コーキング工事の役割とコーキング材の選び方を紹介
2021年01月04日 12:29:14
サイディング壁を中心とする外壁にコーキングが施工されている場合、定期的にコーキング工事を行うことが大切です。
なぜ、コーキング工事が必要となるのか、浜松で高品質な外壁塗装と屋根塗装で信頼ある弊社がご紹介していきます。
コーキングの役割とは?
コーキングとはサイディング壁や防水シートなどの継ぎ目や外壁とサッシのすき間などにコーキング剤を注入して硬化させることで、すき間から雨水が入り込まないようにする工事です。
これにより雨漏りを予防し、住宅を劣化から守ることができます。
コーキング部分は風雨や紫外線にさらされることで次第に劣化が進むため、入れ替えることが必要になります。
ゴム状になった部分にひびが入っている場合やめくれや膨れなどが目立っている場合は劣化のサインですので、コーキング工事でリニューアルすることが大切です。
コーキング工事の種類
増し打ち
増し打ちは既存のコーキングの上から新しいコーキングを打つ補修工事です。
既存のシーリングを撤去せずに上から塗り重ねるだけなので、施工期間が短く、コストも抑えることができます。
一方、劣化が進んだコーキングを除去しないので、密着性や耐久性が悪くなります。
打ち換え
打ち換えは既存のコーキングを丁寧に撤去したうえで、新しいコーキングを打ち換える工事です。
既存のコーキング撤去する必要があるので施工時間が長くなり、料金も高くなります。
キレイに新設し直すため耐久性に優れ、雨漏り防止の効果も高まります。
コーキング工事のコストを抑えたい場合、劣化の状態が深刻でなければ、増し打ちで対応することもできます。
ですが、コーキングの役割を最大限に引き出し、耐久性を高めて、雨漏りリスクなどを抑えたいなら、既存のコーキングをしっかり除去したうえでの打ち換え工事がおすすめです。
また、コーキング工事だけを個別に行うより、外壁塗装や屋根塗装と同時施工することで、別々の時期に行うよりトータルコストが抑えられ、職人が頻繁に出入りする手間も省くことができます。
コーキング工事をはじめ、外壁塗装や屋根塗装を行う際には足場を設置しますが、足場代は工事費とは別にかかります。
そのため、コーキング工事と塗装工事を同時に行うことで、足場の設置が1回で済み、足場代を節約できるのがメリットです。
コーキング材の選び方とは?
コーキング材はどれも同じではなく、さまざまな種類があり、含まれる添加剤も改良が進んで、各メーカーにより高品質なコーキング材を開発しています。
コーキング材を選ぶ際に重視したいポイントは次の3つです。
第一に紫外線や雨風に強く耐候性に優れていること、第二に柔軟性が長続きし劣化しにくく耐久性があること、第三に汚れ防止機能など長く美観を維持できることです。
また、近年ではコーキングの劣化をもたらし、寿命を早める要因となる可塑剤が抜け落ちにくいノンブリードタイプも登場しています。
ブリードとは、シーリング材に含まれる可塑剤が流出して、塗膜がベタつく現象です。
経年劣化により肉痩せした場合やひびが入った場合、ブリードが酷いケースでは、紫外線を受けやすい環境が予測されることから、ノンブリードタイプを利用すると劣化しにくくなり、耐久性も保てます。
出来ればコーキングは先打ちがおすすめ
外壁塗装とコーキング工事の同時施工を行う場合、まずは外壁塗装を行ってから、目地を整えるコーキング工事という流れで行う業者も少なくありません。
ですが、弊社ではコーキングの先打ちを推奨しております。
なぜなら、コーキング材は紫外線に弱く、劣化を早める要因となるためです。
コーキングを先打ちしてから塗装することで、塗装の塗膜でコーキングが紫外線から保護されます。
コーキングが守られて長持ちし、劣化もしにくくなって強度が向上し、目地からの雨漏りリスクも抑えることができます。
雨漏りリスクを抑えることは外壁材、ひいては住宅の資産価値の維持にもつながるものです。
このように、コーキングは雨漏りを防ぐなど重要な役割を持っています。
目地の状態を整え、耐候性、耐久性を高めるためにも、劣化が酷くなる前にコーキング工事を行うことが大切です。