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外壁塗装の用語、いくつ知ってますか?

2022年10月04日 12:27:36

「資料請求や相談会に行ったけど、知らない単語ばかりで話が入ってこなかった」といったお悩みをたまにお聞きします。
初めて外壁塗装をする方にはなかなか馴染みのない言葉が多いと思いますので、今回は外壁塗装の用語について、登場する回数が多いものをご紹介させていただきます。

1.チョーキング

チョーキングとは、外壁塗装の表面を手でこすったときに白いチョークの粉のようなものが手に付く現象です。
塗料に含まれる成分が紫外線などの影響で劣化し、粉状になってしまったのです。
外壁を保護する役割が低下しているので、チョーキングを放置すると雨漏りのリスクが高まります。
塗装面をこすってみて手に白い粉が付いたら、早めの塗り替えを検討しましょう。

2.クラック

クラックとは、外壁塗装面にできるひび割れのことです。
ヘアークラックと呼ばれる髪の毛の細さ程度のひび割れであれば、まだ大丈夫ですが、ひびが次第に広がっていくリスクもあります。
クラックが生じると、ひび割れ部分から雨水が入り込み、外壁材を傷めることや内部雨漏りつながるので注意が必要です。
雨漏りや湿気は住宅を弱める原因になりますので、早めに補修、塗り替えを行いましょう。

3.ウレタン塗料

ウレタン塗料は、かつてのスタンダード塗料であり、耐用年数は8年~10年ほどです。
密着度が高く、光沢感があり、高級感のある仕上がりになるのがメリットです。
紫外線に弱いため、日当たりの良いお住まいにはあまり適しません。

4.シリコン塗料

シリコン塗料は、耐用年数が12年~14年と長く、防汚性や耐水性などに優れており、長く美観を保てるのがメリットです。
耐久性だけでなく、性能やコストのバランスにも優れた塗料で、現在のスタンダード塗料となっています。

5.フッ素塗料

フッ素塗料は、耐用年数が長く、メンテナンスを行うスパンを長くできるのがメリットです。
親水性に優れているため、汚れが雨と馴染んで流れ落ち、汚れにくいのもメリットです。
防カビや防藻性にも優れており、長期にわたって美しい外観を維持できます。
耐久性が高いので価格は高くなりますが、その分、外壁塗装の回数が抑えられるため、中長期的に見ると低コストです。

6.ラジカル塗料

ラジカル塗料とは、ラジカルの発生を抑える塗料であり、ラジカル制御塗料とも呼ばれます。
ラジカルは塗料に含まれる樹脂などの有機物を分解してしまう、塗装の劣化因子です。
ラジカル制御塗料は、ラジカルの発生や働きを抑えて塗膜の劣化を防止してくれます。
そのため、美観を保ち、耐久性に優れた塗料です。

7.無機塗料

無機塗料は、鉱物やガラス、ガラスなどの無機物を配合して作られた塗料、石油などの有機物を原料としたアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素と区別されます。
無機塗料の代表的なものに、陶器にも使われるセラミックを主成分とした塗料があります。
表面がツルツルと滑らかに仕上がり、汚れが付きにくいのがメリットです。
汚れが付着しても、雨水と一緒に汚れが洗い流されるので、長く美観を維持できます。
紫外線によるダメージもが起こりにくいのも一つの特徴です。

8.遮熱塗料

遮熱塗料は、屋根や外壁の表面温度が上昇するのを抑える作用を発揮します。
外装から室内へ熱が伝わるのを遮ることができるので、室内の室温上昇が抑えられ、冷房効率のアップが期待できます。
夏のエアコン効率を高めてくれ、省エネや電気代の節約につながるのがメリットです。

9.面積効果

同じ色でも、小さな面積と広い面積で見え方が異なる錯覚が起こることを面積効果と呼んでいます。
外壁塗装の塗料の色を決める際、面積効果を理解せずに色を決めると、思ったより暗すぎる、明るすぎるという不満が起こるため注意が必要です。
面積効果を避けるにはサンプルを太陽光で確認する、より大きなサンプルで確認することのほか、イメージする色より一段暗めの色を選ぶことが対処法になります。

10.シーリング

シーリングはサイディング壁のつなぎ目や窓枠、サッシ周りなどにシーリング剤を注入し、ゴム状に固めることで、隙間から雨水が入り込むのを防ぐものです。
外壁塗装にあたってはシーリングの補修もあわせて行うのが一般的です。

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