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どっちがいいの? 地元の塗装屋VS.大手ハウスメーカー

優良な地元の塗装屋に勝るものはなし

外壁塗装工事をしたいとき、どの業者に頼むのか迷う方が多いと思います。
外壁塗装工事を依頼できる業者には、外壁塗装の専門事業者(地元の塗装業者)、ハウスメーカー、工務店、ホームセンターや家電量販店、リフォーム事業者などがあります。

今回は、この中でも検討対象によくあがる、「地元の塗装業者」と「家を建てたハウスメーカー」について、それぞれのメリットデメリットを比較して、おすすめをご紹介したいと思います。

ぜひ、外壁塗装工事のご検討の参考にしてみてください。
メリットデメリット
 

地元の塗装屋と大手ハウスメーカーの主なメリット・デメリット

外壁塗装工事をしたいとき、

 地元の塗装業者に依頼するのか?
 家を建てたハウスメーカーに依頼するのか?

この選択で悩まれる方が多いと思います。
どちらにもメリット・デメリットがあり、主な違いは以下の通りです。
メリット
デメリット
地元の塗装業者
・費用が安い
・コミュニケーションが取りやすい
・現場の情報伝達や対応が早い
・地元の地域風土に合った塗装ができる
・優良業者を見つけるために情報収集が必要
・倒産し保証がなくなるリスクがある
大手ハウスメーカー
・業者選びに悩まなくてよい
・家の図面やデータがあるので、話がスムーズに進む
・実績が多く、信頼できる
・倒産しにくいので、保証が安心
・費用が高い
・塗料の選択肢が少ない

 

地元の塗装業者のメリット

メリット

費用が安い

地元の塗装業者さんを選ぶメリットとして一番に挙げられるのが、費用を低く抑えられることです。

費用が安いからと言って、安物の材料を使っているというわけではありません。費用が低く抑えられる大きな要因は、やはり中間マージンが発生しないことです。

地域に密着した地元の塗装業者は、打ち合わせから外壁塗装の施工まで一貫して自社だけで行っていることが多く、余計な費用が発生せず費用を抑える効果が期待できます。
逆に、大手ハウスメーカーなどは施工を下請けの会社に依頼するので、通常の外壁塗装費用と施工業者(下請け会社)の利益の上に、さらにハウスメーカーの利益(中間マージン)が加わるため、その分の費用が高くなります。
また、大手企業は中小企業と比べ経費が多くかかるので、利益率も高く設定されているところがほとんどなんです。
一般的に、塗装専門店や工務店の利益率は15%前後ですが、ハウスメーカーなどの大手企業は30~40%の中間マージンの上乗せされていることが多いです。

同じ工事内容であれば、費用はできるだけ安い方がうれしいですよね。

コミュニケーションが取りやすい

地元の地域密着の塗装業者は、事務所がご自宅から近い距離にあるため、すぐに駆けつけてくれます
近くにいれば、不安なことや相談したいことがあったときに、気軽に声をかけることができます。
すばやく対応できるのは地元業者の大きなメリットといえるでしょう。

距離の近さは、費用にも軽減にもつながります。
当然遠くから来ると移動費がかかるため、その分費用が増します。地元業者であれば距離が近いため移動費が安くなり、その結果、塗装費用も安くなるのです。

現場との情報伝達や対応が早い

大手の業者の場合、他社の下請け業者に塗装を依頼する場合が多いので、伝達にどうしても時間がかかってしまいます。大手業者に伝えていたことが、下請け業者さんに伝わっていなかったというトラブルも少なくありません。

地元の業者であれば、見積もりの依頼から契約、施工までを一貫して行いますので、打ち合わせで決まった事項がスムーズに引き継がれ、食い違いが起こりにくいです。
また、情報伝達がスムーズであれば、工事開始後のプラン変更や何かのアクシデントが起こった場合でもすばやい対応が期待できます

地元の地域風土に合った塗装ができる

海が近ければ塩分を含んだ潮風によって建物がさびやすくなります。雪が多い地方では外壁の内部の水分が凍ったり溶けたりすることで外壁材が破損することがあります(凍害)。
このように、お住まいの地域によって環境にさまざまな違いがあるのです。

地元密着の塗装業者は、その地域で生まれ育った方も多く、地元の事情に詳しいため、地域にあった最適な塗料選びや柔軟な塗装工事を行う事ができます。
大手の業者さんだと、会社で決められた画一的な塗装方法で行わることが多く、地域の環境と合わない場合があります。環境に合わない施工がされてしまうと、塗装が長持ちしない事もあるので注意が必要です。
 

地元の塗装業者のデメリット

デメリット

優良業者を見つけるために情報収集が必要

地元の塗装業者に依頼するときに最も大変なことは、信頼できる塗装業者を見つけることです。
地元の塗装業者を検索すると、実にたくさんの業者が出てくるでしょう。これらの中から、信頼できる優良業者を探すには手間と労力がかかります。残念ながら、塗装業者の中には悪質な業者も混ざっているのです。
 

塗装業者を探す際は、悪質業者の手口や、優良業者を選ぶポイントを押さえてしっかり見極めましょう。

外壁塗装でよくある詐欺の手口

 1 不安をあおる
 2 高額値引きをする
 3 モニター価格を提案してくる
 4 すぐに契約をせまる
 5 自社のオリジナル塗料を勧めてくる
 6 大雑把な見積もりを出す

優良業者を選ぶポイント

 1 地元での実績があるか
 2 点検に十分な時間をかけているか
 3 詳細な見積もりや契約書があるか
 4 工事中の写真をくれるか
 5 保証書は適正な年数か

詳細が↓こちらの記事に書いてありますので、ぜひ参考にしてみてください。

倒産し保証がなくなるリスクがある

最近では小規模な塗装業者でも、充実した保証を設ける塗装業者が増えてきていますが、まだ保証が手厚いとは言えない塗装業者があるのも事実です。
契約の際はアフターケアや保証内容をしっかりと確認しておきましょう。

また、屋根や外壁塗装に保証がついていたとしても、数年後にその塗装業者が倒産したり廃業したりしてしまうと、不具合が起きても対応してもらえない場合があります。
建築産業専門団体連合会による「長期性能保証制度」や日本塗装工業会の「ペインテナンス」、マスチック事業協同組合連合会による「長期性能保証」などの保証がある業者を選んでおくと、万が一塗装業者が倒産しても保証期間内であれば対応してもらうことができるので安心です。

繁盛期にはすぐに工事できないことも

地元の塗装業者は大手業者よりも職人の数が少ないため、繁盛期には希望の日程で工事できないことがあります。
 

大手ハウスメーカーのメリット

メリット

業者選びに悩まなくてよい

地元の塗装業者を選ぶ際は、複数の業者を調べたり、その中から優良業者を見極めて選択したりする必要がありますが、大手ハウスメーカーに依頼するのであれば、自宅を建てた会社を選べばいいのでとても簡単です。
家のことをよく分かっているので、安心して任せることができます。

家の図面やデータがあるので、話がスムーズに進む

家を建てたハウスメーカーであれば、当時の図面やデータが残っています。そのため、家にとって最適な塗料やプランの提案、詳しい見積もりがスムーズに行うことができるでしょう。

また、大手ハウスメーカーに一括して依頼することで、家を建てたときの情報やメンテナンスの情報を長期間保存して管理することができます。担当者が代わっていても会社に情報が残っているので、自分だけでなく子供が家を引き継いだ後でも安心して任せることができます。

ハウスメーカーのような大手業者の場合には、屋根・外壁塗装以外にも防蟻工事や防水工事など、必要なメンテナンスを適切な時期に知らせてもらえるので、家の管理の負担軽減にもなりますね。

実績が多く、信頼できる

大手業者の最大のメリットはやはり圧倒的な実績数です。

大手業者は、各地域に拠点を置いていろいろな地域で実績を作っています。
豊富な実績数があれば、様々な経験を積んでいるのでトラブルの対応力も高く、安心感がありますね。

倒産しにくいので、保証が安心

大手業者の場合、信用が大きく、広いネットワークによる安定したサービスの提供、充実したアフターサービスなども期待できます。家を建てたハウスメーカーに塗装を依頼することで、新築時の保証が延長できるところもあります。
また、ハウスメーカーなどの大手業者は倒産しにくいというのも大きなメリットです。
長く続く会社であれば、倒産して保証がなくなってしまったなんていう心配もありません。10年以上先になることが多い次の外壁塗装や屋根塗装も、安定して任せることができるでしょう。
 

大手ハウスメーカーのデメリット

デメリット

費用が高い

大手業者の一番のデメリットは、地元の業者と比べると料金が高額になることです。
先ほども述べたとおり、大手業者は受注した外壁塗装を下請けの業者に発注することが多く、下請けの会社からさらに別の業者に仕事が発注されることもあります。それぞれの会社の利益が費用に上乗せされるため、その分どうしても費用が高くなってしまいます。

費用面以外でも、複数の会社が関わるので、実際に施工する人まで要望がうまく伝わらなかったり、伝達まで時間がかかったりすることがあります。
大手業者に外壁塗装を依頼する時は、工事の際に気になったことを現場の責任者に伝えるのか、契約した大手業者の担当者に伝えるのかあらかじめ確認しておいた方がよいでしょう。

塗料の選択肢が少ない

ハウスメーカーに依頼する場合、使用できる塗料が限られることがあります。
ハウスメーカーでは、自社が使っている外壁材にあう塗料の検証を行っています。そのため、外壁と塗料の相性が悪く剥がれてくるなどということはほぼありません。その反面、検証を行っていない塗料は選べなかったり、選べても補償の対象外になってしまうことがあります。
塗料や色のに強いこだわりがある方は、契約前に希望のものが使えるのか確認しておきましょう。

担当が変わる可能性がある

大手業者の場合、配置転換がよくあるため、途中で担当者が入れ替わることがあります。工事後のアフターフォローなど、工事後も長く同じ担当者にじっくりと関わってほしいという人には、デメリットといえます。
 

結局どっちがいいの?

どっち?

地元の塗装業者がおすすめの人

・外壁塗装の費用を抑えたい

・信頼できる塗装業者を自分で選びたい

・知識や技術力の確かな塗装業者に依頼したい

・こだわりの外壁塗装のプランがある

大手ハウスメーカーがおすすめの人

・家のことは全て同じハウスメーカーに任せたい

・外壁塗装の費用にはあまりこだわらない

・塗装業者を探したり選ぶのはめんどう

・ハウスメーカーの延長保証を受けたい

 

最後に

地元業者と大手業者には、それぞれで違った「メリット」と「デメリット」があることがお分かりいただけたと思います。
外壁塗装で何を重視するのかは人それぞれですので、まずはご自身の中での優先順位を決めてください。
その優先される希望に合った業者を選べば、納得のできる外壁塗装に近づけるはずです。

それでもまだ迷われている方には、私は地元の塗装業者を選ぶことをおすすめします
なぜなら、きちんと優良な地元の塗装業者を見つけることさえできれば、地元の塗装業者を選ぶデメリットはほぼなくなるからです。
そして、費用が安くなり、要望が伝わりやすく、地域密着型だからこそ有事にすぐにサポートを受けられるというのはとても魅力的です。
先述した優良業者を選ぶポイントをおさえて、信頼できる業者を選び、満足のいく外壁塗装工事を実現しましょう。
 

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