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人気ナンバー1外壁「サイディング外壁」はどういうもの?

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新築戸建ての80%以上に選ばれている外壁材は何でしょうか?

今、新築戸建ての80%以上に選ばれている外壁材は何でしょうか?
ずばり、答えは「サイディング」です。
サイディングとはどういうものなのか、どうしてそんなに選ばれているのか。
今回は、そんな「サイディング」について、種類や特徴など詳しく解説していきたいと思います。
 

サイディングとは

サイディングは、建物の外壁に張る工場生産の板材のことです。サイディングボードとも呼ばれます。
サイディングは1枚が大きいため、タイルのようにたくさん枚数を1枚1枚張り合わせることも、モルタルのように広い面積を塗り上げていくことも必要ありません。なので、短い工期で仕上げられ、比較的安価で作ることができます。
以前はモルタル仕上げが主流でしたが、1990年代以降にはサイディングが外壁仕上げの主流になりました。

●参考記事
【参考記事】
>>モルタル壁ってどんな壁なの?
 

サイディングの人気の理由

湿式工法のモルタル外壁と比べて、
・乾式工法のサイディング外壁は工期が大幅に短くなるため工事費用を抑えることができる。
・さまざまな材料の製品があることでデザインが豊富。
・工場で生産・管理されている製品のため、品質が安定している。
・製品が軽いので、建物への負荷を減らせて、耐震性も上がる。
これらのことから、サイディングは広く普及し続けています。

 乾式工法
工場で生産された建材を現場で組み立てたり、張り上げていく工法。
均等な品質で施工ができるため、施工者の技量に左右されず、また湿式工法と比較して、工期を短くできる。

 湿式工法
現場で材料を混ぜ合わせ、それを刷毛やコテなどで壁を塗り上げていく工法。
職人の熟練した技を必要とする工法で、自由度が高く、独創性のある外観を表現できる。

 

サイディング外壁とモルタル外壁の違い

住宅の外壁の主流はモルタル外壁からサイディング外壁になっています。
それぞれの良いところと悪いところがありますが、違いを分かりやすくまとめました。
サイディング モルタル
構造 継ぎ目(目地)あり 継ぎ目(目地)なし
デザイン 種類が豊富 自由度が高い
メンテナンス周期 約10年 約20年
価格(1㎡あたり)約2000~4000円約5000~7000円

こだわりのデザインにしたいならモルタル外壁

モルタル外壁は職人が手作業で丁寧にモルタルを塗っているため、仕上がりに高級感があり、おしゃれな雰囲気が出ます。
サイディング外壁と比べると費用は高くなりますが、お家の雰囲気を重視し、こだわりを演出したい方にはモルタル外壁がおすすめです。

通気性とメンテナンスを楽にしたいならサイディング外壁

モルタル外壁は表面にひびが入ってしまうと、モルタルを塗り直す必要がありますが、サイディング外壁は簡単にメンテナンスが済みます。
また、サイディング外壁は下地との間に隙間ができるので、通気性が良く家を長持ちさせます。
初期費用やメンテナンス費用も低価格なので、メンテナンスを簡単に済ませたい人はサイディング外壁がおすすめです。
 

サイディングの種類

日本で主に使われているサイディングは4種類あります。
サイディングは多種多様。素材や種類によって見た目や機能が大きく変わってきます。好みの外観はもちろん、住んでいる地域に向いている機能など、ご自身にあったものを選びましょう。また、将来的なメンテナンスも視野に入れて選ぶとより良いですね。

窯業系(ようぎょうけい)サイディング

窯業系サイディング
セメントをベースに、パルプや木繊維といった繊維質原料を配合して窯で仕上げたサイディングです。高温・高圧の「窯」で硬化させてつくられることから「窯業系サイディング」と呼ばれています。
国内の新築戸建てのうち、なんと70%以上がこの窯業系サイディングを選んでいます。 

・バリエーションが豊富
石柄やタイル柄、木目柄などバラエティに富んだラインナップで幅広い外観スタイルに対応できます。
タイルのような陰影感のある柄デザインや、モルタルのような風合い豊かな仕上げなど、多岐にわたるデザイン性の高さが大きな魅力です。

・安心の性能
セメントベースの硬い素材なので、防火性能、耐久性能、品質の安定性に優れています。衝撃や地震などの揺れに強く、火も燃え移りにくいため、都心の密集地などでも広く使用されています。

・進化を続ける先進機能
紫外線などによる色あせ、変色を抑える塗料や、汚れを落としやすくする防汚機能など、様々な先進機能が開発されています。色あせ、変色のメーカー保証が30年も付く商品が登場するなど、日々進化を続けています。

金属系サイディング

金属系サイディング
ガルバリウム・アルミニウム・ステンレスなどの金属を成型した金属系サイディングです。表面材と裏面材で断熱材でもあるウレタンなどの芯材を挟み、三層で一体となった構造が特徴です。表面材に使われるガルバリウム鋼鈑などはサビに強く、さらに表面に焼き付け塗装を行っているため外観の美しさを長く保つことができます。リフォーム建材としてはもちろん、近年は新築用としても注目されています。

建物は軽い方が地震の影響を受けにくく、既存の外壁に重ね張りをするリフォーム用の外壁材としても適しています。効果も。

・寒さに強い
寒冷地では、一般的な外壁材では外壁内に浸入した水分が凍ったり解けたりを繰り返し外壁材を劣化させる「凍害」がおこります。しかし、金属系サイディングは表面が金属なので、雨や雪の浸入を防ぐため「凍害」 の心配がありません。また、芯材に使われている断熱材や裏面材の輻射熱を反射させる機能で、高い断熱性能も得られます。寒冷地でも安心して使用できるサイディングです。

・建物に優しい軽量素材
外壁の重さがモルタルの約10分の1、窯業系サイディングの約4分の1の軽さで、建物への負担が少ない軽量素材。その軽さから、既存の外壁の上に重ねて張り上げる「重ね張り」リフォームも可能です。

・金属ならではの質感
モダンな外観に合う、メタリックな表情の商品がやはり人気が高いです。他の素材にはない、スタイリッシュなデザインは金属ならではですね。
最近では金属加工の技術が進歩したことで、金属系サイディングでも様々なデザインが増え、窯業系のようにレンガ風やタイル調のものも販売されています。

・価格が高い
やはり金属を使用しているので価格が高くなってしまう傾向にあります。

樹脂系サイディング

樹脂サイディング
樹脂成型されたサイディングです。
日本では窯業系サイディングがほとんどなので、あまり見かけないかもしれませんが、アメリカやカナダではこの樹脂サイディング広く使用されているのです。薄くて軽く、強度がある樹脂系サイディングは日本でも徐々に注目されてきています。

・塩害・凍害に強い
樹脂のため錆びず、寒暖差があっても劣化しません。また、シーリングが使用されていないので目地の補修がいりません。潮風の吹き付ける海沿いや、気温の低い寒冷地域でも、安心して使うことできます。

・塗り替えがほぼ不要
サイディング自体に色がついているため、色あせや変色に強く、美しさを長く保つことができます。
先ほど述べた通り、サイディング同士のジョイント部分にシーリングが使われていないので、シーリング劣化によるメンテナンスも必要ありません。

・超軽量素材
窯業系サイディングの約10分の1の軽さで、金属サイディングよりさらに軽い素材です。建物への負担を軽減します。

・デザインと施工できる業者が少ない
樹脂系サイディングは、温度によって素材が非常に伸び縮みするので、一般的には施工が難しいのです。また日本ではまだ珍しい外壁素材のため、施工技術を持っている業者は多くありません。
樹脂系サイディングはバリエーションも少なく、仕上がりが非常にシンプルになります。

木質系サイディング

木質系サイディング
天然の木を材料としたサイディングです。天然木に塗装をして仕上げています。自然そのものの質感や温もりある仕上がりで、こだわりを感じさせる外観に仕上がります。

・こだわりの天然木
本物の木を使用したサイディングなので、天然木にこだわったお家を作ることができ、耐熱性能も優れています。「外壁もおしゃれに!木の温かみを前面に出したい!」という方におすすめです。

・オンリーワンの家
天然木のため、全てが同じデザインになることはありません。なので、世界に一つだけの家にすることができます。

・水に弱い
水分を含んだ状態で放置してしまうと、木が腐ってしまうこともあります。そのため、こまめな再塗装などメンテナンスが必要です。

 

サイディングの張り方

サイディングには本当にさまざまな質感や色の商品があり、組み合わせや張り方によってデザインのバリエーションは無限に広がります。
色はシンプルなモノトーンからカラフルなもの、質感や模様はタイル調やレンガ調、木目調のものなど多彩です。窯業系と金属系など、複数の色や質感のサイディングを組み合わせることで、個性的な外観をコーディネートすることも可能です。
家の外観デザインやイメージに合わせて楽しみながら選んでみてください。

縦張り

縦張りとは、縦向きにサイディングを貼り付ける工法です。
雨が流れやすいので、雨漏りがしにくい。
つなぎ目が少ないので、メンテナンス時に補修するつなぎ目を少なくできるというメリットがあります。

しかし、縦張りは柱に釘打ちをする作業が難しいため、横張りに比べると強度が低いと言われています。
サイディング
色の違う2種類のサイディングをタテに張り分け

横張り

横張りとは、横向きにサイディングを貼り付ける工法です。
柱に釘打ちできるため、縦張りよりも強度が高いと言われています。施工がしやすく、施工業者の手間がかからないので費用が安く済む場合があります。
デメリットとしては、横張りは雨水が溜まりやすく、つなぎ目が多くなるので縦張りよりもメンテナンス回数が多くなります。

通気工法

通気工法とは、サイディングと下地との間の結露を防ぐために開発された工法です。
通気工法では、サイディングと柱との間に隙間を作り結露を防ぎます。
結露が起こるとカビが発生するなど、建材の劣化が早まるため、現在のサイディング外壁は一般的に通気工法で施工されています。
湿気が多い日本では、通気工法を行うことで建物の耐久性を保ちやすくなります。

通気工法のメリット
・水分が浸透しにくく雨漏りを防止しやすい
・気温の影響を受けにくいのでカビや結露が発生しにくい

通気工法のデメリット
・隙間ができるため強度が低くなる
・家の幅が大きくなり生活空間が狭くなる

直貼り工法

直貼り工法とは、建物の柱の外側に直接防水シートを貼って、外壁を貼り付けていくので強度が高くなる工法です。
直接貼り付けるため、作業自体は通気工法に比べて施工難易度は低めです。
強度が高くなるので、耐久性を重視したい方におすすめです。

直貼り工法のメリット
・直接貼り付けていくため強度が高い
・作業手順が少ないため、施工価格が安くなりやすい

直貼り工法のデメリット
・カビが発生しやすく劣化が進みやすい
・外気温の影響を受けやすく結露が発生しやすい
 

サイディングのメンテナンス

年に1度は自分でチェックしましょう

外壁は毎日、紫外線や雨風、暑さ寒さにさらされながら、大事な家を守っています。耐候性のある塗装がされていても、その効果は永遠ではありません。
同じ外壁材でも日がよく当たる面は早く劣化が進むなど、立地や家の形状、気候、外壁塗料の種類などによって状態は違ってくるので、それぞれのお家に合わせたメンテナンスが必要になります。
また、サイディングの劣化はなくても、サイディングとサイディングの間に施工されているシーリング材が紫外線などで劣化していることもあるので、年に1度は自分の目で確認してみましょう。地震や台風などの自然災害の後も、点検したほうがいいでしょう。
劣化のサインに早く気づき、適切なメンテナンスをすることが大切です。

自分で点検するときには、まず目で見て触ってみる

チョーキング現象
サイディングの劣化や不具合などは、自分でもある程度確認することができます。

こちらをチェックしてみましょう
・サイディング外壁に反りやうねりがないか
・サイディング外壁を触って、手が白くならないか
・表面にクラック(ひび割れ)がないか

サイディングに何かの劣化症状が見られた場合、補修がいいのか、張り替えたほうがいいのかは状況によります。早めに業者に相談して点検してもらいましょう。
サイディングの美観と性能を保つためには、日常のお手入れや適切なメンテナンスが重要です。

また、建て替えを考えている古い家の場合、費用がかかる張り替えよりも、補修にとどめておくのも現実的な選択です。あと何年住むのかも考えて、メンテナンス方法を選ぶのもいいでしょう。

コーキング剥がれ
劣化現象が出たからと言って、急いで対応しなくてよい場合もあります。あまりよくない業者だと「すぐに塗り替えた方がいい」大げさに言って、必要のない工事を勧められることも・・・。
外壁が今どのような状態にあるのかをしっかり把握して、正しい対処をしましょう。
そのためにも、定期的に点検をして、異変が起きた時にはすばやく対処できるように準備しておきましょう。

サイディング外壁の詳しいメンテナンス方法については、次回に詳しく解説します!
 

サイディングの進化

耐久性がアップし、メンテナンスの必要が減った

窯業系や金属系サイディング等は何十年使っても、大きな穴があいたり、崩れ落ちたり、ということはありません。
しかし、これまでのサイディングは塗料のこまめな塗り替えが必要でした。
昔のサイディング外壁は10年保証が一般的でしたが、性能が上がり、外壁材の寿命が延びています。今では、なんと30年保証の商品も出てきました。
高耐久性をうたう最近のサイディングは塗膜の変色やひび割れなどに強く、塗装の塗り替え回数が減り、費用が抑えられます。

デザインの種類が増え、クオリティもアップしている

塗装技術の進化により、細かな模様や絵柄、よりリアルな質感が再現できるようになりました。遠めに見ると、木やレンガなどは本物のものと区別がつかないくらいです。
また、サイディングとサイディングをつなぐ目地部分のシーリングが不要なものも出てきました。
シーリングがなくなることで、つなぎ目が見えにくくなり、より美しい仕上がりが期待できます。また、シーリングの打ち替えが不要になるので、その費用も抑えることができるのです。

セルフクリーニング機能が当たり前

空気中の水分子で外壁表面に薄い膜をつくり、雨が降ると水分子膜に付いた汚れごと洗い流すものや、太陽光が外壁の汚れを分解して付着力を弱め、雨水で洗い流すものなど、雨が当たると外壁に付いた汚れが落ちるセルフクリーニング機能のあるサイディングが、今では当たり前になりました。
美しさがより長い間保てるように進化しています。
フュージェ プレミアム
ニチハの外壁材「フュージェ プレミアム」は、外壁どうしの継ぎ目が目立ちにくいシーリングレス仕様。
色あせや塗膜のひび割れに強い超高耐候塗料「プラチナコート30」を採用し、塗膜の変色・褪色30年保証に対応。
外壁に付着した汚れを雨水で繰り返し落とせる「セルフクリーニング機能」のマイクロガード付き。
 

まとめ

今回はサイディング外壁について詳しく解説しました。いかがでしたでしょうか?
サイディングは今主流の外壁材です。主に4種類あって、窯業系サイディングが最も多く選ばれています。
サイディング外壁はモルタル外壁と比べ、工事費用が比較的安く済むのも嬉しいポイントです。
ただメンテナンス性には4種類それぞれに一長一短あり、塗り壁といった湿式工法は一部補修で済むものの、サイディングの場合全面張り替えになることもあります。
年に1度は自分でも点検チェックし、状態の応じた適切なメンテナンスをしましょう。
サイディングは年々進化していて、種類やクオリティー、機能性がどんどん高くなっています。

外壁を選ぶ際は、デザイン性や価格はもちろん、後々のメンテナンスも考慮して、ご自身に合った壁材を選ぶといいですね。
 

最後に

丸杉塗装では常に
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専門知識を持つスタッフがリフォームやメンテナンスに関する方法や費用について、詳しくご案内します。
サイディング外壁の点検やメンテナンスを検討している方は、経験豊富な丸杉塗装にぜひお気軽にご相談ください。

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