外壁塗装の「タッチアップ」とは
タッチアップで外壁の劣化を防ぐ
外壁塗装や屋根塗装で「タッチアップ」という言葉を聞いたことがありませんか?
タッチアップの意味はいろいろあります。
車の塗装でのタッチアップは、同じ色のペイントで下地を隠し、傷を目立たなくすること。
メイクでのタッチアップは、化粧品のスタッフがお客様に直接触れて、メイクをすること。
介護でのタッチアップは、立ち上がりの動作を補助する手すりのこと。
野球でも、タッチアップというルールがありますね。
では、外壁塗装でのタッチアップはどういうものなのでしょうか。
今回は、外壁塗装におけるタッチアップについて詳しく解説していきます。
目次
2. タッチアップを行う目的
2-1 外壁劣化を防ぐため
2-2 美しい仕上がりのため
3. タッチアップの種類
3-1 部分的なタッチアップ塗装
3-2 釘を隠すためのタッチアップ塗装
4. タッチアップの流れ
4-1 外壁塗装面の状態をチェックする
4-2 タッチアップ部分の清掃・下地調整
4-3 塗料を調色する
4-4 塗料を塗布する
5-1 タッチアップのメリット
5-2 タッチアップのデメリット
7. まとめ
外壁塗装における「タッチアップ」とは?
外壁塗装を依頼する際に「タッチアップ」という言葉をよく耳にするのではないでしょうか?
弊社の施工事例でも、しっかりとその言葉が載っていますね。
外壁塗装の仕上げや工事完了後に、小さなキズや塗り残しが見つかる場合があります。
そういった部分に対して補修塗装することをタッチアップといいます。
また、外壁サイディングや幕板・鼻隠し・破風板などの塗装された外装部材を釘止めした後に、釘頭を隠すために周りの外壁と同じ色の塗料を塗る事もタッチアップ塗装と言います。
さらに、何らかのトラブルによって塗装の一部が剥がれてしまった場合にも、このタッチアップを用いて修正します。
タッチアップを行う目的
外壁劣化を防ぐため
タッチアップを行う一番の目的は、塗料の劣化や損傷を防ぐことです。
建物はいつも、直射日光や風雨などさまざまな外部からのダメージに晒されており、塗装によってこれらの影響を緩和して劣化を防いでいます。
しかし、塗装の塗り残しや傷ついた部分がある場合、劣化はそういった塗装の弱い部分から進行していくのです。
このような問題を事前に防ぐために、タッチアップは不可欠な作業と言えるわけです。
美しい仕上がりのため
外壁塗装のタッチアップは、見た目を良くするためにも重要な作業です。
外壁塗装というのは、どんなに腕の良い職人が塗装しても、小さな傷などがついてしまいます。大きな外壁の小さな傷であれば、あまり目立たないように思われますが、外から見ると意外と目について見栄えに影響してきます。
タッチアップを行うことで、建物の耐久性を上げるためだけでなく、こうした美観を維持するためにも行うべき大切な作業なのです。
タッチアップの種類
2種類のタッチアップをご紹介します。
どちらのダッチアップでも特定の部分を後から塗りなおしますので、新しく塗料を用意するよりも同じ塗料を使った方が簡単に周りの色と合わせることができます。
そのために、外壁塗装で余った塗料は保管しておくといいですよ。
部分的なタッチアップ塗装
先述したとおり、外壁塗装での小さな塗り残しや傷は必ず起こってしまうものですので、これらをタッチアップできれいに補修していきます。
部分的なタッチアップで重要なのは、補修箇所が周囲と自然に馴染むよう、「既存の色に合わせて」塗装を行うことです。直接塗料を塗り足すと、その部分が目立つ恐れがあるため、自然な見た目を保つためには、周囲の色と調和させる工夫が必要です。
また、外壁塗装時以外でも、部分的に汚れや傷などが見つかり、全体的な塗り替えが必要ない場合であれば、この部分的なタッチアップ塗装で済ますことが可能です。
ただし、塗装から時間が経過している場合には、既存の塗装とタッチアップ塗装との違いが目立ちやすくなるので、あえて少し汚れを残したりすることで自然な仕上がりを目指します。
タッチアップ塗装は、部分的な塗装工事なので、一般住宅の場合は0.5~1.5日くらいで工期も短く、費用も安く抑える事ができます。
細かい傷部分のタッチアップ塗装は、刷毛で塗るのでなく、筆で点を打つように傷を埋めていきます。
その際は一度で塗るのではなく、乾燥と塗りを何度も繰り返して、周りの塗装面より盛り上がるまで塗り重ねることがきれいに仕上げるコツです。
釘を隠すためのタッチアップ塗装
タッチアップは、釘の頭を塗り隠すためにも有効です。
サイディングなどの外壁や幕板・鼻隠し・破風板などを釘止めしたあとに、釘の頭を隠すために周りの外壁と同じ色の塗料でタッチアップを行います。こうすることで、外壁全体に統一感が生まれます。
釘の頭部分なんて目立たないと思うかもしれませんが、小さな傷などと同様で、釘跡も実はかなり目立ちやすくなっているのです。
釘跡は目立つだけでなく、その部分から早く塗装が落ちていく可能性もあるので、タッチアップを行うことで塗装の耐久性を高め、塗装の剥がれを防ぐ効果も期待できます。
また、新築時に外壁と同じ色のタッチアップを行った釘頭の塗装が、他の外壁サイディングの塗装より早く劣化が進む可能性があるので、こういった場合も釘頭を再度タッチアップ塗装を行います。
サイディング表面に凹凸があるなど釘が目立ちにくい外壁材であれば、釘頭は隠しやすく、粗も目立たないためタッチアップ塗装がしやすくなりますよ。
タッチアップの流れ
外壁塗装面の状態をチェックする
まずは外壁の状態を確認します。
劣化状況によっては、塗装の下処理などの対応が変わってきますので、状態をしっかりと見極めることが大事です。
変色・褪色・チョーキング・汚れ・塗装の浮き・剥がれ・タッチアップの範囲など、しっかりとチェックしていきます。
また、タッチアップ後も周囲の塗装と違和感なくなじむようにするために、どんな種類の塗料が使用されているのかを把握する必要があります。
タッチアップ部分の清掃・下地調整
次に、タッチアップ塗装する部分の汚れを丁寧に拭き取ります。
塗装面に汚れが付着していては、新しく新たに塗った塗料がうまく定着しない可能性があります。
この作業は、タッチアップが長持ちするためにとても重要な作業になります。
また、適切な下地調整を行い、補修する範囲や状況に応じて、塗装面の周辺や床に適切な養生を施します。
塗料を調色する
タッチアップ用の塗料がない場合、調色して塗料を作ります。
その際には、既存の塗料と同グレードの塗料や着色剤を使用する必要があります。
また、塗料は乾くと色合いが変わりますので、色合わせの際には、塗料を乾燥させて色の状態をしっかり確認する必要があります。
塗料を塗布する
選定した塗料を色味や質感が周囲と調和するように塗っていきます。
塗装する部位によっては、錆止め、シーラーなど下塗り作業を行ってからタッチアップ塗装をします。
補修する範囲や形状に合わせて道具(ナイロン筆、目地刷毛、ローラー、カップガンなど)を選び、周囲との違いが目立たないよう細心の注意を払って作業します。
塗布後は乾燥させてから色の一致を最終確認し、完成です。
これらの手順を一つ一つ丁寧に行うことで、外壁の小さなひびや傷が目立たない、長持ちする補修をすることができます。
タッチアップのメリット・デメリット
タッチアップのメリット
外壁塗装のタッチアップの最大のメリットは、時間や費用を掛けずに比較的簡単に汚れや傷を目立たなくできることです。
熟練したプロであれば、違和感が残らない美しい仕上がりにできます。
熟練したプロであれば、違和感が残らない美しい仕上がりにできます。
タッチアップのデメリット
タッチアップには技術が必要なため、職人の技量に出来栄えが左右されてしまいます。
また、 塗装を施す材料や下地の状態が異なるため、どんなにきれいに施工をしても、その後に雨風や日光にさらされることにより、タッチアップした部分は他の部分と色が変わってしまうことがあります。
タッチアップを行うときの注意点
新築時や外壁塗装工事中であれば、その施工業者が責任をもって作業を行います。施工後すぐにタッチアップが必要な場合も、保証の範囲で対応してくれるでしょう。
ですが、ある程度時間が経過してしまい、すでに保証が利かない場合は、信頼できる業者を選んで依頼する必要があります。
タッチアップは、周りの塗装面と色や塗膜の厚さを合わせ、馴染ませる必要がある繊細な作業です。
これには、しっかりとした技術力が必要となる工程になります。
これには、しっかりとした技術力が必要となる工程になります。
これくらいの作業なら誰でもいいかと適当に選ぶと、下手な職人に当たってしまった場合、明らかに他の塗装面と比べ浮いている、タッチアップの部分が目立った仕上がりになるなどの問題が起こるかもしれません。
タッチアップの仕上がりは、施工者の腕がそのまま出来栄えに反映されます。
浜松市の丸杉塗装でもタッチアップを行っていて、施工実績も豊富で腕の良い職人がしっかり対応させていただきますので、お悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。
浜松市の丸杉塗装でもタッチアップを行っていて、施工実績も豊富で腕の良い職人がしっかり対応させていただきますので、お悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
外壁塗装におけるタッチアップについてご紹介しました。
外壁塗装後に、タッチアップを行うことで、外壁劣化を防ぎ、美しい仕上がりにすることができます。
タッチアップには、部分的に行うものと、くぎを隠すために行うものがあります。
どちらも、周りの色と合わせて馴染ませることが重要です。
また、まだ塗装の時期ではないけれど、外壁の一部が傷ついたり、塗装が剥がれてしまっている場合は、タッチアップ塗装で補修するという選択肢があります。
そのまま傷や剥がれを放置してしまうとその部分から劣化が進み、次の塗り替えの時に費用と工期が伸びる可能性がありますので、なるべく早いうちにタッチアップなどで補正して劣化を抑えることで、費用を最小限に抑えることができるでしょう。
タッチアップは工期も短く比較的手軽に行えるのでおすすめですよ。
タッチアップ塗装も浜松市の丸杉塗装におまかせください
浜松市の丸杉塗装では、確かな経験と知識をもとに、タッチアップ作業を踏まえた丁寧な施工を行っております。
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