新築・戸建ての外壁塗装のおすすめ時期・季節はいつ?
2021年05月31日 09:39:06
外壁塗装は新築・戸建ての外観を美しく保ってくれるだけでなく、お住まいの外壁を保護し、雨漏りを防ぐ重要な役割を果たしています。
新築のような見た目をいつまでも保つだけでなく、長く安心して暮らし、住宅の資産価値を維持していくためにも、計画的に外壁塗装を行っていくことが必要です。
新築からどのくらいのタイミングで外壁塗装をすれば良いのか、浜松で外壁塗装や屋根塗装を依頼する際のおすすめの時期や季節について見ていきましょう。
外壁塗装の時期の目安
外壁塗装の時期の目安は新築からの築年数よりも、使用された塗料の種類やグレード、置かれている環境に注目する必要があります。
塗料の種類によって耐用年数も異なりますので、新築時の提案書や契約書などを見て、どんな塗料が使われているかを確認しましょう。
一般的には10年から15年程度の耐用年数があるシリコン樹脂塗料が多く見られます。
ですが、新築だから高性能な塗料が使われているとは限りません。
内部のデザインや設備のグレードを高めることで費用がかさんでしまい、予算内に抑えるために急遽、5年から7年ほどの耐久性しかない安価なアクリル塗料を使うこともあるためです。
築年数だけにとらわれず、汚れが目立っていないか、塗装の退色や剥げが生じていないか、コケや藻、カビが発生していないか、劣化の状態を確認しましょう。
外壁塗装におすすめの季節はある?
塗料は性質上、気温が5℃未満、湿度85%以上の環境では硬化が難しいため、塗料メーカーが施行を推奨する環境ではありません。
そのため、塗料の性能をしっかり引き出して耐久性を高めるためには、高温や低温、多湿を避けて施工することが必要です。
たとえば、真夏の猛暑など高温、多湿な時期にはスムーズに硬化しません。
一方、真冬の低温時期には表面だけが硬化してしまい、ひび割れが起こりやすく、仕上がりが悪くなるので注意が必要です。
そのため、外壁塗装におすすめの季節は、梅雨に入る前の気候や気温が安定している春や冷え込みが激しくならない秋となります。
雨の日は作業ができない日も多いので、雨の少ない季節なら、短期間でスムーズに施工できるのもメリットです。
外壁塗装におすすめしない時期
浜松は海に近いこともあり、夏場は日照も強くなります。
近年の地球温暖化の影響で、体にもこたえる猛暑日が続くため、真夏の外壁塗装はおすすめできません。
高温、多湿な時期にはスムーズに硬化せず、外壁塗装のその後の耐久性にも影響が生まれやすいです。
作業する職人にとっても過酷な状態ですので、真夏は避けましょう。
一方、真冬の低温時期は表面だけが硬化してしまい、ひび割れが起こりやすくなります。
浜松の冬は比較的温暖ではありますが、近年は思わぬ寒波が到来することもあります。
気温が5℃未満では、仕上がりが悪くなり、耐久性にも影響を与えるため、真冬も避けたほうが無難です。
また、雨の日には作業が進みにくく、塗装の乾燥をさせにくいので、梅雨時期や秋の長雨シーズン、台風シーズンなどは避けましょう。
まとめ
外壁塗装にはお住まいを守る重要な役割があります。
耐用年数を経過した場合や劣化しているのに放置していると雨漏りを引き起こし、大切なお住まいを傷める原因になります。
新築だから大丈夫、築年数が浅いからまだまだ塗り替えは必要ないと考えず、新築段階から外壁塗装の計画を立て、メンテナンス費用を積み立てるなどの準備が大切です。
近年の新築では耐用年数が15年から20年ある高性能なフッ素樹脂塗料が使われることもある一方、新築予算の関係から、安価で耐用年数の短いアクリル樹脂塗料が使われる場合もあります。
外壁塗装は新築の最終工程で行われるため、提案時には高品質塗料を選びながら、途中で建築費用がかさみ、塗料の品質を抑えることに合意している場合もあるので気を付けましょう。
外壁塗装の状態をしっかりチェックし、最適なタイミングで施工しやすい春や秋の季節に行うのがおすすめです。