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外壁塗装を珪藻土にするメリットの紹介!

2022年06月30日 12:18:19

珪藻土は主に内壁塗装に用いられてきた素材ですが、近年は外壁塗装にも用いるケースが増えてきました。
天然由来の成分で人体や環境に優しいことに加え、高い調湿作用が期待できるからです。
湿気を吸収してくれるので結露対策にもなり、お住まいの資産価値を守ってくれます。
また、耐火性にも優れているので外壁塗装に用いても、火災で簡単に燃える心配も少ないです。
もっとも、環境によっては適さない場合もあります。
外壁塗装を珪藻土にするメリットと注意点について解説していきます。

■珪藻土がもたらすメリット

主なメリットは以下の3点です。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。

・除湿、保湿等の調湿効果がある

珪藻土は内壁塗装をはじめ、近年では湿気や水分を吸収するさまざまなグッズに用いられています。
たとえば、バスマットや食器などの洗い物の水切りトレーなどです。
いつでもからりと快適で、水も速やかに切れて便利と注目を集めています。
しかも、珪藻土は天然成分からできているため、人体や環境にも安心だとして利用者が増えているのです。
外壁塗装に用いたときも調湿効果が発揮されます。
お住まいが北側や日当たりが悪く湿気が多い環境である場合やお住まいの近くに川や田んぼがあるなど、湿気が溜まりやすい立地にある場合には珪藻土による調湿対策もおすすめです。

・脱臭作用がある

珪藻土には湿気の吸収と同時に、臭いを吸着してくれる作用もあります。
外で養鶏をしている、腐葉土を作っているなど庭周りの臭いが気になるお住まいや周辺に臭いを発する工場などがある場合、外壁に嫌な臭いが付着するのを防いでくれます。

・耐火性強い

珪藻土は古くより耐火性レンガの原料に用いられてきたなど、耐火性に優れた素材です。
そのため、外壁に用いても防火対策に役立つなど、安心して使える素材です。

■費用目安と耐久年数

外壁塗装に珪藻土を用いるにあたって気になるのは、費用と耐久年数です。
一般的な塗料に比べて高すぎると、予算の関係で難しくなることもあります。
また、耐久年数が短くメンテナンスが頻繁に必要となれば、ランニングコストもかかってしまいます。
そのため、コストパフォーマンスを考えるためにも費用目安と耐久年数を確認しておきましょう。

・一般的な費用目安

珪藻土の施工単価は、1㎡あたり5,000円~8,000円が目安です。
だいぶ開きがあるように思われますが、珪藻土のグレードなど素材の品質に加え、職人の腕や技術が大きく差をもたらします。
一般的な塗料を用いた外壁塗装に比べて、非常に高度な技術と専門知識が必要になるため、簡単に安いほうが良いなどと考えてはいけません。
もちろん、自社塗装ではなく、下請け職人に委託することで費用がアップする場合もありますので、見積を取り寄せた際には内訳や費用の理由をよく確認しましょう。

・耐久年数について

耐久年数は一般的な外壁塗装と同じか、やや短いくらいです。
ただし、環境による影響が大きい点に注意が必要です。
珪藻土は調湿作用が高い分、湿気が多い環境である場合や台風や豪雨などが頻繁に起こると、水分を多く含みすぎ、耐久性が低下するおそれがあります。
耐久性に問題が生じたときは、本来期待される耐久年数よりも早めのメンテナンスが必要です。

■施工前に知っておきたいこと

施工をするか決める前に、デメリットや注意したい点についても知っておきましょう。

・衝撃に弱い

耐火性はありますが衝撃に弱いです。
塗装にあたって、珪藻土に水を混ぜて塗る必要があることと施工後も吸湿作用があるため、水分を溜め込んでしまうためです。
水分が多くなることで、もろくなります。
そのため、極端に湿気が多い場所や台風や豪雨被害の多い地域、雪が積もる地域などは避けたほうが安全です。

・依頼する施工業者の重要性

珪藻土はもともと内壁塗装のみに用いられてきました。
屋外では雨にあたり、もろくなると考えられていたためです。
珪藻土を塗料として用いる技術の進化や塗装技術のレベルアップで、外壁塗装にも用いることができるようになりました。
そのため、珪藻土に関する正しい知識を持ち、扱いに慣れており、施工実績が豊富な高い技術を持つ業者に依頼することが大切です。
創業からの年数が長くても、珪藻土による外壁塗装の経験がないと不安が残ります。
また、珪藻土は風合いある紋様を出すことができます。
そのため、耐久性に優れた施工ができる技術と、美しい仕上がりができる技術を持ち合わせた実績ある業者を探しましょう。

■まとめ

外壁塗装を珪藻土にするメリットとして、除湿、保湿等の調湿効果があること、脱臭作用があること、耐火性が強い点が挙げられます。
費用は職人の技術によっても差があり、耐久性は環境や災害などの発生状況でも異なります。
一方で、衝撃に弱く、施工業者によって仕上がりに差が出ることもあるので注意しなくてはなりません。
珪藻土を用いた外壁塗装の実績が豊富で、長年携わってきた業者に相談するのが安心ですので、ぜひご相談ください。

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