが遅くなり、作業時間が延びて臭いが続く時間も長くなってしまいます。

こういった時期を避けて塗装を行うことも、外壁塗装のにおい対策には有用です。

自分でできる臭いの対策方法

 

換気する

換気する
外壁塗装中の臭い対策として最も手軽な方法が換気です。
風通しを良くして、室内の空気を入れ替えることでかなりの臭い軽減効果が期待できます。

窓が開閉できる養生をしてもらっていれば、外壁塗装を行っていない方の窓を開けて扇風機を外へ向かって回すと、空気が循環し室内のにおいが軽減されるでしょう。
もし窓が開閉できなくても、ドアは開閉できますので、防犯の問題がなければドアを開けておくことも効果的です。換気扇を回すのも有用です。
一般的に外壁塗装の臭いは下側に溜まりやすいので、下の階の換気を重点的に行うと臭いの軽減効果が出やすいです。

ただし、空気の流れはその日の風向きに大きく影響されるので、換気を行っても効果が出る日もあれば、出ない日も出てきます。
いくら空気を入れ替えても、臭いが強い空気を取り入れてしまっては意味がありません。
あまり効果が感じられなかったり逆に臭いがきつくなったら、すぐに換気を行うことをやめましょう。

塗装完工後の臭いにはベーキングアウトを試す

「ベーキングアウト」とは暖房で室温をできるだけ上げた後に、換気扇やサーキュレーター、扇風機で強制的に換気するという方法です。

外壁塗装の臭気が下側に溜まっていると、通常の換気だけでは臭いを追い出せないことがあります。
塗装作業が完了した後に、いつまでも臭いが残っていると感じるときはこの方法を試してみてください。

手順は以下のとおりです。

 1.室内を締め切る
 2.暖房をかけ、室温をなるべく上げる
 3.扇風機などを窓やドアに向けて作動させる
 4.暖房を切る
 5.窓や扉を開け、部屋から出る

ベーキングアウトを行う際は、室内にいると危険なので、必ず部屋から出ておきましょう
 

マスクをする

マスクをする
マスクを着用することで、塗装の臭いを抑えることができます。
一般的なマスクでは臭いに対する効果は薄いですが、活性炭入りのマスクは臭いを吸着して軽減くれるのでオススメです。
ドラッグストアやホームセンターなどで50枚セットで1,000~1,500円程度で購入できますよ。

また、日常的に使用するのはあまり現実的ではありませんが、より本格的なマスクとして、防毒マスクもあります。
防毒マスクには呼吸した際の空気をろ過できるフィルターが搭載されており、有害成分と一緒に臭いもかなり取り除いてくれる効果があり、1,000~5,000円ほどで買えます。こちらは、有害物質を吸収する缶を取りつける必要があるので、見た目は少し大げさになってしまいます。
外壁塗装のにおい対策の一つの手段として、参考にしてください。

外壁塗装中の臭いで気分が悪くなることはありますが、外壁塗装に使われる塗料は塗装工事期間中ずっと在宅していても害がないようにつくられています。もし、毎日お家にいらっしゃってもご家族やご近隣の方の健康への心配はまずありませんので、その点はご安心ください。
 

有機溶剤用の消臭スプレーを使う

塗料の臭いは強いため、普通の部屋用消臭剤や芳香剤ではなかなか解消しません。
塗装作業中の臭いの素となる「有機溶剤」の消臭を目的に開発された消臭剤が非常に有効です。

外壁塗装時にお部屋の塗料の臭いが気になるという方、このような商品をは試してみるのも良いでしょう。
有機溶剤の臭い用の消臭スプレーには以下のような商品があります。

「デオドールVOC用ウェットスプレー」

塗料の臭いによく悩まされるプラモデル愛好家に人気のある商品です。
有機溶剤用の消臭スプレーとしては、価格が手頃で量も十分あり、コストパフォーマンスに優れています。

「ピュアティe」

中古車ディーラーが車内の消臭に使ったり、化学工場の中でも使われることのある、業務用の消臭剤シリーズの商品です。
その道のプロが使うだけあり、効果は強力です。
 

臭いの強い期間は別の場所で過ごす

外壁塗装の臭いが気になるのは中塗り・上塗り・乾燥の3日間ほどですので、臭いをどうしても避けたいという方は、その期間は外出をして過ごすというのも1つの方法です。
施工中、ずっと立ち会う必要はありませんので、在宅されなくても問題はありません。

お仕事をされている方は、休みを取ることなく職場で過ごしていただけます。
お子様は学校へ、ご高齢者はデイサービスで過ごすなど、それぞれのお立場に合わせ、別の場所で快適にお過ごしください。

在宅が多い方は作業が始まる前に出かけて、作業が終わる頃に帰宅すれば、臭いが強く感じられる時間帯を避けられます。
工事の様子が気になる方は、朝、工事が始まる前に業者に本日の作業内容を確認し、その作業が終わる頃に帰宅して進捗を報告してもらうと安心でしょう。
帰宅時間を作業に合わせることが難しい場合は、電話やメールで報告をしてくれるところもあるので、業者に確認してみましょう。

出かける際は、連絡の行き違いなどを防げますので、職人に一言声をかけておきましょう。
 

外壁塗装のにおいに関するよくある質問

外壁塗装のにおいに関するよくある質問
 

体調不良を起こす可能性はある?

塗料のにおいで体調不良になる可能性はあります。

外壁塗装の際に漂う刺激臭は、人体に対し、少なからず悪影響を及ぼします。
原因は塗料に含まれる「有機溶剤」の影響で、まれに以下のような健康被害が起こる可能性があります。
部位健康被害の例
かすみ、焦点が合わなくなる、視力の低下、眩しさ、涙が出やすくなる
かゆみ、痛み、耳鳴り、中耳炎、めまい
鼻水、鼻づまり、かゆみ、痛み、鼻血
口・喉乾燥、よだれ、味覚障害、かゆみ、痛み、咀嚼力の低下
呼吸器咳、呼吸が浅くなる、ゼーゼーという呼吸音
消化器下痢、吐き気、痛み、圧迫炎、炎症
皮膚湿疹、かゆみ、痛み、多汗
筋肉・関節筋肉痛、関節痛、各部位のコリ
精神・神経鬱、不眠、思考力の低下、食欲減退、頭痛
近年使用されている外壁塗装用の塗料は、有害物質の含有量が少なく、一般的に影響は少ないとされていますが、中には体質に合わず体調不良を起こす方もいらっしゃいます。

体調不良の具体的な症状として代表的なものは、頭痛・めまい・吐き気・嘔吐など。
特に、その日の体調が優れない時は、健康問題を引き起こしやすい傾向があります。

また、油性塗料に含まれる有機溶剤(シンナー)を長く吸い続けることで、喘息を発症してしまう方もいらっしゃいます。
咳き込むのが多いと感じたら、マスクを着用する、換気する、外出するなどの対策をしてください。
 

妊婦や胎児・幼児、ペットへの影響は?

妊婦や胎児・幼児、ペットへの影響は?

低VOC塗料と使用する場合は、妊婦や胎児・幼児、ペットなどへの影響は少ないでしょう。

低VOC塗料とは、塗料に含まれている有機溶剤などのVOC成分の量が少ない、またはVOC成分を含まない塗料のことです。 
現在使用されている低VOC塗料は、昔と比べて環境にやさしく人体にも安全なので、一般的には妊婦や胎児・幼児、ペットなどへの影響は少ないとされています。

とはいえ、「影響が少ない=どれだけ吸っても大丈夫」というわけではありません。
妊婦さんや小さなお子様はできるだけ臭いを吸い込む量は少ない方が望ましいです。

ペットは体の大きさや苦手な環境が種類や個体ごとにまちまちなので、ペットの様子をよく観察してから判断してください。
まったく気にしないこともありますが、もし様子がおかしければすぐ換気してあげてください。
それでも体調を崩すようであれば、塗装作業中は知り合いに預けたり、ペットホテルに避難させたりした方が安心でしょう。
 

呼吸器系は大丈夫?

高齢者や健康に懸念がある人は、呼吸器系への影響が心配されます。 

外壁塗装の塗料に含まれる有害物質は、特に呼吸器系への影響が心配されるので、呼吸器系の疾患をお持ちの方や呼吸器系が衰えてきた高齢者がいる場合は注意が必要です。

外壁塗装中は十分に換気を行い、もし体調が優れない場合は一時家から離れることも考えておきましょう。
外壁塗装のにおいによる健康への影響には個人差があるため、もしものために対策をしておくと安心です。
 

洗濯物に臭いは付かない?

洗濯物に臭いは付かない?

外壁塗装の臭いが洗濯物に付く可能性があります。

外壁塗装で発生したにおいが、外干しの洗濯物に付く可能性があります。
また、塗料なども飛ぶ可能性がありますので、外壁塗装中は室内で干す方良いでしょう。
 

エアコンを使用したら室内に臭いが入ってくる?

エアコンの使用が直接においを取り込むことはありません。

エアコンは、室内の空気を循環して温度調整をし風を送っていますので、エアコンの使用が直接においを取り込むことはありません。
外の臭いは気にせずに、エアコンを使用することが可能です。

ただし、エアコンの一部の機種では外気を取り込んで使用するものもあります。
一度、ご自宅のエアコンの仕様を確かめてみてください。
取扱説明書を確認するか、エアコンに記載されている品番をネットで検索すると確認できます。
 

家庭菜園などの植物は大丈夫?

完全に影響がないとは言い切れません。

塗料の種類や塗装方法によって異なりますが、外壁塗装のにおいが家庭菜園に影響を与えないとは言い切れません。
低VOC塗料の場合は有害物質の発散量が少なくなる為、一般的には家庭菜園に与える影響は少ないでしょう。
しかし、低VOC塗料でも、塗装中に発生する粉塵や微粒子が土壌や植物に付くかもしれません。

塗料に含まれる有害物質が家庭菜園などの植物に吸収され、植物の成長に悪影響を与える可能性があるため、可能であれば家の中へ移動したほうが安心です。
移動するのが難しいようであれば、業者に行って養生をしてもらいましょう。
 

臭いトラブルを避ける業者選びのコツ

臭いトラブルを避ける業者選びのコツ
これは臭いに限らず、どのような作業についても言えることですが、きちんと分かりやすく説明してくれる業者を選びましょう。
塗装や塗料の知識は、普通は知らなくて当たり前なので、恥ずかしがらずに分からないことはどんどん質問してください。

もし、質問に対して曖昧な返事をしたり、馬鹿にしたような態度を取ったりする業者なら、そこに依頼するのはやめましょう。
「塗料の臭いが気になる」と相談しても、「それは仕方ない」としか対応してくれない業者も、知識・勉強不足ですので避けた方が良いでしょう。

外壁塗装は確かな知識と信頼関係がとても大事です。
お客様思いのプロの業者であれば、塗料の臭いの心配を伝えたら、臭いが少ない塗料をご提案してくれるのはもちろんのこと、発生する工程まで詳しく説明してくれます。

臭いの問題は作業工程に大きく左右されます。
親身になって相談に応じ、工程をしっかり説明してくれる業者であれば、工事の進捗や予定の変更があってもすぐに伝えてくれるでしょう。
 

[クレーム対策] 挨拶まわりは丁寧に行う

外壁塗装は戸建て住宅はもちろん、アパートやマンションでも行う必要のあるメンテナンスの一つです。
そのため、外壁塗装で臭いが発生するのはお互い様の側面もあります。
とはいっても、実際に臭いがすると不快に思われる方も少なくありません。

無用なトラブルやクレームを防止するためにも、事前にしっかりと挨拶まわりをすることが大切です。
ご自宅の四方のお住まいを基本に、外壁塗装の日程をご案内し、ご迷惑をおかけすることを事前に伝えておきましょう。
挨拶はご自身やご家族で行わなくても、問題ありません。
一般的に施工する業者が挨拶回りを行うのが基本です。

マルスギでは着工予定数日前にご近隣様へのご挨拶まわりをして、音の出る日などをご案内させていただきます。また、完工後にもう一度ご挨拶させていただいておりますので、安心してお任せください。

まとめ

まとめ
外壁塗装時の臭いの原因は塗料そのものではなく、油性塗料を溶かす有機溶剤であるシンナーです。
水性塗料を用いれば水で溶かすので、シンナー臭はかなり軽減されます。

中塗りと上塗りの2日間に乾燥のための1日をプラスした3日間に、強い臭いが発生します。

臭い対策として、
 水性塗料を使う
 F☆☆☆☆規格のものを使う
 高温多湿の時期を避ける
 換気をする、マスクをする
 専用の消臭スプレーを使う
 施工中は別の場所で過ごす
などが考えられます。

近年使用されている外壁塗装用の塗料は有害物質の含有量が少なくなっているので、一般的に影響は少ないとされています。
ですが、妊婦さんや小さなお子様や高齢者などの中には、体質に合わず体調不良を起こす方もいますので、上記のような対策をしておくと安心です。

また、ご近隣から思わぬクレームが入らないよう、事前に丁寧に挨拶回りも行いましょう。
挨拶回りは塗装業者にて対応が可能ですので、依頼した業者がどのようにしているのか確認しておきましょう。
 

外壁塗装・屋根塗装工事は浜松市のマルスギにおまかせください

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