その業者本当に大丈夫ですか?外壁塗装の詐欺パターン3選
2022年10月31日 15:33:16
最近、外壁塗装で詐欺トラブルが増えています。
残念ながら悪質な塗装会社が存在しているほか、実際には塗装技術も経験もないのに塗装会社を装って詐欺をするケースもあるので要注意です。
高い代金をとりながら、本来の適切な方法で施工されないなどのリスクがあります。
外壁塗装は見た目の美しさだけでなく、住まいの資産価値を守るために必要なものです。
品質が悪いと建物にも影響するため、詐欺業者に騙されないよう注意しなくてはなりません。
その業者は本当に大丈夫なのか、外壁塗装の詐欺パターン3選と注意点や対処法をご紹介します。
■パターン1:緊急性をあおり即決させようとしてくる
外壁塗装の詐欺パターンの1つ目は、緊急性をあおって、即決を迫ってくるような業者です。
いきなり訪問営業してくるケースが少なくありません。
日中に在宅している高齢者などを狙い、いきなり呼び鈴を鳴らしてきます。
「外壁にひびが入っていて、とても危険な状態です。」、「だいぶ劣化が進んでいますね。このままでは雨漏りのおそれがあります。」などといきなり言ってきます。
突然やってきて、頼んでもいないのに外壁を見て回るはずもありません。
どの家に訪問しても、同じように危険性や緊急性を煽ってきます。
すぐに外壁塗装しないと大変なことになると言われますが、そんなセリフを鵜呑みにしてはいけません。
すぐに契約するよう求めてきますが、「いつもお願いしている工務店に見てもらうから。」などと伝えて帰ってもらいましょう。
■パターン2:前金を支払って以降、連絡が取れなくなる
契約を結んで、代金の一部を払ったら姿を消す業者です。
そもそも塗装の知識も技術もない、お金だけが目当ての詐欺集団です。
外壁塗装ではなく屋根塗装でも室内リフォームでもなんでもよく、とにかく工事などはせず、お金を払うと連絡が取れなくなるので注意しなくてはなりません。
万が一、被害にあったら、すぐに警察に相談してください。
■パターン3:数百万規模の大きな値引きをしてくる
外壁塗装には規模や塗料のグレードにより、50万円~200万円ほどの費用がかかります。
確かに高額になる場合はありますが、大幅な値引きをしてくるということは、そもそもの見積もりが不適切な業者です。
お得感を出し、今すぐ契約すれば、この値段でできるといったやり口です。
値引きした値段でも高いくらいのケースも多いので、期間限定値引きや今すぐ値引きの手口には乗らないようにしましょう。
■詐欺に合わないようにするには
・複数社で相見積もりをとる
・消費者センターの番号を調べておく
・契約書には隅々まで目を通す
・怪しいと少しでも感じたら決断しない
詐欺に合わないようにするには、まず怪しい業者がやってきてもすぐに契約せず、信頼ある業者を探し出し、複数社から見積もりを取りましょう。
地域の相場がわかり、高すぎる、安すぎる、怪しいということがわかります。
消費者センターの番号を調べておき、怪しい業者がやってきたら、契約をする前に「こんなことを言われたが、問題ないか。」と相談してみましょう。
地域で同じような案件が相次いでおり、要注意業者になっているおそれがあります。
契約を締結する前に、契約書には隅々まで目を通し、不利益な事項がないか、代金の支払時期やアフターサービス、保証などをよく確認することが大切です。
少しでも怪しいと感じたら、契約することなく、断る勇気を持ちましょう。
■まとめ
外壁塗装の詐欺パターン3選として、緊急性をあおり即決させようとしてくる業者や前金を支払って以降、連絡が取れなくなるケース、数百万規模の大きな値引きをしてくる業者には気を付けましょう。
詐欺に遭わないようにするには、1社で決めず、複数社で相見積もりを取って、適切な相場かを確認することや品質や信頼度の比較検討が必要です。
万が一に備え、消費者センターの番号を調べておき、契約前に「こんなことを言われたが、問題ないか。」と相談してみましょう。
契約にあたっては契約書には隅々まで目を通して、不利益な事項がないかの確認も大切です。
最後に少しでも怪しいと感じたら、契約してはいけません。