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外壁塗装の「凍害」ってご存知ですか?

2022年09月01日 10:46:17

外壁塗装に凍害が発生するのをご存知でしょうか。
主に寒冷地帯で発生する現象です。
外壁の隙間から雨が徐々に染み込み、冬の寒い時期、夜間などに凍結し、昼間になると溶けることを繰り返していくうちに外壁塗装が剥がれることや外壁にひび割れが発生する現象です。
コンクリート外壁や窯業系のサイディングに起こりやすいほか、窓枠などのサッシ周りやシーリングの隙間などでも起こります。
凍害が発生するとどうなるのか、凍害が発生した場合の対処法や予防法などを解説していきます。

■寒冷地方は要注意!”凍害”について

北海道、東北地方や北陸地方など雪が降り積もる寒冷地方に起こりやすい現象です。
コンクリート外壁や窯業系サイディングの原料としてセメントが使われますが、セメントは湿気や水分を吸収しやすい性質があります。
水分の吸収を抑えるために、外壁塗装でコーティングすることが欠かせません。
塗装によるコーティングで、紫外線ダメージや雨水の浸入を防ぎ、冬場の凍害も予防しています。
もっとも、外壁塗装の塗料にも耐用年数があり、気候や環境なども相まって、次第に劣化していきます。
外壁塗装による保護作用が低下していくと、水分を吸収しやすい状態になり、冬場の凍害も起こりやすくなるのです。

■凍害を放置する危険性

凍害が起こっても、最初のうちは気づきにくいです。
ですが、放置すると、どんどん被害が拡大していきます。
最初はポップアウトと呼ばれる現象が起こり、続いて微細なひび割れが起こるようにあり、さらに剥離や剥落が起こるスケーリングに発展します。
最悪の段階は、外壁が崩壊するので大変危険です。
凍害の初期症状であるポップアウトは、外壁に水分が入り込むことで、次第に膨張し、凍結と融解により、表面の粒子が破壊されることで、表面的に剥離が起きる状態です。
その後、微細ひび割れと呼ばれる、紋様や地図状のひび割れが発生します。
さらに、スケーリングの段階になると、表面が薄い欠片となっていまい、ポロポロになって、剥離や剥落が生じます。
崩壊の段階ではコンクリート外壁が小さな塊となって崩れ落ちるので、かなり危険です。
建築材が剥き出しになり、外気や紫外線、風雨にさらされることで、腐食や欠損が発生し、建物そのものが傷み、老朽化が進行して、建物が倒壊するようなリスクさえ生じます。

■凍害を見つけた時の対処法

凍害を見つけた際は外壁塗装や外壁工事を行う業者に相談してください。
被害の状況に応じて対処法が異なります。
ポップアウトや小さなひび割れなど、凍害の初期症状であれば、パテを使ってひびを埋めるなどの部分補修で対処可能です。
ポップアウトのほか、微細なひび割れやスケーリングの段階では、外壁塗装を行うことで対処できることがあります。
崩落の段階では新たな外壁材に張り替えるか、場合によっては建て替えが必要となるケースもあります。
また、窓やサッシ・目地部にはシーリング材を打設し直すことが必要です。

■凍害の予防方法

凍害を予防するには冬場は定期的に外壁の状態をチェックするようにすることが必要です。
サイディング外壁の場合は7~8年ごとに、コンクリート外壁の場合も10年ごとに専門業者に点検をしてもらいましょう。
点検の時期は、外壁塗装を塗り直すタイミングでもあります。
必要に応じて下地の補修などを行い、外壁塗装をし直すことで、凍害の予防ができます。
外壁塗装には防水作用をはじめ、外壁のダメージを守る作用があり、雨水の浸入を予防する働きがあるからです。
外壁塗装と同時にシーリングの補修工事などを行い、凍害予防を図りましょう。

■まとめ

凍害は寒冷地方のコンクリート外壁や窯業系のサイディング、窓枠などのサッシ周りやシーリングの隙間などに起こりやすい現象です。
凍害を放置すると、ポップアウト→微細なひび割れ→剥離や剥落といったスケーリング→外壁の崩壊→建物の劣化と発展し、非常に危険になります。
凍害を見つけたら専門業者に相談し、被害の状況に応じた対処が必要です。
初期症状ならパテによる補修、中間症状なら外壁塗装、酷い場合は外壁材の張り替えや建て替えが必要になることもあります。
凍害の予防方法として、定期点検と定期的な外壁塗装およびシーリング工事が欠かせません。


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