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いろいろな屋根の形

あなたの家の屋根はどの形ですか?

いろいろな屋根
 

屋根の役割

住宅のおける屋根とは、どんな役割を持っているのでしょうか。
 ・直射日光や風雨を遮る
 ・台風や集中豪雨などの自然災害から家や家族を守る
このような「家を守る」役割をイメージする人が多いと思います。

近年ではそれに加えて、以下のような役割も増えてきました。
 ・外観の印象をよくする
 ・室温が上がることを防いで、住まいを適温に保つ
 ・太陽光発電をおこなう

屋根はもともと風雨をしのぐためのものですが、住環境が豊かになっていく過程で、家のデザイン性や快適性を高める存在としての役目を果たすようになりました。
さらに、太陽光発電システムが一般化し、太陽光パネルの設置場所としても活用されるようになりました。
 

屋根の形

屋根は様々な種類の形があります。
屋根の形の代表的なものをご紹介します。
屋根の形
 

住宅によく使われている屋根の種類と特徴

切妻(きりづま)屋根

切妻屋根
よく言われる「三角屋根」がこの形です。
屋根の頂点など面と面が合わさる部分を「棟」と呼びます。屋根の最上部にある棟である大棟から両側に、本を開いて逆さまに被せたように屋根が流れる形状をしています。屋根がなく△に見える部分は「妻側」、屋根がある部分は「平側」と呼ばれます。
メリットが多く、最も普及している形です。

メリット
・構造が単純で比較的安価に施工できる。
・和風でも洋風でも似合う。
・屋根同士の継ぎ目が1カ所なので、雨漏りがしにくい構造。

デメリット
・個性は出づらい
・妻側が雨や直射日光の影響を受けやすい。

■切り妻屋根の著名な建物
 根津美術館(東京都)
 安曇野ちひろ美術館(東京都)
切妻屋根

寄棟(よせむね)屋根

寄棟屋根
中央にある大棟から四方に傾斜面がある屋根で、棟を四方から中央に寄せているから寄棟です。
こちらも切妻屋根と同様によく見かける形です。

メリット
・構造的に頑丈。
・切妻屋根と比べると総面積が同じでも、各面の面積が小さくなる(切り妻は2面、寄棟は4面)ため、風圧に対しても強い。
・和風でも洋風でも似合う。

デメリット
・屋根裏が狭くなり通気性はあまりよくない。
・棟が多くなるため雨漏りリスクは上がる。
・妻側が雨や直射日光の影響を受けやすい。

■寄棟屋根の著名な建物
 正蔵院(奈良県)
 東大寺大仏殿(奈良県)
寄棟屋根

陸(ろく)屋根

陸(ろく)屋根
勾配(傾斜)がなく、平坦な形状から陸屋根と呼ばれます。ビルのように平らな屋根なので、平(ひら)屋根とも呼ばれます。
直線的なのでシャープでモダンな外観になります。

メリット
・形状から分かるとおり、屋上を設けるのに最適な屋根の形。
・屋上の活用を希望される方におすすめの屋根。

デメリット
・屋根裏が狭くなり、通気性はあまりよくない。
・勾配が小さいため排水性が低いので、定期的な防水塗装工事をしないと雨漏りに繋がる。
・十分なメンテナンスが必要。

■陸屋根の著名な建物
 国立西洋美術館本館(東京都)
 横浜マリンタワー低層部(神奈川県)
陸屋根

片流れ(かたながれ)屋根

片流れ(かたながれ)屋根
屋根はいくつかの面で構成されるものが多いですが、一面で構成される形状です。一方向だけに傾斜がついている屋根で、シャープな印象を与えます。アシンメトリーでデザイン性が高く、スタイリッシュな見た目から近年人気の形状です。
文字通り、雨水なども片側に流れます。

メリット
・方角がよければ、太陽光を利用した機器、発電パネルや温水器などを多く設置し、効率よく運用できる。
・その形状から斜線制限がある場所でも対応ができる。

デメリット
・屋根がないほうの外壁は直射日光や雨の影響を直接受けやすい。
・雨や雪が片側に集中するので、雨どいに負荷がかかりやすい。

■片流れ屋根の著名な建物
 小山市文書館庁舎(栃木県)
 一行院千日谷会堂(東京都)
片流れ屋根

入母屋(いりもや)屋根

入母屋(いりもや)屋根
寄棟屋根の上に切妻屋根を被せたような形状で「いりもや」と読みます。切妻から続く屋根は途中で角度が変わることなく、軒先まで続きます。
伝統でいうと寄棟屋根よりは切妻屋根の方が格式は高く、それよりも高いのが入母屋屋根とされています。
最も格式が高い屋根の形状で、京都の桂離宮などが有名です。
切妻部分に「矢切」と呼ばれる壁があり、窓を取りつけることも可能です。

メリット
・格式が最も高い。
・屋根裏の通気性がよい。

デメリット
・構造が複雑なので材料費や施工費が高い。
・寄棟と切妻が合わさる箇所から雨漏りするリスクがある。

■入母屋屋根の著名な建物
 新薬師寺本堂(奈良県)
 三十三間堂(京都府)
 天安門(中国)
入母屋屋根
 

いろいろな屋根の種類と特徴

招き(まねき)屋根

招き(まねき)屋根
先端部分が前方に張り出している屋根で、切妻屋根の片面を短くしたような、ひらがなの「へ」のような形状をしています。その形が招き猫の前足に似ているのことから招き屋根よばれています。
招き屋根は、2面の屋根が段違いになっている造りもあります。

メリット
・片側の壁が高くなるのでロフトの設置に向いている。
・平屋でも2階建てのようなゆとりのある空間が生まれる。
・アシンメトリーな外観からデザイン性が高く、和風・洋風を選ばない家づくりができる。
・構造がシンプルなので、施工費用を抑えられる。
・屋根の一面を広く設計できるため、方角がよければ太陽光パネルの設置に向いている。

デメリット
・壁と屋根が設置している部分に隙間が空きやすく、雨漏りがしやすい。
・屋根裏の通気性が悪く、結露しやすい。

方形(ほうぎょう、宝形)屋根

方形(ほうぎょう、宝形)屋根
ほぼ正方形の建物に特化したピラミッド型の屋根で、屋根の全ての面がきれいな三角形になるのが特徴です。
一般住宅ではあまり使われず主に寺院などで用いられ、建物が六角形、八角形の屋根も方形と呼びます。六角形、八角形の建物の屋根は他の呼ばれ方をすることもあり、上から見て六角形ならば「六注」、八角形ならば「八注」になります。
宝形(ほうぎょう)と表記される場合もあります。

メリット
・重厚感があり、個性的。
・屋根の傾斜角度は一定で均等に傾斜しているため、雨水や雪を4方向に分散できる。
・全面に屋根を確保できるため、雨や太陽の光を遮りやすいので、外壁の劣化を防ぐことができる。

デメリット
・一般的な屋根よりも棟が長く、棟を支える支柱本数が多いため、コストと施工期間がかかる。
・「棟」部分から雨漏りもしやすい。
・雨や雪の落下地点を予想しづらい。

錣(しころ)屋根

錣(しころ)屋根
錣(しころ)屋根は、寄棟屋根の上に切妻屋根を載せた形の屋根です。入母屋屋根と形状は似ていますが、切妻から続く屋根の角度が途中で変わり、緩い勾配となります。
錣とは、兜や頭巾などの後ろに垂れて首を守る覆いのことで、見た目が似ていることからこの名がついています。

メリット
・入母屋屋根と同様に厳格な印象を与えられる。

デメリット
・パーツや接合部が多いため、コストが高くなる。
・雨漏りのリスクも上がるので、現代の一般住宅ではあまり採用されていない。

越(こし)屋根

越(こし)屋根
傾斜面が二重になっている屋根で、屋根の上にさらにもうひとつ小さい二階部分がついたような形状をしています。この小さい二階部分は屋根舎と呼ばれ、換気、採光などの目的で設けられています。昔ながらの家屋ではかまどや囲炉裏の煙を小さな窓から排出していました。
このように屋根舎を設けた屋根は比較的、大きな建物で採用されることが多い屋根で、日本に古くから根付いている形状です。

メリット
・天井が高く、多方向からの採光が可能。
・通気口は高所ほど高い効果が得られるため、通気性にも優れている。

デメリット
・工法が複雑な形式なので、雨漏れのリスクがある。
・施工やメンテナンスにコストの費用がかさむ。

差し掛け(さしかけ)屋根

差し掛け(さしかけ)屋根
切り妻や招き屋根の頂点の位置をずらして合わせたような形状になります。差し掛け屋根は、段違いの屋根が2つ組み合わさっている形が特徴的です。
片流れのように一面しかない下屋(一階部分の屋根)も差し掛けと呼ばれることがあります。

メリット
・アシンメトリーでモダンな見た目になる。
・高低差を作ることで屋根裏スペースを広く確保できる。
・空気の流れができることから通気性が良い。
・向かい合わせの屋根が互いに支え合う構造になっているので、耐風性に優れている。
・シンプルな形状から、設置費用やメンテナンス費用が安い。
・太陽光パネルを設置しやすい

デメリット
・上の屋根と下の屋根の間にある壁には雨が伝いやすく雨漏りしやすい。
・下屋として差し掛け屋根を設ける場合、施工範囲が増えるので施工費用、、メンテナンス費用が高くなる。

半切妻(はんきりづま)屋根

半切妻(はんきりづま)屋根
切妻屋根の妻側を斜めにカットしたような形状で、小さな寄棟屋根のようにも見えます。洋風のデザインのお住まいに用いられることが多い屋根です。
はかま腰屋根、ドイツ屋根などとも呼ばれています。

メリット
・見た目がおしゃれ
・屋根裏のスペースを確保しやすい。
・斜線制限や日照制限に対応しやすい。

デメリット
・設計施工の難易度が高く、技術力が求められる。
・継ぎ目の多さからメンテナンスの頻度が上がり、維持費が高くなる。
・雨漏りしやすい。

 

変わった形の屋根の種類と特徴

バタフライ型屋根

バタフライ型屋根
中央部分がV字型になっている屋根です。切り妻や片流れを反対にしたような形状の屋根で、蝶が羽ばたいている姿に似ていることからバタフライと呼ばれています。
積雪地帯では落雪を防ぐためにこのような形状の屋根が見受けられます。
中心部に向かって低くなっているため、真ん中に谷樋を設け通水路としています。

メリット
・個性的でスタイリッシュなデザイン。
・両側に傾斜した屋根が広がっているため、換気や採光も促進される。
・建物周りに雨雪が落ちる心配がなく、つららができにくい。

デメリット
・建物の中心付近に水が溜まりやすく、建材が傷みやすい。
・定期的な点検とメンテナンスが必要。

鋸(のこぎり)屋根

鋸(のこぎり)屋根
鋸(のこぎり)屋根は、片流れの建物を連結させたような形状で、まるでノコギリの歯のように見えることからその名がつきました。一般住宅ではあまり用いられませんが、屋根の上端と下端の間の壁に採光用の窓や開口部を設けられるので、工場などの大きな建物でよく見られます。

メリット
・北向きの窓を設置することで、直射日光は避けつつ安定した明るい光を取り入れやすい。
・天候に左右されずに均一な光が差し込みやすい。
・ソーラーパネルの設置にも向いている。

デメリット
・雨漏りがしやすい。
・定期的なメンテナンスが必須。

M型屋根

M型屋根
切妻を連結させたような形状で、その名の通り、アルファベットの「M」のような形をした屋根のことです。
見かけることは稀であり、個性を出したいご家庭に向いている屋根の形状でしょう

メリット
・個性的で特別感がでる。

デメリット
中央部分が内勾配になるので建物の中心付近に水が溜まりやすくなるため、定期的な点検とメンテナンスが必要。

腰折れ屋根

腰折れ屋根
屋根勾配を途中で急角度に変えた屋根です。屋根の面の中央付近で角度が変わることから腰折れ屋根と呼ばれています。また、切り妻タイプに腰折れがある屋根を「ギャンブレル」、寄棟タイプに腰折れがあるものが「マンサード」と呼ぶことがあります。

メリット
・中央部分に比べて左右の傾斜が急になるため、水はけが良く雨雪が溜まりにくい。
・建物への負荷を分散できる。
・狭い土地でも採用しやすい。
・斜線制限や日影制限に対応できる。
・屋根裏部屋を作ることができ、個性的なデザインにしたい方に向いている。
・欧米に多く見られる形状なので、洋風のデザインと相性が良い。

デメリット
・勾配が急になる屋根同士の継ぎ目から雨漏りが発生しやすい。
・通気スペースが確保しにくいため、湿気が溜まりやすく、劣化につながる。
・メンテナンスの際に足場仮設が必要となり、費用がかさむ。
 

まとめ

屋根には、本当にたくさんの種類がありますね。
それぞれの種類のメリットとデメリットもご紹介しました。

一階部分は片流れ、二階部分は切妻など複数の形状の屋根を持つ建物もあります。この場合の呼び方は、一番重要な部分、最上階(大屋根)や一番面積の広い屋根の形状で決まることが多いようです。
もちろん、屋根リフォームや屋根工事をする場合は間違いがないように「建物南側○○部分・切妻」と図面などに書き込み、誤解が発生しないよう万全を期しています。

屋根はシンプルな構造であるほどつなぎ目から雨漏りするリスクが避けられ、建築・メンテナンス時のコストダウンにつながります。
太陽光パネルで自家発電を検討されている方には、屋根の大きさや設置面についても十分に検討が必要ですね。
リスクとされている面でも、建材選びや下地作りでカバーできる場合も多くありますので、屋根工事をご検討の際は浜松市の丸杉塗装にお気軽にご相談ください。

屋根の種類は多岐にわたり、今回ご紹介できなかった種類がまだまだあります。
今度、外出された際は、いろいろなお宅の屋根に注目してみてくださいね。
 

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