屋根塗装の塗り替えのおすすめ時期・季節はいつ?
2021年05月31日 09:40:36
屋根塗装には美観を維持するだけでなく、屋根材の傷みを抑えて雨漏りを防ぎ、お住まいの資産価値を守る役割があります。
もっとも、屋根塗装も日々、紫外線や風雨にさらされたり、鳥の糞や虫の死骸や落ち葉などが落下して汚れたり、劣化が進んでいきます。
塗料にも耐用年数があるため、屋根塗装による屋根材を保護する作用が薄れる前に塗り替えすることがおすすめです。
ここでは浜松で屋根塗装におすすめの塗り替えの時期や季節についてご紹介します。
このような屋根の状態は塗り替えのサイン
屋根は見えにくい部分なので、劣化が進んで塗り替えサインが出ていても、気づきにくいのがデメリットです。
そのまま放置してしまうと雨漏りリスクを高めるため、注意が必要です。
二階建てのお住まいなら二階の窓やベランダなどから、一階の屋根をチェックしてみましょう。
塗装の色褪せや剥がれが見られるときやサビやコケなどが発生しているときは、塗り替えのサインです。
鳥の糞などが大量にこびりついている、落ち葉が張り付いているような状態もメンテナンスが必要です。
そのままにしておくと、酸化して塗装の変色やサビが生じ、塗装を傷め、屋根材を傷めるおそれがあります。
ひび割れや穴が空いていると雨漏りの可能性も高まります。
もし、室内から天井を眺めてみて雨染みなどができていたら、早急な屋根塗装や修理が必要です。
屋根材の種類によって変わる耐用年数も目安
浜松でもお住まいによって、さまざまな屋根材が使われています。
屋根塗装の必要性や葺き替えなどのメンテナンスのタイミングは、屋根材の種類によっても異なるため注意しましょう。
トタン屋根の場合は使用されている塗料のグレードにもよりますが、3年から4年ごとに屋根塗装を行い、10年から20年を目安に葺き替えが必要になります。
スレート屋根の場合、屋根塗装を5年から8年ごとに行い、20年~25年で全面葺き替えが必要です。
ガルバリウム鋼板の場合、屋根塗装は10年から15年ごとに行い、20年から30年で噴き替え時期が来ます。
瓦屋根については屋根塗装の必要はありません。
台風や地震で外れた場合や経年劣化で漆喰が傷んできたら、漆喰の塗り直しや棟の積み直しといった補修が必要です。
おすすめの季節や月はある?
屋根塗装や外壁塗装は塗料を用いて屋外で作業をするため、塗料の性質や作業環境により、施工におすすめの季節や月があります。
塗料は性質上、気温が5℃未満、湿度85%以上の環境では硬化しにくくなるため、施工に適した環境ではありません。
塗料の性能をしっかり引き出すには、高温や低温、多湿を避けることが大切です。
浜松は夏の暑さも厳しく、夏場の屋根の上は60℃超しの高温になることも想定されます。
硬化しにくく、作業する職人にとっても過酷な状態ですので、真夏は避けるのが賢明です。
一方、屋根塗装は雨の日は施工できず、塗料も硬化しません。
そのため、梅雨時期や秋の長雨シーズン、台風シーズンは避け、4月~5月や10月~11月ごろの気候や気温が安定したシーズンがおすすめです。
屋根塗装を放置していたらどうなるのか?
屋根塗装の一番の目的は雨漏りの防止です。
もし、劣化して塗り替えサインが出ているのに放置した場合や屋根塗装の耐用年数を経過しても塗り替えずにいれば、雨漏りリスクを高めます。
雨漏りが生じると屋根材をはじめ、柱や天井板、釘や筋交いなどの金具など、屋内の構造部にもダメージが生じ、お住まいを傷めることにつながります。
雨が室内に落ちるレベルになれば、家具や家電製品、衣類や畳、カーペットや床までダメにしてしまうおそれも少なくありません。
雨漏りが酷くなれば、生活にも支障が生じ、建物や家財にも被害が及ぶので注意が必要です。
屋根塗装をせずに放置して、状態を悪化させることで、工事費用なども高額になります。
家財などもダメになり、買い直しが必要になるなど、思わぬコスト負担も発生します。
まとめ
屋根塗装は面倒、費用がかかると放置している場合や屋根はどうせ見えにくいから汚くなっても問題ないと見た目のことしか考えず塗り替えをせずにいると、思わぬ損害が発生します。
屋根塗装には美観の維持だけでなく、屋根材を保護して雨漏りを防ぐ重要な役割があります。
塗装によるコーティング作用で、雨が染み込むのを防ぎ、建物の資産価値を守ってくれているのです。
屋根塗装も日々、風雨や紫外線にさらされ、鳥の糞などで酸化することで傷んでいきます。
塗料そのものにも耐用年数があるので、劣化がひどくならないタイミングで塗り替えをしていかないと、屋根を守ることができず、雨漏りリスクを高めます。
いざ雨漏りが起これば工事費用もかさみ、家財などの損害も発生するため、適切なタイミングで塗り替えを行いましょう。