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外壁塗装の下地処理の工程の一つ「高圧洗浄」が必要な理由

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高圧洗浄は絶対に外せない工程です

高圧洗浄
外壁塗装や屋根塗装を行っていくうえでは、下地処理が大変重要になります。
下地処理とは塗料を塗る外壁および、その外壁に塗布されている前回の塗膜をきれいな状態に整える作業です。
新たな塗料を塗るにあたり、下地がきれいな状態でなければ、凹凸が出たり、ムラが出たり、美しく仕上がりません。見た目の問題だけでなく、塗料の密着度も低くなり、耐久性も劣ってしまいます。

そんな下地処理の最初に行われるのが高圧洗浄です。
今回はこの高圧洗浄について徹底解説したいと思います!

目次

1. 外壁塗装ではなぜ高圧洗浄が必要なのか

 1-1 高圧洗浄とは

 1-2 高圧洗浄によって塗料が外壁に密着し、早期剥がれを防ぐ

 1-3 古くなった塗膜を取り除く

 1-4 高圧洗浄を行わない業者もいる

2. 外壁塗装の主な流れ

3. 高圧洗浄の基礎知識

 3-1 高圧洗浄にかかる時間

 3-2 高圧洗浄後は1~2日間の乾燥期間が必要

 3-3 高圧洗浄だけでは落ちない汚れもある

 3-4 劣化が進んだコーキングは先に補修を行う

4. 雨の日に高圧洗浄は行えるのか?

 4-1 高圧洗浄は雨天時でも問題ありません

 4-2 洗浄後に雨が降ったらどうなのか?

5. 外壁塗装に必要な高圧洗浄機の圧力

 5-1 高圧洗浄の3つの方法

 5-2 高圧洗浄機の使用中は騒音が発生する

6. 高圧洗浄時にやっておくこと

 6-1 必ず窓やドアのカギを閉めておく

 6-2 洗濯物は部屋干しする

 6-3 植物やペットは水の飛散しない位置に移動する

 6-4 洗浄後に浸水の確認をする

7. 高圧洗浄作業の費用相場について

 7-1 価格相場

 7-2 高圧洗浄の水道代はお客様負担

 7-3 外壁と屋根以外も洗浄してもらえることもある

8. 高圧洗浄に関する悪徳業者のポイント

 8-1 高圧洗浄費用「無料サービス」の業者に注意

 8-2 高圧洗浄の作業時間が非常に短い

 8-3 水圧の調整をせず室内に水が浸入する

 8-4 見積書に「洗浄一式」と省略する

 8-5 必要な養生を行っていない

 8-6 汚水の処理を行わない

9. 高圧洗浄工事で見分ける外壁塗装の優良業者の選び方

10. まとめ

11. 外壁塗装工事は浜松市の丸杉塗装におまかせください

 

外壁塗装ではなぜ高圧洗浄が必要なのか

屋根高圧洗浄

高圧洗浄とは

下地処理の最初に行われるのが高圧洗浄です。
高圧洗浄機と呼ばれる、水の噴射の圧力で汚れを浮かび上がらせ、外壁や屋根の表面をきれいにすることができるマシンを使って、丁寧に行っていきます。前回の塗装時から長年にわたって蓄積されたホコリやチリ、泥などをはじめ、コケや藻、カビ、サビなどを取り除いていきます。

汚れの度合いや性質によっては、専用の洗浄剤なども使いながら、つるりと滑らかになるように徹底的に洗浄していかなければなりません。外壁や屋根には鳥のフンや虫の死骸、落ち葉などが付着することも少なくありません。これらの有機物は酸化してサビなどの原因になり、固着していることがあるので、丁寧に取り除くことが大切です。

高圧洗浄で洗い流すもの

 ・汚れ(砂、ほこり、雨筋よごれ、など)
 ・傷んだ旧塗膜(剥がれた塗膜、チョーキング、など)
 ・コケ、藻、カビ、など

高圧洗浄によって塗料が外壁に密着し、早期剥がれを防ぐ

チョーキング現象
高圧洗浄は外壁塗装を長持ちさせるために行います。
高圧洗浄不足だと、汚れの上から塗料を塗ることになるため、下地と塗料の密着性が低下し、塗装の早期剥がれの原因になります。また、塗装にムラが出て、仕上がりの印象が悪くなります。

外壁や屋根の表面に塗装してできた塗膜は、毎日屋外で紫外線、雨風、排気ガスなどにさらされているので、年月とともに耐久性が劣化していきます。
劣化した場合は、そのままボロっと丸ごととれるわけではなく、少しずつ粉化していくのです。
これを塗料の「チョーキング現象(白亜化現象)」といい、外壁の表面を手で触ると塗装と同じ色の粉が手につくようになりますので、自宅の外壁にチョーキング現象が起こっているかどうかはすぐに見つけることができます。

チョーキング現象が起きているような劣化した塗膜には粘着力がなくなっていますので、その上にそのまま塗料を塗っても一緒に新しく塗った塗料まで剥がれてしまいます。
耐用年数10年の塗料を塗ったとしても、洗浄不足だと約2~3年で塗料が剝がれる可能性があるのです。

実際に丸杉塗装でも、別業者で高圧洗浄をほとんどせずに塗装工事をして、5年もしないうちに全面的にめくれが発生してしまい、ご相談いただいた事例もたくさんあります。
塗装工事が終わった直後では高圧洗浄を念入りに行ったか分からず、数年後に塗膜が剝がれてはじめて手抜き工事をされていたと発覚するケースもあります。

このように高圧洗浄は手抜きされたか気付きにくい工程なので、業者側からすると一番手抜きしやすい工程なのです。
そのため高圧洗浄を入念に行ってくれる業者を選ばれることが、塗装を長持ちさせるためにも大切です。

古くなった塗膜を取り除く

外壁塗装における高圧洗浄作業は、せっかく塗装した塗料がすぐに剥がれてしまわないように、様々な汚れだけでなく、外壁の表面にある古い塗膜を取り除くためにも行われています。
外壁塗装における高圧洗浄作業は「汚れを洗い落とすため」というよりも、「旧塗膜などをまとめて削り落とすため」といった方が、作業の目的を表すうえでは正しい表現といえるかもしれません。
高圧洗浄は古い塗膜を削り落とすためにも、外壁塗装において必須の工程なのです。

稀に「高圧洗浄だけ依頼したい」というご相談もいただきますが、これは建物の耐久性を著しく低下させますのでおすすめはしていません。

先ほど述べたように、高圧洗浄は「洗う」よりは「削る」イメージが近いです。
外壁を高圧洗浄をすると、外壁表面に浮きあがった旧塗膜が取り除かれ、塗膜の保護がまったくない状態になります。
高圧洗浄で一時的にはキレイになりますが、塗装による保護がなくなった外壁は雨が染み込みやすくなりすぐに汚れが目立ってしまいます。
高圧洗浄は外壁塗装をすることを大前提として行うものだとご認識おきください。

高圧洗浄を行わない業者もいる

1950年に、ヨーロッパで初めて高圧洗浄機が開発されましたが、日本に高圧洗浄機のメーカーが登場したのはそれから約40年後の1988年の事でした。
つまり、日本では高圧洗浄機が登場してからあまり時間が経っていないため、機械で建物の洗浄を行わない昔ながらの塗装業者もいるのです。

昔はブラシ、サンドペーパー、ワイヤーブラシを使って汚れを取りながら塗装を行ったのですが、チョーキングの粉を取り除きづらいですし、リシンなどのデコボコトゲトゲした壁には高圧洗浄機が適切です。
高圧洗浄機は絶対に取り入れるべき新しい技術の一つなのです。

高圧洗浄機は、水分を乾燥させるための時間を確保する必要がありますし、水道代もかかりますが、このようなデメリットを考慮しても、効率や作業員の手間を考えれば高圧洗浄機は取り入れなくてはならない機械なのです。

昔ながらの工法も良いところはありますが、やはり時代の変化に合わせ、柔軟に新しい技術を積極的に取り入れている業者をおすすめします。
 

外壁塗装の主な流れ

足場組立
飛散防止シート張り
高圧洗浄←今回はこちらの工程!
下地処理(補修、シーリング工事など)
養生
外壁下塗り
外壁中塗り
外壁上塗り
付帯部塗装
屋根下塗り
屋根縁切り(タスペーサー工法)
屋根中塗り
屋根上塗り
足場解体、清掃
【参考記事】
>>外壁塗装の流れ
 

高圧洗浄の基礎知識

高圧洗浄にかかる時間

時間
洗浄中にかかる時間は、外壁のみ行うのか、屋根もあわせて行うのか、また、行う面積によっても時間が変わりますが、基本的には6時間~8時間が目安です。

高圧洗浄は上から下へ汚水を流していくので、基本的には屋根から行います。
その後外壁の洗浄を行い、最後に外塀や駐車場の汚れを落として洗浄完了となります。

高圧洗浄後は1~2日間の乾燥期間が必要

高圧洗浄は、下地と塗料の密着性を高め、長持ちさせるために大切ですが、洗浄後にしっかりと乾燥時間を設けることが洗浄と同じくらい大切です。

高圧洗浄はもちろん水なので、乾燥せずに壁が濡れたまま塗装を行ってしまうと、仕上がり後に塗膜の膨れや気泡が吹き上がったりする原因になる場合があります。
高圧洗浄の後は、季節や天候にもよりますが最低でも24時間、出来れば48時間は乾燥時間として空けておいた方が良いでしょう。

外壁に水分が残ったまま高圧洗浄の次の工程である下地調整や塗装に進むと、仕上がり後に塗膜の不具合が出てあっという間に劣化してしまう可能性が大いにあるのです。

高圧洗浄だけでは落ちない汚れもある

ケレン作業

ケレン作業

高圧洗浄だけでは取れないサビや古い塗膜もあります。
その場合は、職人が手作業で薬剤などをつかいながらこすり落とすなどの作業(ケレン作業)が必要になります。
塗膜に浮きや剥がれが起きている箇所も、高圧洗浄だけで終わらせず、金属製のヘラなどでこすって完全に除去することが重要です。

高圧洗浄のあと、さらに手作業で徹底的に旧塗装を除去する業者ほど、塗装の仕上がりを重視している優良な業者と言えるでしょう。

下塗り材を活用する

チョーキングが起きて粉が着いている外壁を高圧洗浄しても、乾燥後に粉が若干残っているケースがあります。
これは、高圧洗浄では取り除けなかった旧塗膜が粉化したものです。

すべて取り除くまで高圧洗浄を続ければいいと思われるでしょうが、粉化したものが完全になくなるまで高圧洗浄を続けてしまうと、今度は下地にまで影響を及ぼす可能性がでてくるのです。ですので、よいタイミングで洗浄をとめる必要があるのです。

高圧洗浄後に粉が残ってしまった場合は、外壁に塗料をしっかり外壁に密着させるために、プライマー、フィラー、シーラーといった密着性を高めるための下地材を塗ります。

劣化が進んだコーキングは先に補修を行う

サイディングボードのパネル同士の目地や、窓サッシの周りに充填されているコーキング材は、紫外線や雨で劣化するとひび割れたり縮んだりすることがあります。

本来の外壁塗装の工程は、足場設置→高圧洗浄→下地処理(コーキング補修など)の順で行いますが、コーキング材が著しく劣化してる場合、そのまま高圧洗浄を当てると既存のコーキングを通り抜けて水が外壁下地に浸水してしまう可能性があります。

そのような状態であれば、高圧洗浄より先にコーキング補修作業を済ませておかなければなりません。 
打ち合わせの段階でコーキングの状態を確認しておくと安心です。
 

雨の日に高圧洗浄は行えるのか?

雨

高圧洗浄は雨天時でも問題ありません

外壁塗装において、雨の日は基本的に作業が休みになるのですが、実は高圧洗浄は雨天時にも行うことができるのです。
高圧洗浄は水を使う作業ですので、小雨程度であれば、水圧で浮いた汚れを、雨水が一緒に洗い流してくれるので、作業自体に問題はありません。

洗浄後に雨が降ったらどうなのか?

高圧洗浄後に雨が降ったら、塗装に影響はないのかと心配される方も多いです。 

結論から言うと、小雨程度の雨であれば乾燥に影響はありません。

高圧洗浄時には1分間に約15リットルの水量を屋根や外壁に直接当てるため、小雨程度の雨量とは比べ物にならないほど大量の水を使います。 よほどの大雨ではない限り、1日もあれば乾燥しますし、塗装は晴れた日に行いますので、高圧洗浄時やその後の乾燥期間に多少の雨が降ったとしても問題はありません。

土砂降りや、しばらく雨が続くなどの予報が出ているときは、天気に合わせて工程を調整します。
浜松市の丸杉塗装では、季節や天候を配慮した上で余裕を持った施工を行いますのでご安心頂いて大丈夫です。
 

外壁塗装に必要な高圧洗浄機の圧力

高圧洗浄
高圧洗浄で最も重要なのが水圧です。
一般的な外壁塗装で、汚れや古い塗膜、コケなどを完全に落とすには、最低でも14.7MPa(メガパスカル)以上は必要です。

「Mpa(メガパスカル) 」とはあまり聞き慣れない単位ですよね。
1Mpaは10.2kg/c㎡に変換できます。これはとても大きな力で、わかりやすく例えると、1m×1mの範囲に自動車(1台当たり1トンとする)が約100台分乗っているのと同じ状態なんです。

外壁塗装で使う高圧洗浄機は14.7MPa=150kg/c㎡、つまり水圧が約150キロもあり、人へ向けると怪我をするレベルの高水圧で洗浄しています。 

最近では、ホームセンターやテレビショッピングなどでも、簡単に家庭用高圧洗浄機が手に入ります。ですが、一般的な家庭用高圧洗浄機は8~12MPaほどで、外壁塗装工事に必要な高圧洗浄機とは全くの別物のグレードです。
家庭用高圧洗浄機では汚れは落ちきれませんので、ご自身で行わずに専門の業者に任せるようにしましょう。

また、外壁塗装業者が使っている高圧洗浄機であれば基本的に問題ありませんが、まれに全く高圧ではない洗浄機でただ流している悪徳業者がいることもありますので、気圧計が、15MPa以上を指しているか確認しておきましょう。
少しでも圧力があれば高圧洗浄になってしまいますが、外壁塗装の高圧洗浄は適切な圧力で洗わなければ意味のない工程になってしまいますので、注意してください。

高圧洗浄の3つの方法

一般的に、高圧洗浄は以下の3つの方法で行われます。
汚れの具合や、洗浄する箇所によって使い分けられます。
噴射タイプ ストレート噴射トルネード噴射バイオ噴射
特徴 基本的な手法回転することで
より強力な水圧になる   
汚れを浮かせて洗浄し
カビの再発を防ぐ特殊な手法
使用箇所 外壁外壁・屋根外壁・屋根
水圧(kg/㎠) 110~150110~200110~200
メリット・高水圧により頑固な汚れが取れる
・水が飛散しにくい
・高圧水により頑固な汚れが取れる
・高水圧で取れない汚れも取れる
・洗浄後もカビが生えにくい
デメリット落としきれない汚れがある高水圧により下地が傷む場合がある費用が高い

ストレート噴射タイプ

基本的には、この方法を使って汚れを洗い流します。

トルネード噴射タイプ

ストレート噴射タイプでは汚れが頑固で取り切れない場合や、汚れが付着しやすい屋根に使用します。
トルネード噴射タイプは、圧力が強すぎて外壁や屋根の下地を傷めてしまう場合があるので、下地の劣化具合を見て、水圧に耐えうる場合にのみ使われます。

バイオ噴射タイプ

水圧では流すことができないかなり強い頑固な汚れを洗い流す場合にのみ、特殊な洗剤を使用して洗浄します。
また、カビやコケは、一見高圧洗浄で綺麗に洗い流せたように見えたとしても、再び発生してしまうこともありますので、再発防止のためにもバイオ洗浄を使うことがあります。

ほとんどのケースは通常洗浄かトルネード噴射で済みますので、特殊な場合だけバイオ洗浄を使うと思ってください。

高圧洗浄機の使用中は騒音が発生する

騒音
高圧洗浄機にはオープンタイプ(開放型)と静音(防音)タイプがあり、オープンタイプの高圧洗浄機の稼働音は80~90デシベル、静音タイプのものは60デシベルほどです。
住宅地で使用するので、外壁塗装の際は静音タイプのものが望まれます。

騒音の目安

60デシベル・・・銀行の窓口周辺、博物館の館内
80~90デシベル・・・航空機の機内、ゲームセンター店内、パチンコ店内

外壁塗装業者は基本的に、防音タイプの高圧洗浄機を持っているはずですが、高圧洗浄機を所有していない業者の場合は機械をレンタルすることがあり、必ずしも静音タイプが使われるとは限りません。
ご近所に騒音で迷惑をかけたくない、という方はお願いする業者が静音タイプの高圧洗浄機を所有しているか確認しておくとよいでしょう。

また、本体のエンジンの稼働音の他にも、高圧洗浄時には水が外壁を洗ったときの音も発生し、これもそれなりに大きな音がします。
工事前には施工業者が近隣に挨拶をしてくれますが、高圧洗浄作業中に騒音が発生することは欠かさず伝えてもらうようにしましょう。
 

高圧洗浄時にやっておくこと

必ず窓やドアのカギを閉めておく

施錠
高圧洗浄時には非常に強い水圧がかかるので、普通に閉めておくだけでは、窓やドアが水圧で開いてしまう場合があります。
そうなると、水が家の中に入り、床が水浸しになってしまいますので、必ずカギをかけておきましょう。
お子様がカギをかけ忘れていることも多いので、子ども部屋は特にチェックしておいてください。

洗濯物は部屋干しする

部屋干し
高圧洗浄によって汚水が衣類にかかる可能性があるため、高圧洗浄時に洗濯物は部屋干しになります。
また、高圧洗浄時に限らず、塗装時などにおいても塗料やにおいが付着する可能性がありますので、基本的に塗装工事施工期間中を通して部屋干しをしておく必要があります。

植物やペットは水の飛散しない位置に移動する

高圧洗浄によって出た汚水によって植物が枯れてしまったり、ペットが汚れてしまったりすることがありますので、工事前に安全な場所に移動しておく必要があります。
 
もちろん、職人も配慮して洗浄を行いますが、あらかじめ移動しておくとスムーズに作業が進みます。

洗浄後に浸水の確認をする

洗浄中は、建物内部に水が入らないようにしっかり養生を行いますが、絶対にすべての箇所に完璧に水が入らないとは限りません。業者は勝手に家の中には入れませんので、洗浄後は水が入った箇所がないかの確認を行ってください。
もし、浸水が確認された場合は、その旨を業者に伝えて、早急に対応してもらいましょう。
 

高圧洗浄作業の費用相場について

価格相場

外壁・屋根問わず

通常高圧洗浄→100~300円/㎡
バイオ高圧洗浄→400円~800円/㎡

洗浄する外壁の面積が一般的な住宅の100~120㎡だと仮定すると、一つの工事あたりの高圧洗浄の総費用は安くても10,000円、高くても36,000円ぐらいに収まると考えられます。

もし100~300円/㎡という相場を上回るような高額な高圧洗浄費用の見積もりを作る業者がいた場合は、ぼったくり業者や悪徳業者の可能性があります。
高すぎる場合はもちろんですが、「高圧洗浄費用は無料」などと言う業者にも十分に注意しましょう。

高圧洗浄の水道代はお客様負担

水道代
水道代についてはお客様のご負担となり、全国の水道局によって水道代にばらつきはありますが、 「水道代の請求が1,000円ほど高くなった」という方が多いようです。多めに見ても、高圧洗浄に係る水道代は2000円程度と思って大丈夫でしょう。

外壁塗装用の高圧洗浄機は、塗装を行う住宅の水道と洗浄機本体を直接繋いで水を噴出するわけではなく、大きなバケツやタンクに高圧洗浄用の水を溜めておき、そこから機械で水を吸い上げて内部で圧縮し発射するというしくみになっています。
高圧洗浄機がこのようなしくみになっている理由は、水道に機械を直接繋いでも水の出が遅いため高圧の水を安定的に噴出できないからです。

そのため高圧洗浄用の水をためる時は、バケツやタンクに水道から水が出しっぱなしの状態で放置されていることがあります。
一見水が出しっぱなしで無駄なように感じてしまいますが、あくまで高圧洗浄の作業効率を上げるために水を出し続けているのです。

外壁と屋根以外も洗浄してもらえることもある

業者によっては、家の窓や網戸、ベランダ部、玄関の床、小さな塀なども、外壁や屋根のついでに洗浄してもらえることがあります。
汚れが気になっている箇所があれば、業者に相談してみると良いでしょう。
ただし、見積もりで打ち合わせていない箇所を洗浄する義務は業者になく、設備の破損といったトラブルを避けるために建物以外の洗浄は別途相談としている業者もいますので、あまり無理にお願いするのは避けておきましょう。

丸杉塗装では以下の洗浄も行っております。

窓ガラスの高圧洗浄
屋根や外壁のみでなく、窓ガラスの高圧洗浄も行います。
窓ガラスにも当然ホコリや砂汚れなどが付着しているため、高圧洗浄を行うことで、外壁と同じように綺麗になります。
特に、2階の窓ガラスなどは普段届かない部分で、足場がないと通常洗えない場所ですので、大変喜んでいただけています。

建物の外回りにある(土間・カーポート屋根・ブロックなど)の高圧洗浄
外壁・屋根と同じように、実は建物の外回りにあるものにも汚れが付着しています。
外回りも一緒に洗うことで、塗装後に全体的に外観がより綺麗に見えます。
 

高圧洗浄に関する悪徳業者のポイント

悪徳業者
悪徳業者だけではなく、あまりおすすめしない業者の高圧洗浄についてのポイントをお伝えします。

高圧洗浄費用「無料サービス」の業者に注意

高圧洗浄の水道代がお客様負担とはいえ、作業にあたる業者の人件費は発生しています。また、高圧洗浄機本体はかなり高額で50万円以上するものもあります。
外壁塗装業者側からしてみれば、高圧洗浄機購入にかかった高額な経費を、顧客が支払う工事費用から回収したいと考えるはずです。

それを無料で提供すると言う事は、塗料代、足場代、下地処理代など高圧洗浄以外の部分に上乗せされているだけの可能性が高いです。
本来かかるはずの費用が無料になっている時は、必ず疑うようにしましょう。

高圧洗浄の作業時間が非常に短い

そもそも高圧洗浄さえしない業者もいますが、高圧洗浄の時間が非常に短く2~3時間ほど家の周りを回っただけで終わり、という業者がいます。

先述したとおり、高圧洗浄は表面の汚れを洗浄するだけでなく、古い塗膜やこびりついたコケ、カビを除去する作業でもあります。水を使って洗い流すというよりは、非常に高い水圧を使って削り落とすといった作業となります。
つまり一回さっと水でなでただけで削り落ちるわけがありません。

高圧洗浄の作業は家の大きさにもよりますが、外壁と屋根を合わせると2人がかりの作業でも3~4時間、1人だと 7~8時間ほどかかります。
高圧洗浄作業をたった2~3時間で終わらせてしまうような業者だった場合、高圧洗浄だけでなく、その後の下地処理や、塗装の塗る回数といった他の塗装工程までも手抜きする可能性があるため、注意が必要です。 

水圧の調整をせず室内に水が浸入する

高圧洗浄は水圧100~200kg/㎠とかなり強い圧力で汚れなどを洗い流します。 しかし、高圧洗浄の作業は常に高水圧で行うわけではありません。外壁の状態に応じて水圧を調整する必要があるのです。

特に、窓やサッシ周りのコーキング部、金属系サイディングボードの表面、ひび割れが入っている箇所などは水圧を弱める必要があります。

サッシ周りに強力な水圧をかけてしまうと、隙間から屋内に水が入ってしまいますし、薄い金属系サイディングボードは表面が水圧でへこんでしまうことも。
また、ひび割れが起きている部分に関しては、高圧洗浄機の強い水圧でさらにひび割れが大きくなったり、ひび割れから外壁の内側に水が入って外壁下地材そのものが傷んでしまう可能性があります。

さらに、瓦スレートなどの屋根材や、サイディングボードなどの外壁材というものは、上から当たる雨水を想定して作られてはいますが、下から吹き上げる強い水を想定しては作られていません。そのため、外壁や屋根には、高圧洗浄の際にどの方向から高圧洗浄水をかけるべきかの方向があるのです。

高圧洗浄はかなり高度な技術が必要なので、高圧洗浄を担当している人間が、家の構造や補修箇所を把握していない場合に「室内に水が浸入する」という事態がおきてしまうのです。

室内に入ってきた水を見つけた段階で、すぐに業者の責任者に相談するようにしましょう。

見積書に「洗浄一式」と省略する

見積り
高圧洗浄の金額は、洗浄方法と面積によって変わってきます。
計算根拠が明らかなわかりやすい見積もりを作る優良業者が増えていますが、まだ「一式」としか記載ない業者も少なくありません。

こういった一式表記をする業者は目に見えない部分で手抜きを行う可能性があります。
中には、きちんと費用を計算したうえで「一式」とまとめて記載している業者もいるかもしれませんが、そのような一式見積もりは外壁塗装について詳しくない人にとってはわかりにくいだけなので是非改めてもらいましょう。

もし業者から渡された見積書に「高圧洗浄一式○○円」と書かれていた場合は、その金額の根拠が分からないので、必ず内訳を明らかにしてもらい、その金額が相場内のものなのかを確認しましょう。

必要な養生を行っていない

高圧洗浄中の水の飛散や浸水のトラブルが起きない為にも、水が当たってはいけないところには事前に養生しておくことが大切です。 
例えば、水圧で水が入りやすい換気口や、水が当たることで故障しやすいインターホンなどがそれにあたります。

手抜き業者はこの養生費用をかけずに、そのまま作業を行ってしまい、後々トラブルになるのです。

汚水の処理を行わない

高圧洗浄は汚水が流れ落ちる為、基本的には屋根から行いますが、屋根洗浄により流れ出た汚水が雨樋に溜まることがあります。
手抜き業者は、雨樋に溜まった汚水の処理をしません。
その場合、雨樋内の水の通りが悪くなり、雨天時に雨水があふれ出し、外壁の劣化や雨漏りの可能性が出てきてしまうのです。
 

高圧洗浄工事で見分ける外壁塗装の優良業者の選び方

選ぶ
高圧洗浄は塗装直後では手抜きをされていたか一番分かりにくい工程です。
逆に言えば高圧洗浄について丁寧な説明や施工をする業者は優良業者であり、他の工程においても丁寧な施工をしてくれる可能性が高いです。

つまり、これまで述べた注意しなければならないポイントをに不安がない業者は、優良業者と考えてよいでしょう。
優良業者のポイントを以下にまとめます。

 ・3時間以上高圧洗浄に時間をかけている
 ・見積書の高圧洗浄工事に内訳があり、㎡あたりの金額の記載がある
 ・高圧洗浄中の窓の開閉や洗濯物についての説明がある
 ・工事前のご近隣への挨拶を徹底している
 

まとめ

まとめ
今回は高圧洗浄について解説いたしました。
外壁塗装や屋根塗装を美しく仕上げ、かつ、塗料の性能や機能を最大限に発揮させ、耐久性を高めるためには、丁寧な下地処理が大変重要となるのです。

塗装の出来を大きく左右する下地処理。そのトップバッターが高圧洗浄です。
しっかりと外壁や屋根の汚れを落とさないと、いくら良い塗料も上に塗ってもすぐに剥がれてきてしまいますので、高圧洗浄は絶対に外せない工程なのです。

適切に汚れを落とすためには、高圧洗浄の水圧は最低でも14.7MPa(メガパスカル)以上必要になります。これは言い換えると150㎏の水圧で、人に向けるとケガをするレベルです。
高圧洗浄は3時間以上かけて行い、1~2日の乾燥期間が必要です。

価格相場は外壁・屋根問わず以下の通りです。
 ・通常高圧洗浄→100~300円/㎡
 ・バイオ高圧洗浄→400円~800円/㎡

高圧洗浄は手抜きされたか気付きにくい工程、つまり業者側からすると一番手抜きしやすい工程なのです。逆に言えば、高圧洗浄に時間をかけて丁寧に行ってくれる業者は、他の工程でも手抜きしない優良業者と考えられますね。
今回紹介しました、悪徳業者のポイントや優良業者の選び方を参考に、信頼できる塗装業者を選んで下さい! 

外壁塗装工事は浜松市の丸杉塗装におまかせください

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浜松市の丸杉塗装では美しく高品質な外壁塗装と屋根塗装を実現するために、下地処理を徹底しております。
高圧洗浄の際には水しぶきや汚れが飛び散りますが、作業に入る前に養生を徹底し、周辺に飛び散らないよう配慮いたしますので、どうぞご安心ください。
下地の処理からしっかり丁寧に作業を行ってまいります。
お客様にご満足いただけるよう努めてまいりますので、ぜひお任せください。

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