外壁塗装工事中に台風が来たらどうする?
台風は予測できるので、万全の対応を

近年、台風の数は増加傾向です。
2001~2010年の間に発生した台風は平均23個、接近数は平均10個でした。これが2011~2020年の間に発生した台風は平均26個、接近数は平均12個と、いずれも数が上回っています。
また、勢力は年々大型化していて、被害も拡大しています。
「足場倒壊が不安」
「近所に迷惑がかかるかもしれない」
足場を立てるときにこのような心配をした方も多いのではないでしょうか。
今回は台風の際の外壁塗装の足場対策や事前にすること、通過後にやっておいた方が良いことについて解説します。
知識があれば安心できますし、不明点を業者に問い合わせることもできます。
台風が来ても慌てずにご自宅の工事が行えるように、この記事を参考にしてみてください。
目次
1-2 高圧洗浄は台風上陸前に済ませる
1-4 延期による追加費用はかかりません
2-1 最も注意したい足場の倒壊
2-2 足場の風対策
2-3 足場作業は専門的な資格が必要
3-1 責任は工事業者が負います
3-2 請負業者賠償責任保険
4. 外壁塗装の際の台風の影響
4-2 雨漏りの発生
4-3 近隣トラブル
4-4 見えない箇所の劣化
4-5 業者がすぐに対応できないケースも
5. 台風通過前にやるべき対策
5-3 外飼いの犬を家に入れる
5-4 屋根の点検で雨漏りや飛散を防ぐ
6-1 屋根の被害の有無
7. 外壁塗装工事中に台風被害を防止するための3つのポイント
7-1 工事のスケジュールを事前に施工会社としっかり打ち合わせする
7-3 夏前に工事を済ませると安心
8-1 台風による被害を未然に防げる
9. まとめ
外壁塗装は台風シーズンにやっても大丈夫?
台風は予測できるので、予定を調整すれば問題なし

台風は、ある程度予測ができるので日程を調整して、注意点を守れば安全に外壁塗装ができます。
台風の進路や速度が多少変わったとしても、ほとんどの場合は台風が来ることを事前に把握できますよね。
台風の直撃が分かっていれば、工事は延期して塗装条件が整うのを待ちます。
高圧洗浄は台風上陸前に済ませる
下地作りは雨に濡れても大丈夫なので、影響を受けない外壁高圧洗浄は、台風上陸前に済ませておくことで、計画通りに施工ができます。
どんなにノロノロ台風でも3日も同じところに居座ることはほぼないので、通過を見越して計画的な予定を組むのです。
塗装に適さない条件のときは延期する
雨は塗装に適していません。ですので、塗装が乾く前に雨に打たれることがないように、余裕を持ったスケジュールで計画を立てます。
また、気象条件として、湿度85%、気温5度以下の状態では塗装工程をすることは好ましくありませんので、この条件下での塗装は避けます。
なぜなら雨が降っている場合は湿度85%以上の条件になりやすく、湿度が高いと塗料が乾燥しにくくなったり、雨や結露が混ざることで変色・塗膜の形成不良を引き起こす可能性があるからです。
さらに、雨が降ると足場が滑りやすくなるため、作業員はとても危険な状態で塗装作業することになります。
特に仮設足場を組んで作業する場合には雨で転落するリスクが高まります。
もし、外壁塗装の途中で(下塗りから上塗りまで、基本は3回に分けて塗装)台風が直撃することがわかった場合は、一度作業を中止します。
延期による追加費用はかかりません

雨などで工期が伸びることはありますが、台風シーズンでもしっかりと対策を行なえば、外壁塗装をすることは可能です。工期がどうなるかは台風の移動速度によるのでケースバイケースです。
仮に延期や中止になって工期が伸びてしまったとしても、その際に追加費用はかからないのでご安心を!
台風で最も気を付けるべきなのは足場の対策
台風により、足場が崩れるのではないかと心配に感じる方も多いと思います。
台風が近づく前に、業者がしっかりと事前対策すれば、足場の倒壊を防ぐことができます。
最も注意したい足場の倒壊
外壁塗装工事で設置する足場が倒壊する原因は、足場自体の強度不足や建物からの補強(控え)の不備、そして強風対策の不足にあります。
工事の際には、塗料の飛散防止のために足場全体をメッシュシートで覆いますが、このシートが風を受けることで足場全体が引っ張られ、倒壊につながるリスクが高まります。特に台風などの強風時には、足場をしっかり補強していないと、風圧で倒壊する重大な事故につながる恐れがあります。
高所ほどそのリスクや被害が大きくなるため、十分な対策が必要です。
足場の風対策

足場の組み立て方、必要な強度については基準があります。台風の強風も想定された基準なので、簡単に足場が倒壊することはありません。
足場倒壊事故のほとんどは、飛散防止や防音のために付けられたメッシュシートが原因です。強風時にはメッシュシートが風を受け止めてしまい足場が崩壊してしまう危険性が高まるのです。
そのため、台風の場合はメッシュシートを事前に取り外すか、片側を外してたぐり寄せて畳み、柱にロープや専用の器具で固定します。
足場などの構造基準を決めている「仮設工業会」の足場の使用基準には、風速15m/秒以上が予測される場合には、このメッシュシートをすべて解放することと記載されています。
風速15m/秒以上とは、気象用語で言う「強風域」のことですが、実際には、風速15m/秒になるまで待ったりはしません。
風速6m/秒で傘がさしにくい状態になり、風速9m/秒で瓦が剥がれるなどの被害が出始める風の強さになります。そのため、風速10m/秒以下でも、その後の予測次第で早々に対処します。
風の吹く強さや方向など工事現場の状況によっても異なりますが、台風対策は行うので、万が一業者が対策していない場合は尋ねてみると良いでしょう。
台風に関する気象用語
強風域
台風や発達した低気圧の周辺で、平均風速が15m/s以上の風が吹いているか、地形の影響などがない場合に、吹く可能性のある領域。通常、その範囲を円で示す。
暴風域
台風の周辺で、平均風速が25m/s以上の風が吹いているか、地形の影響などがない場合に、吹く可能性のある領域。通常、その範囲を円で示す。
台風
北西太平洋または南シナ海に存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速がおよそ17m/s以上のもの。
足場作業は専門的な資格が必要
足場の台風対策について解説しましたが、自身で足場に上り対策をするのではなく、必ず業者に対応してもらいましょう。
足場の作業関連は資格を持った人しか行うことができず、その分危険も伴います。
ご自宅の工事で足場が心配になり誤った対応をし、逆に足場を不安定にしてしまったり、転落して怪我をしてしまったりしては、元も子もありません。
みなさんは業者がきちんと対策が行ったか、どのような作業をしてくれたのかを確認して、ご自身で足場の作業や対策は行わないようにしましょう。
もし足場の倒壊で被害が出てしまったら
責任は工事業者が負います
飛散防止のメッシュシートへの風圧で足場が崩れると、被害は甚大です。隣家の自動車を壊した、電線を切断した、自宅が壊れたという例があります。
民法第716条では以下のように定められています。
「注文者は、請負人がその仕事について第三者に加えた損害を賠償する責任を負わない。ただし、注文又は指図についてその注文者に過失があったときは、この限りでない。」
自然災害と言えど、予見できることであり、対策が不十分であり、発注主が無理な施行を依頼していたのでないのなら、発注主に責任はありません。
通常では敷地内の建物が倒壊して被害を出した場合は建物の所有者が責任を問われますが、足場が倒壊して被害を出した場合は、工事を請け負った業者が責任を負うことになります。
ですので、工事業者は自然災害による被害をカバーできる建設保険に入っていることが多いです。
請負業者賠償責任保険
この保険は、台風による被害のほか、あらゆる自然災害による破損被害や補償などがあり、外壁塗装を行う業者の多くが加入しています。
しかし、業者によっては加入していない業者もあるため、事前に加入有無を確認することが必要です。
もし、保険に入っていない個人の親方といったところに工事を依頼して被害にあった場合、損害賠償請求を認めさせでも、相手にお金がなければ結局回収できないことがあります。会社員でないため給料の差し押さえもできません。
転居して連絡先が分からなくなると裁判所の通知も出せないので、強制執行不可というケースも起こりえます。
そういったトラブルを避けるためにも、工事は信頼できる法人に頼むのがより安心と言えます。
外壁塗装の際の台風の影響

強風により外壁のパーツが飛ばされる
台風による強風の影響により外壁材や装飾パーツ、換気フードなどが損傷を受けたり、飛ばされてしまう可能性があります。
そう簡単には飛ばされませんが、メンテナンス不足や経年劣化、接着の緩み、施工不良などがあると風の影響で吹き飛ばされる可能性があるのです。
たとえば、外壁材の一部が浮いていたり、目地部分のシーリングが劣化していたりする場合、風の力を受けやすくなり、バキッと剥がれて飛散するリスクが高まります。
飛ばされた部材が近隣住宅や通行人、車などにぶつかれば、思わぬ二次被害を引き起こすこともあり、注意が必要です。
また、先述したとおり、強風により足場が崩れて建物を傷つけてしまう可能性もあります。
雨漏りの発生

外壁塗装は事前にコーキングの補修をします。
コーキング段階で台風による雨の影響を受けると、外壁内部に雨水が侵入し、雨漏りが起こります。
一度雨漏りが起きると補修の作業は難しく、外壁材を丸ごと交換することになるかもしれません。
このようなことが起きないように、雨を予測したスケジュール組みが大事になってきます。
近隣トラブル
台風の強風で自宅の敷地内に置いていた物が飛んでしまい、近隣の外壁や窓ガラス、車などの私物を破損させたり、近隣住人にケガさせたりする恐れがあります。
これらの被害の原因は台風なので防ぎようがありません。
しかし、損害が見られるにもかかわらず、放置し続けていた場合や、家主がDIYで設置して強度が不十分だった場合など、明らかに持ち主の安全対策不足が原因といった事例があります。
そのような事例の場合は、台風に関係なく設備の持ち主が過失の責任を問われる可能性が高くなります。
事前に植木鉢は室内に入れておくなど、できるだけの対策はしておきましょう。
見えない箇所の劣化
台風通過後、雨漏りや屋根材の剥がれなどの明らかな不具合が起きなくても、台風の強い雨と風は見えない箇所の劣化を進行させている恐れがあります。
雨樋や屋根、窓まわりなどを目に見える範囲だけでも、なるべくセルフチェックしておくことが大切です。
しかし、屋根の上や高い位置にある破損・被害は確認できないため、業者に頼むのがおすすめです。
業者がすぐに対応できないケースも
大型の台風が通過した直後は、地域の塗装業者やリフォーム会社に修理や点検の依頼が一気に集中します。
そのため、「被害に気づいてすぐに連絡したのに、業者の予定がいっぱいで対応が数日後〜1週間以上先になってしまった」というケースも少なくありません。
こうなると、修理が完了するまでの間に雨漏りが進んで室内が濡れてしまったり、剥がれた屋根材からさらに風雨が入り込んで建物の傷みが悪化したりする恐れも出てきます。
被害を最小限に食い止めるには、「できるだけ早く修理してほしい」と思っても、業者側の都合ですぐには対応してもらえないこともあるという前提で行動することが大切です。
深刻な不具合が見つかった場合には、1社だけに頼るのではなく、複数の業者に連絡をとって、早く対応可能な会社を探すことも有効な手段です。
台風通過前にやるべき対策

台風による住宅被害を最小限に抑えるには、事前にしっかりと備えることが重要です。
台風が接近する前に、以下の対策を済ませておきましょう。
側溝や排水溝の掃除で浸水リスクを軽減
大雨の際、側溝や排水溝に落ち葉やゴミ、泥などが詰まっていると、排水がスムーズにできず、浸水や雨漏りを引き起こす原因になります。
特に排水不良のまま放置すると、外壁や基礎に水がたまり、建物の腐食や劣化につながることもあるので要注意です。
さらに注意が必要なのが、ベランダやバルコニーの排水口です。ここは構造上、水の逃げ場が限られているため、ひとたび詰まると水たまりができやすく、ドアの隙間や壁の目地から室内に水が侵入してしまうリスクがあります。特にサッシの下部や床面が低い箇所では被害が大きくなる可能性があります。
台風前には、自宅周辺の側溝や雨どいに加え、ベランダやバルコニーの排水口も必ずチェックしましょう。
また、台風前の一時的な掃除だけでなく、日頃から定期的にチェック・清掃を行っておくと安心ですよ。特に落葉が多くなる秋や、春先の砂ぼこりが多い季節は、汚れやすく詰まりやすいため注意が必要です。
飛散しやすい物は屋内へ避難させるか固定をする
台風の強風で物が飛ばされると、自宅はもちろん、近隣住宅や通行人にも被害を及ぼす危険があります。
鉢植え・物干し竿・サンダル・ガーデンチェア・自転車など、風で飛びそうなものは事前に屋内にしまうか、しっかり固定しましょう。
室外機など動かせないものには、転倒防止金具などで補強しておくと安心です。
また、高さがあって、重くて動かすことが難しいものは、横に倒して壁際に固定させるとよいでしょう。
外飼いの犬を家に入れる
台風などの荒天時には、屋外で飼われている犬にとって命に関わる危険が伴います。強風や大雨にさらされるだけでなく、雷や突風による物音に驚いてパニックになり、逃げ出してしまうケースも少なくありません。
そのため、台風が近づいている際は、必ず犬を屋内へ避難させましょう。
また、万が一に備えて、犬の首輪には飼い主の名前や連絡先が記載されたネームタグをつけておくことも大切です。
台風によってガラスが割れるなどして、犬が驚き脱走してしまうと、見つけ出すのが難しくなることもあります。
あらかじめ連絡先を記しておくことで、保護された場合の早期発見・再会につながります。
屋根の点検で雨漏りや飛散を防ぐ
屋根は台風の強風や豪雨の影響を最も受けやすい部分です。
劣化した屋根材が飛ばされると、雨漏りの原因になるだけでなく、近隣への被害にもつながります。
屋根の点検は高所作業となるため、専門の外装業者や塗装業者に依頼するのが安全です。
長年メンテナンスしていない場合は、台風が来る前に一度プロに点検してもらうことをおすすめします。
普段から定期的に点検・補修をしておくことで、大規模な修繕のリスクも減らせ、結果的にコストを抑えることができます。
外壁塗装中の台風通過後にやっておくべきこと
台風が通過した直後は、まず安全を確保してから家の状態をチェックしましょう。
台風通過後には、雨樋や屋根、窓まわりなどを、目に見える範囲だけでもなるべくセルフチェックしておくことが大切です。
屋根の被害の有無

台風による住宅被害のなかでも、屋根への影響は特に注意が必要です。
強風で他の家から飛んできた瓦や枝などの飛来物が当たり、屋根材が破損するケースが多く見られます。ですが、屋根の上は地上から見えにくく、外壁のように簡単に目視で確認できないため、被害に気付きにくいのが実情です。
実際に「台風の後に異常がないと思っていたが、雨漏りが発生して初めて屋根の破損に気づいた」という声も珍しくありません。
外壁塗装中で足場がある場合は絶好のチャンスです。業者に頼めば屋根の状態もすぐに確認してもらえるため、台風通過後は早めに破損の有無をチェックしてもらうことをおすすめします。
外壁塗装関連の道具が飛んでないかの確認
外壁塗装の工事中に台風が来た場合、現場に置かれた脚立・バケツ・飛散防止ネット・養生材などが風で飛ばされる可能性があります。
施工会社も通常、作業再開前に現場周辺を点検しますが、万が一の飛散や紛失があると、近隣トラブルや安全面にも関わるため注意が必要です。
台風が過ぎた後には、念のため自宅周辺をぐるっと一周して、塗装関連の道具が飛んでいないか、異常がないかを確認しておきましょう。
心配な場合は、業者が来たタイミングで一緒に見て回ると安心です。
外壁塗装工事中に台風被害を防止するための3つのポイント

工事のスケジュールを事前に施工会社としっかり打ち合わせする
雨など天候の影響で工事が遅れることは、施工会社側もあらかじめ想定しています。しかし、実際の遅延日数は、雨の量や時間、台風などの状況によって大きく変わる場合があります。
特に台風シーズンは風や雨の影響で工期が延びやすく、計画より大幅に遅れるケースも考えられます。
工事がどれくらい延びる可能性があるのか、他の作業に影響は出ないのかなど、不安な点があれば事前に施工会社に相談して確認しておきましょう。
台風によって、外装が損傷していないかチェックする
台風の際には、飛来物が外壁や屋根に当たって傷ついたり、雨漏りの原因になることがあります。台風が通過した後は、建物の外観や室内に変化がないか、必ず点検しましょう。
また、火災保険の内容によっては、台風による被害も補償の対象となる場合があります。加入している保険の補償範囲をこの機会に一度確認しておくことをおすすめします。
夏前に工事を済ませると安心
台風は例年8月から9月にかけて発生・上陸することが多いと言われています。
そのため、台風の被害リスクを避けたい場合は、夏が本格化する前に外装塗装工事を完了させるよう計画を立てるのがおすすめです。なお、外壁塗装にかかる期間は、一般的に1~4週間程度が目安となります。
台風前に外壁塗装を済ませておくメリット

ここまでで、台風シーズンでもしっかりと対策すれば問題なく外壁塗装ができることはお伝えしました。
とはいえ、雨で工期が延びたり、外壁のパーツが飛ばされたりするリスクがあることは事実です。
可能であれば、外壁塗装工事は、台風前に済ませておくとベストです。
台風が接近する前に、外壁や屋根の補修も兼ねた外壁塗装工事を行うと、以下のようなメリットがあります。
台風による被害を未然に防げる
台風で家の一部が壊れてしまったという場合、その箇所は台風前からすでに劣化が進行していたケースが非常に多いです。
たとえば「雨樋が外れかけていた」「屋根瓦に小さなひびが入っていた」「外壁のシーリングが痩せて隙間ができていた」といった状態を放置してしまうと、強風や豪雨の衝撃に耐えきれず、大きな破損へとつながってしまいます。
こうした事前の劣化を台風シーズン前に点検・補修しておくことで、大きな被害を防ぐことが可能になります。
早めのメンテナンスで修理費用を抑えられる
劣化が軽度で部材がまだ使える状態なら、「コーキングの打ち直し」「外れかけた部材の再固定」など、部分的かつ低コストな補修で対応可能です 。
ところが、台風などで部材が完全に破損・飛散してしまった場合は、新たな部材を購入しての交換工事が必要になり、どうしても費用がかさみます。
被害が大きくなるほど工事範囲も広がり、仮設足場や廃材処分などの追加費用も発生する可能性があるため、費用面でも負担を減らすためには、早めの確認と対応がとても重要です。
工事完工直後なら迅速な対応が期待できる
外壁塗装や屋根修理をちょうど台風シーズン前に完工していた場合、施工業者も「もしもの異常が起きていないか」気を配ってくれることが多いです。
特に、完工から間もないタイミングであれば、営業担当や現場監督が定期連絡をくれたり、点検に来てくれたりと、アフターフォローがスムーズに行われやすくなります。
また、仮に気になる点があった場合でも、「施工後すぐの確認」という位置付けで、他の案件よりも優先して対応してくれるでしょう。
つまり、台風が来る前に外壁塗装を済ませておけば、万が一のときにも優先的に見てもらえるといった期待ができ、安心感が違います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
台風の時期でも、以下の注意点を守れば外壁塗装は十分可能です。
・高圧洗浄は台風上陸前に済ませる
・湿度85%、気温5度以下の条件下での塗装は避ける
・足場の風対策を行う
また、台風の被害を防止するためには、台風が来た時の施工会社の対応や、その後の工事のスケジュールなどをしっかり打ち合わせておきましょう。
台風通過後に外壁や屋根が損傷していないか、周囲に外壁塗装関係の道具が飛んでしまっていないかも確認しましょう。
進路予測ができる台風は、むしろ対策しやすい
塗装に適した時期は春と秋とされていますが、春は春雨、秋も秋雨があります。
台風は足場倒壊という別のリスクが生じますが、対策は可能ですし、塗装面に影響があるのは主に雨です。
それなら、結局いつでも天候のリスクはあると言えます。
日本は雨の多い国なので、普段から塗装業者は雨天時のノウハウをたくさん持っています。台風は進路を予測できるぶん、日程調整さえすれば問題なく外壁塗装を行うことができます。
職人としては、晴れているのに突然降り始める、通り雨の方が怖いくらいです。
可能であれば、台風接近前に外壁塗装を済ませておくと良いですが、必ずしも台風シーズンを避ける必要はありません。
ただし、既に塗装に痛みが出ている場合は、できるだけ台風が直撃する前に塗り直しをしておきましょう。
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