知っておくと塗料選びも変わる!外壁素材の紹介
2022年02月25日 14:46:29
国内で使用されている外壁素材にはさまざまなものがあります。
日本で約7割近いお住まいで普及している素材が窯業系サイディングです。
その次に普及率が高い素材が、モルタル外壁です。
金属系サイディングは、窯業系サイディングより価格が高くなりますが、現在の外壁素材の上からも重ね張りできる特質があります。
ALCボードは近年、人気を集めている外壁素材で耐火性や断熱性、遮音性など機能性に優れています。
それぞれの特徴を理解し、お住まいの環境や目的、予算などに合わせて選びましょう。
■窯業系サイディング
・素材の特徴の説明
窯業系サイディングは日本の住宅において普及率が高い外壁材の一つで、色や柄のバリエーションが豊富です。
さまざまなカラーやデザインがあるため、お住まいのイメージに合わせて選びやすい点も普及している理由です。
・メリット
色あせや汚れにも強いため、美しい外観を維持しやすいのがメリットとなります。
・デメリット
耐用年数は7年~8年とやや短いのがデメリットと言えます。
■モルタル外壁
・素材の特徴の説明
モルタルは各現場で、職人が左官技術を活かして直接施工するのが特徴的です。
リシン・スタッコ・吹付けタイルなどのさまざまな工法があります。
・メリット
職人の技術を活かし、個性的な風合いに仕上がるのがメリットです。
・デメリット
仕上がりや品質が職人の技に左右されやすく、ひび割れやチョーキングなども起こりやすいので、丁寧なメンテナンスが必要な点がデメリットと言えます。
■金属サイディング
・素材の特徴の説明
とても軽量な素材で、現在の外壁の上から重ね張りもでき、金属の質感を活かしたスタイリッシュなデザインをはじめ、石やタイル、木目など自然素材の質感に近い柄なども選べます。
・メリット
軽量なので建物への負担が少なく、耐震性に優れているのがメリットです。
・デメリット
やや価格が高いのがデメリットですが、その分、耐用年数が長くなります。
■ALC外壁
・素材の特徴の説明
軽量気泡コンクリートを用いた外壁材で、コンクリートに比べて4分の1と軽量です。
・メリット
ALCボードは不燃材料であるため、耐火性が高いうえ、断熱性に優れているので、エアコン効率を高め、結露防止に役立ちます。
遮音性も高く、騒音が気になる立地のお住まいにもおすすめです。
・デメリット
価格が高く、イニシャルコストが高くなります。
定期的な外壁塗装も必要なため、ランニングコストもかかるのがデメリットです。
■まとめ
日本の住宅の外壁素材としてよく採用されている窯業系サイディング、モルタル、金属系サイディング、ALC外壁についてご紹介してきました。
それぞれ特徴が異なり、メリットおよびデメリットにも違いがあります。
お住まいの立地や環境、外壁の状態や希望と予算を踏まえて、最適な外壁素材選びやリフォームを行いましょう。