外壁塗装の塗料「ツヤあり」「ツヤなし」はどう違う?
2021年07月01日 10:23:19
浜松で屋根塗装や外壁塗装をしたいとき、どのような仕上がり、見た目にするべきか悩まれるお客様は多いです。
外壁塗装の見た目としては、大きく分けるとツヤあり、ツヤなしがあり、前者は光沢感や高級感が感じられ、後者はマット調で落ち着きや気品が感じられます。
もっとも、お住まいのデザインや色によっても見た目の印象が異なるほか、実はツヤあり、ツヤなしの塗料には見た目の印象以外に性質や性能の違いもあります。
詳しい特徴を理解して、選び方の参考にしてください。
外壁塗装で使用するツヤのある塗料は5つのタイプ
外壁塗装の塗料はツヤのレベルで大きく5種類に分けることができます。
ツヤありは光の反射率、いわゆる光沢度が70%以上ある塗料で、輝いた印象に仕上がります。
7分ツヤは光の反射率が55~65%で気品あるツヤがあり、汚れにくく耐久性にも優れています、5分ツヤは光の反射率30~40%で、半ツヤとも呼ばれています。
3分ツヤは光の反射率10~20%で、抑えめのツヤが付いた塗料です。
ツヤ消しは光の反射率5%以下で、ほぼツヤがない状態でマット仕上げとも呼ばれます。
ツヤのある塗料につや消し剤を混ぜるなどして作られています。
基本の成分の塗料に光沢材を混ぜると思われがちですが、実は逆で、ツヤがあるのが本来の塗料で、そこにツヤを消す成分を混ぜるのが特徴です。
外壁塗装でツヤのある、ないのメリット・デメリット
ツヤがある場合
メリット
・美しい光沢感がある
・新築のような輝きが出る
・混ざりものがないので耐久性に優れている
・混ざりものがないので耐候性が高い
・ツヤの作用で汚れにくい
ツヤあり塗料は見た目が美しいだけでなく、実は性能的にも優れています。
デメリット
・経年劣化に伴い次第にツヤが失われる
・輝きが強く悪目立ちすぎる
・悪目立ちを気にする方がいる
外壁塗装をした直後の美しさは数年程度しか持たず、ツヤが失われていきます。
好みの問題ですが、艶々で主張が強すぎると気にされる方も少なくありません。
ツヤがない場合
メリット
・落ち着いた仕上がりになる
・光沢がなく自然な仕上がりになる
・和風住宅にマッチする
・もとからツヤがないので、年数が経過しても美観があまり変わらない
ツヤなしはお住まいの外観デザインや好みで選ばれる方が多いです。
デメリット
・地味な印象になる
・古びた印象になる
・汚れが付きやすく目立ちやすい
・ツヤありより耐候性に劣る
・ツヤありより耐久性に劣る
落ち着いた感じで印象が良いものの、添加物を混ぜているため、耐候性や耐久性に劣ります。
まとめ
ツヤあり塗料は輝きが美しく、ツヤなし塗料は落ち着いた印象を与えるため、見た目や好みの観点から選ばれる方も少なくありません。
ですが、実際には成分や性能にも違いがあります。
ツヤなしは添加物を添加することで、表面をざらつかせ、光を拡散させることで光沢を抑えた塗料です。
表面がざらざらと凹凸があるので、汚れやホコリが付着しやすくなります。
もともとツヤがないうえにホコリが付くと、より古びた印象に見えてしまいます。
混ざりものがあるのでツヤありに比べると、1.5年~3年ほど耐用年数も短くなるのも見逃せないポイントです。
また、添加物を混ぜるなどの工程処理が必要となるため、一般的にはツヤあり塗料より価格も少し高めです。
耐用年数が短く汚れやすく、価格が高いという点があるため、艶々すぎるのが気になるなら7分から5分に抑えるという選択もあります。