外壁塗装中に雨が降っても大丈夫なの?
外壁塗装工事の雨の影響と注意点とは

「外装塗装や屋根塗装工事は雨の日でもできるの?」
結論から申し上げますと、
外装塗装や屋根塗装工事は、基本的に雨が降るとできません。
「そしたら、塗装中に雨が降ってきたらどうするの?」
「塗装直後に降ってきたら?」
「雨上がりは塗装できるの?」
など、いろいろな疑問が出てくると思います。
今回は、そんな様々な疑問を解決できるように、外壁塗装や屋根塗装と雨に関する内容を詳しくお伝えしていこうと思います。
雨でも正しく対処すれば、何の問題もなく塗装を仕上げることは可能です。
ぜひ最後まで読んでいただき、雨と塗装の関係を正しく理解しましょう。
目次
1-1 塗膜の品質低下と密着不足によるひび割れや剝離(はくり)
1-2 塗料が薄まり耐久性が低下する
1-3 乾く前の塗膜に雨水の跡がつく
1-4 特に水性塗料は雨の日NG
3. 雨によって工期は延びます
4-2 高圧洗浄
6. 追加費用が発生するケース
7-1 雨が降ったら塗装工事を中断する
7-2 今後の対策や状況を確認する
8-1 塗装後3時間経っていればOK
9-1 雨上がりに塗装工事を行う条件
9-2 雨上がりの塗装の注意点
10-1 外壁を軽くこする
10-2 外壁に雨の跡がないか?
10-3 塗膜が薄く下地が透けていないか?
10-4 ツヤが落ちていないか?
11-1 目地のシーリングを撤去した後に雨が降っても大丈夫?
11-2 外壁や屋根塗装に最適な天候は?
11-4 雨の日でも塗ることができる塗料はある?
11-5 悪徳業者とよくあるトラブルは?
12. まとめ
雨の日は基本的に外壁塗装工事ができません

基本的に、外壁塗装工事は雨の日に行うことができません。
国土交通省公共建設工事標準仕様書や塗料メーカーのカタログには、気温5度以下、湿度85%以上の場合は塗装を避けてくださいとと明記されています。
雨の日は容易に湿度が85%を超えてしまいますので、外壁塗装工事には向いていないのです。
では、雨の日や湿度が85%以上の環境で塗装をすると、どんな問題が起きるのでしょうか?
塗膜の品質低下と密着不足によるひび割れや剝離(はくり)
塗装したあと、塗料をしっかりと乾燥させる必要があります。
雨が降っていたり湿度が高かったりすると、塗料が十分に乾燥する前に雨や結露などの水分が塗膜に混ざってしまう可能性があるのです。
そうなると、塗膜の質が低下してしまいます。
また、雨の日や湿度が高い日に外壁が乾燥していない状態で塗装をすると、塗料が下地に密着せず、塗膜がひび割れや剥離を引き起こす原因になります。
塗料が薄まり耐久性が低下する
塗料は希釈率が決まっているので、その希釈率に合わせて塗料と希釈剤を調整します。
もし、塗装中や塗装後に雨が降り、塗料に雨水が混ざってしまうと、いくら希釈率を守っていても塗料が薄くなってしまうのです。雨に混ざった不純物で塗料の品質も低下してしまいます。
濃度も品質も下がった塗料を塗っても、外壁を保護できず耐久性が低下しています。
塗料が薄くなっていると塗りムラも発生しやすく、施工不良となる可能性があります。
また、塗装中や塗装後に雨が降ると、乾燥が不十分で塗料が流れてしまい、耐久性が低下する恐れもあります。
乾く前の塗膜に雨水の跡がつく

塗料が乾く前に雨が降ると、塗膜に雨水の跡が残り見た目が悪くなってしまいます。
雨水が塗膜に浸透してしまい、ポツポツと雨水の跡が外壁に残ってしまうかもしれません。
美観が悪くなるだけでなく、雨水の跡が原因で剥がれなどの施工不良を起こす可能性もあります。
もし塗装中に突然雨が降ってきた場合は、塗装した箇所を養生で保護する必要があります。
特に水性塗料は雨の日NG
以前は外壁塗装といえば油性塗料が主流でしたが、最近では耐久性の高い水性塗料が開発され、今や水性塗料が主流になってきています。
水性塗料は、乾燥すれば塗膜が雨を弾きますが、乾燥前に雨が当たると塗料は流されてしまいます。
たとえ、直接雨があたらない場所だとしても、湿気によって塗料が乾燥せず、マダラになってしまう恐れがあります。
油性の塗料でも、塗装工事の最中の雨は硬化不良や白化などのトラブルの大きな要因となりますので、注意が必要です。
雨や湿度以外の塗料に影響をおよぼすもの
塗料に影響を及ぼすものは雨や湿度だけではありません。
以下の場合は塗料に不具合が生じる可能性が高いため、外壁塗装工事を控えます。
・気温が10℃以下
・雪が降っている場合や予報がある場合
・強風
・寒暖差や霜などの影響で外壁の表面に結露がある場合
雨によって工期は延びます

雨の日は一部の作業を除いて、工程がストップしてしまいます。
多くの塗装業者は、工期中に雨が降る日があると想定して工期を決めていますが、想定以上に長く雨が続くとどうしても工期が延びてしまいます。
作業ができない間も、塗装工事期間中は家が足場やシートでおおわれた状態になったりしてしまうため、過ごしやすい環境とは言えません。
塗装工事期間をできるだけ短くするには、雨の日が続きやすい梅雨の時期は避けたほうが無難です。
ただし、近年は異常気象も多く、春・秋のような安定した季節でも予想が外れて雨になるケースもあります。
雨の日でも可能な外壁塗装の工程
外壁塗装工事の工程の中には、雨の日でも作業可能なものもあります。
足場の組立・解体、飛散防止シートの設置
雨の日は塗料に悪影響があるため塗装作業は避けますが、それ以外の工程であれば作業可能です。
足場の組立・解体、飛散防止シートの設置は、家の外壁に触れずに周りで行う作業なので、雨の日でも住宅に影響を与えずに行うことができます。
ただし、雨の日は滑りやすく危険が伴うことがありますので、大雨や暴風の日など作業員の安全確保が難しいと判断した場合は作業を中止します。
高圧洗浄

外壁の汚れや古い塗膜を洗い流す高圧洗浄も、水で洗い流す作業のため、雨が降っていても問題なく行うことができます。
雨の日の高圧洗浄は、洗濯物を外に干さない家庭が多いので、近隣の洗濯物を気にしなくてもいいという利点があります。
高圧洗浄作業は高所での作業もありますので、足場と同様に大雨などで作業員の危険があると判断した場合は作業を中止させていただきます。
塗装工事中に雨が降った場合の費用はどうなるか?
雨で工期が延びても追加料金はかかりません
外壁塗装中に雨が降って工期が延びてしまった場合でも、追加料金はかかりません。
外壁塗装の料金は、使用する塗料の単価と塗布面積など、塗装作業に必要な量や面積によって算出されます。工事期間によって左右される項目はありません。
そのため、工事内容に変更がなければ、どれだけ工期が長くなってしまっても契約時の料金に追加されることはありません。
もし、契約にない高額な追加料金を請求された場合は、悪徳業者に騙されている可能性が高いので、すぐに支払いせず専門家に相談しましょう。
消費者ホットラインは、自分が住んでいる市町村の近くにある消費生活相談窓口や、消費生活センターを案内してくれます。
消費者ホットラインの連絡先 ⇒ 局番なし188
強制的に塗装を続けると費用が増えることも

できるだけ早く工事を終わらせたいからと、雨の日でも構わずに塗装工事を進めるように言ってくるお客様もいます。
しかし今まで述べたように、雨の日に塗装を強行するのは絶対に避けた方がいいです。
無理に工事を続けても塗装がうまくできず、再び塗装しなければならなくなる可能性高いからです。
施主様都合による施工不良の追加塗装は費用が発生します。
再塗装ということになれば、ただでさえ1度目の塗装で高額な費用がかかるのに、その2倍近い費用を支払わなければなりません。もちろんその分工期も延びてしまい、目も当てられない状況になってしまうのです。
雨の日に行った外壁塗装は下地と塗料がしっかりくっつかず、剥離が起きたりひび割れの原因になったりします。「再塗装の必要はない」と、ひび割れ・剥離などの症状をそのまま放置すると、下地まで傷んでしまい修繕費用がさらにかかってしまうことになるでしょう。
追加費用が発生するケース
外壁塗装の工期が延びても追加費用は発生しませんが、「見積書の内容以外」で追加工事が必要になった場合は、 追加費用が発生するケースがあります。
代表的なケースは以下のようなものが挙げられます。
外見では分からない部分が予想以上に劣化していた

外壁の傷みのなかには、外壁内部の雨漏りなど、目で見ただけではわからない傷みもあります。
足場をかけ、施工が始まってから傷みが見つかった場合、傷んだ部分の補修費用が必要になります。
塗ると思っていた箇所がプランに入っていなかった
外壁塗装の中にシャッターの塗装も含まれていると思い込んでいた、といったケースです。
シャッターや樋などの塗装は外壁ではなく付帯部の塗装になります。
打ち合わせの段階で、見積りの各項目にどの箇所が該当しているのを必ず確認しておきましょう。
工事途中に追加要望の作業が発生した
「外壁がきれいになったら塀の汚れが気になりだしたので、こちらも塗装してほしい」といった追加のご要望があると、その分追加料金が発生します。
また、上塗りの段階で「イメージしていた色と若干違う気がするため色を変更したい」といった話になると、既に変更前の塗料を発注・使用していますので、変更工事分の費用が発生します。
塗装工事中に雨が降ったときの対応
雨が降ったら塗装工事を中断する
塗装工事作業中に急な雨が降ってきたら、水分や湿気が原因で塗装の品質に悪影響を及ぼす可能性があるため、 速やかに工事を中断する必要があります。
また、塗料を塗ってしまっている箇所は、養生して雨から守る対策を行います。
しかし中には、工期を遅らせたくないがために、雨の中でも作業を続けるという業者がいます。
小雨で止みそうだから作業を続ける
切りの良いところまで完成させる
塗った箇所を保護しないで帰ってしまう
このような業者は、自分の作業優先でお客様のことを全く考えていませんので注意が必要です。業者へ依頼する際には、このような雨が降ったときの対応を確認しておくといいでしょう。
優良業者であれば雨の日に作業できないことを理解しているので、雨が途中で降ってきたのに工事を続けることはありません。
雨でぬれた足場はすべりやすく足元が不安定な状態なので、塗料や工事の品質問題だけでなく、大ケガにつながるリスクもあるのです。
今後の対策や状況を確認する

塗装工事中に雨が降ってきて作業が中断した場合、今後のことについて業者の対応を確認しておきましょう。
可能であれば、雨が上がったあとにご自身の目で異常や不具合がないかをチェックしておいてください。
もし異常が起きている場合は、どのように処置するのか、追加費用がかかるのかなど話し合うことが大切です。
優良業者であれば、きちんとした対応で安心できるでしょう。
予期しない雨により塗り直しが必要になる場合もある
近年では異常気象が増え、ゲリラ豪雨も多発しています。
外壁塗装の過程によっては、予期せぬ雨が降ったために最初から塗り直しが必要になるケースがあります。
塗装中や塗装直後などに予期しない雨が降ってしまうと、塗装に不純物が混ざってしまう恐れがあります。
不純物が混ざってしまえば塗り直しになるため、工期スケジュールを見直す必要が出てくるでしょう。
もちろん、そのような場合は塗装業者のほうから報告がくるものですが、気になればこちらからどんどん問い合わせて確認しておきましょう。
塗装工事直後に雨が降った場合

塗装後3時間経っていればOK
外壁塗装の最適温度である15~30℃の過ごしやすい季節は、塗料を塗った後3時間程で乾燥します。
塗料を塗ってから3時間以上経過していたら、雨が降っても塗料の品質が低下することはないと考えていいでしょう。
しかし、季節や温度によって乾燥時間は異なるので注意が必要です。
特に寒い冬や高温でも湿気の高い夏は乾燥に時間がかかるため、半日~1日程度見ておきたいところです。
乾燥しにくい環境の時は3時間以降でも、業者に確認してもらいましょう。
塗装後3時間以内に雨が降ったら要対応
塗装後3時間経たずに雨が降った場合は、季節や温度に関係なく雨で塗料が流れる心配があります。
塗装箇所を養生して、雨から守る必要があります。
もし養生が間に合わず雨で塗料が流れた場合は、必要な耐久性が確保できませんので塗り直しを行います。
3時間は目安で、季節や温度によって乾燥時間は異なりますので、塗装後半日以内に雨が降って来たらまずは業者に塗装の状態を確認してもらいましょう。
業者が点検して手直しが必要な場合は、適切な手直しを行ってくれるはずです。
雨上がりはいつ塗装可能になる?
雨上がりに塗装工事を行う条件
雨上がりの状態でも塗装工事は可能です。
ただし、
「気温5℃以上かつ湿度85%未満」
この条件を満たしている必要があります。
原則として、塗装工事は気温5℃未満、湿度85%以上の環境での作業は推奨されていません。
雨上がりの場合には特に湿度が高まる傾向にあるため、しっかりとチェックしなければなりません。
また、上記の上記の条件を満たしていても、再び雨が降り出す可能性がある際は、塗装工事を実施しないほうが無難でしょう。
雨上がりの塗装の注意点

雨上がり直後に塗装をする際はいくつかの注意点があります。
たとえ天候が回復したとしても、外壁が雨水で濡れていたり湿気が多かったりすると、塗膜の剥がれが起きる可能性があるので塗装するべきではありません。
適切な判断力を備えた優良業者であれば、こうした条件から状況を判断し作業の可否を決めることができるでしょう。
しかし、未熟な業者や悪徳業者は明らかに塗装工事に不適切な環境下であっても、少しでも早く工事を終わらせたいからと工事決行の決断を下す場合があります。
施工業者の対応に不審なところを感じた場合は、他の業者に相談してみるのも一つの方法です。
雨が降った場合の外壁セルフチェック方法

雨による問題がないか、ご自身で簡単にチェックできる方法をご紹介します。
あくまで簡易的なチェック方法ですので、確実に判断するには必ず業者に依頼しましょう。
外壁を軽くこする
〇塗料が手に付かない
✕塗料が手に付く⇒業者に確認してもらう
外壁を軽く擦って、塗料が手に付かないか確認してください。
その際、力を入れて擦ってしまうと塗装した外壁に傷を付けてしまう可能性があるので注意が必要です。
塗料が手に付かなければ、塗膜が乾燥した後に雨が降っているので問題ないでしょう。
塗料が手に付いてしまった場合は、塗膜が乾く前に雨が降った可能性があるので業者に確認してもらいましょう。
外壁に雨の跡がないか?
〇雨の跡が付いていない
✕雨の跡が付いている⇒業者に確認してもらう
雨が降った後の外壁に、雨の跡が付いていないか確認しましょう。
外壁にポツポツとした雨跡が付いていたり筋のような跡が付いている場合は、塗膜が乾燥する前に雨が降った可能性がありますので、業者に連絡し必要な手直しを行ってもらいましょう。
塗膜が薄く下地が透けていないか?
〇塗膜から透けて下地が見えない
✕塗膜が薄く下地が見える⇒業者に確認してもらう
雨が降った後の外壁を確認して、塗膜が薄く下地が見えていないか確認しましょう。
明らかに下地が透けて見えていたりムラがはっきりと分かる場合は、雨で塗料が流れてしまった可能性が高いです。
業者に手直しを依頼して、適切な補修を行ってもらいましょう。
ツヤが落ちていないか?
〇ツヤがある
✕ツヤがなくなった⇒業者に確認してもらう
雨が降った後の外壁のツヤを確認しましょう。
雨が降る前は外壁にあったツヤが雨が降った後になくなっていた場合は、雨で塗料が流れた可能性があります。
ツヤが落ちたということは見た目だけでなく、十分な耐久性を確保できていません。
業者に相談し、補修を行ってもらいましょう。
外壁塗装中の雨に関してよくある質問

目地のシーリングを撤去した後に雨が降っても大丈夫?
A.基本的に雨が降るのは良くない
目地のシーリングを撤去した後に雨が降るのは、基本的に好ましくありません。
その為、雨が予想される天気の場合は、作業は行いません。急な雨が降ってきた場合は、目地の上から養生テープで保護し雨が入らない対策を行います。
雨天や雨予報の場合は、シーリング工事の撤去作業は中止します。
外壁や屋根塗装に最適な天候は?
A.塗装に最適なのは天候が安定している春や秋
春や秋でも雨の日が続かない時期をねらったほうがスムーズに作業を進めることができるでしょう。
乾燥しやすい冬は外壁塗装にぴったりだと思われがちですが、気温が低いため塗料が乾燥するまで時間がかかってしまいます。逆に、夏場は急激に気温が高くなるため、塗料に泡が生じやすくなってしまうのです。
外壁や屋根塗装に適した時期は工事の予約でいっぱいになる可能性があるので、早めに業者を選び相談したほうがいいでしょう。
雨が降っても業者が作業をやめない場合の対処法は?
A.保障期間の延長を申し出る
業者の中には、雨が降っても作業を一向にやめないところもあります。
雨天でも作業を強行した場合、それを理由に保障期間の延長を申し出るといいでしょう。
前述したように、雨の日に塗装工事を続けると塗装面が劣化しやすくなったり、白化や塗膜剥離のトラブルに発展したりする恐れがあります。外壁塗装はすぐに剝がれたり劣化したりするわけではなく、数か月・数年かかってから発生しやすくなるでしょう。
そのため、保障期間を延ばすことで数年後に劣化が出てきても無償で対応してもらうことができます。
雨の日でも塗ることができる塗料はある?
A.あります。
関西ペイントから発売されている「アレスダイナミックフィラー」という塗料は雨の日でも塗ることができます。アレスダイナミックフィラーは主剤に強化剤を加えて付着力を上げることで、濡れた壁面にも塗ることができるようになりました。
壁面が乾いていれば、主剤だけで使用可能です。
こちらの塗料は下塗り専用となるため、中塗りや上塗りのときには使用できません。
現時点で、中塗りや上塗り用の塗料に、雨でも塗れる塗料は出ていません。
雨が多い時期に外壁塗装する場合は、下塗りの塗料にこのアレスダイナミックフィラーを採用すると、工期短縮が期待できます。

悪徳業者とよくあるトラブルは?
A.追加料金を請求された・仕上がりにムラがあった
見積もりに工事の具体的な内容が十分に記載されていないと、悪徳業者は「契約に含まれていない」と主張して追加料金を要求してくる可能性があります。 こういったトラブルを避けるために、契約書や見積もりを入念に確かめて、塗る場所や作業内容がすべて含まれているかどうかを確認することが大切です。
また、悪徳業者は、「下処理を行わない、塗装回数を減らす、塗料を薄める、乾燥時間を取らない」などといった手抜き工事をするため、出来の悪い仕上がりになることがよくあります。
雨の日のトラブルの例では、雨の日に外壁塗装NGであることを知らなかったため、雨が降っても作業を続ける業者に疑問を抱かず、そのまま工事を進めてしまったということがありました。
悪徳業者にだまされないためには、外壁塗装をすべて業者に任せるのではなく、正しい情報を集めて、きちんと自身の目で確かめましょう。
まとめ

外装塗装や屋根塗装工事は、基本的に雨が降るとできません。
外壁に塗った塗料が乾く前に、雨水などの水分が混ざってしまうと塗膜の質が低下し、ひび割れや剥離を引き起こす原因になるからです。
足場の組立・解体や飛散防止シートの設置、高圧洗浄は雨の日でも作業可能ですが、作業員の安全確保が難しい場合は作業を中止します。
もし雨が続き、工期が延びてしまっても追加費用は発生しません。
自分本位な悪徳業者は工期を遅らせたくないがために、雨の中でも作業を続けることがありますので注意が必要です。
このようなトラブルを避けるためにも、事前の打ち合わせで雨の日の対応などもしっかりと確認しておきましょう。
塗装工事作業中に雨が降ってきたら、速やかに工事を中断し、塗料を塗ってしまっている箇所は、養生して雨から守る必要があります。
塗装が乾燥したあとであれば、雨に当たっても問題ありません。
しかし、季節や温度によって乾燥時間は異なりますので、塗装後半日以内に雨が降って来たら業者に塗装の状態を確認してもらい、必要であれば手直しをしてもらいましょう。
外壁塗装は雨の日の作業判断を誤ると仕上がりの低下につながるため、業者には的確な判断力が求められます。
安心して工事を進めるためには、豊富な経験と実績を備えた優良業者に依頼をすることをおすすめします。
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