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木材外壁にオススメの塗料紹介

2022年12月01日 16:28:03

木質系サイディングをはじめ、伝統ある数寄屋造り風など外壁が木材で構成されている場合、塗装による保護を行わなければ、紫外線や風雨、ホコリ、湿気などによって劣化が進みます。
外壁が劣化すると建物内部に雨水が浸入するリスクも高まることから、定期的に外壁塗装を行って木材を保護しなくてはなりません。

窯業系サイディングなどの一般的な外壁の塗装は、塗料の種類にもよりますが、10年前後の耐久性があります。
ですが、木材外壁は傷みやすいことから、3~5年ごとに外壁塗装が必要など、メンテナンスの頻度が高くなります。

■木材外壁の特徴

木材外壁は一般的な外壁に比べ、外壁塗装を頻繁に行うなど、保護をしていかないと、傷みやすく品質が保てません。
その理由として、以下のような特徴があります。

1.環境によって伸縮する性質がある
木材には呼吸して湿気を吸湿する調湿作用があり、木の家は快適な環境を保ってくれると言われています。

一方、外壁材として用いる場合、調湿作用を通じて木材が膨張や収縮を繰り返すことで、表面に塗った外壁塗装の塗膜がはがれやすく、ひび割れしやすくなるのが難点です。
塗膜の剥がれやひびから雨水が浸透しないよう、頻繁な外壁塗装が必要になります。

2.塗料が染み込みやすい
木目を活かした着色ができ、高級感ある雰囲気に仕上がるオイルステインといった木材専用の塗料は、木によく染み込み、美しい仕上がりになります。
一方、木の中に染み込んでしまうため、表面を保護するため、別途ワニスなどの保護剤の塗装を行うことや頻繁に外壁塗装を行う必要が生じます。
3年に1度の塗り替えが必要など、手間やコストがかかるのがデメリットです。

3.塗装が難しいことが多く、業者によって塗装方法が違うことも
木材外壁はデザイン的に凹凸があるなど、塗装が難しいケースが多いです。
表面に塗膜を形成しにくく、塗膜強度が弱いので、下地調整や下地塗料をしっかりと施工しないと、木材の伸縮に塗膜が追い付かず、すぐに剥がれ落ちることやひび割れるおそれがあります。
木材外壁の住宅は数も少ないため、経験がない職人も多く、熟練の職人でも難度が高い施工です。
業者により、最適と提案される塗料の種類に差が出るなど、業者によって塗装方法が違う点も、塗装会社選びの難しさを物語っています。

■塗る場所・目的に合わせて塗料を選びましょう

木材には専用の塗料を使うのが基本です。
中でも、オイルステインなど木の内部へ浸透する塗料は、木材の呼吸や調湿作用を妨げることなく、木目の美しさを活かすために開発された塗料です。
表面に塗膜ができず、内部に成分が浸透することで、木材が傷むのを保護する性能を持ちます。

もっとも、木の表面に保護膜が形成されないため、耐久性が低く、3年に一度程度の頻度で外壁塗装を行わないと、外壁を保護することができません。
ただし、膜ができないため、剥がれや膨れが起こらないので、塗り替えの際に劣化塗膜の剥離作業を行う必要がなく、重ね塗りが可能です。

これに対して、耐久性を高めたいときには造膜タイプの塗料が選ばれます。
木の表面に塗膜を形成でき、撥水性や耐水性に優れており、耐久性も高いです。
もっとも、塗膜を張るので、木材本来の質感が失われるおそれがあります。

ただし、塗り方を工夫することで、木目を残すことや風合いを出すことが可能です。
たとえば、塗りつぶしのエナメル仕上げだけでなく、透明のワニスやクリアー仕上げで木目を活かすことや木目を活かしながら好みの色合いに着色する半透明の着色仕上げもできます。

近年は、木目を消さないクリアー造膜タイプ塗料も登場しています。

造膜塗料は浸透型の塗料より耐久性が高く、外壁塗装の頻度は抑えられますが、施工時に剥がれや膨れの下地調整が必要です。
造膜系の代表的な塗料である、ウレタン塗料は比較的ひび割れをしにくく、木材の塗装に向いています。

一方、浸透型塗料としては、ステインに防腐、防カビ剤などを配合した木材保護着色塗料が代表的です。
屋外で調湿機能を活かしながら、紫外線や雨などから保護する機能を高める目的で開発されました。

多くの製品は油性で施工時にシンナー臭がしますが、近年は環境対策のため、水性の木材保護着色塗料も開発されています。
メンテナンスコストがかかっても、木目を綺麗に活かしたいなら浸透型の塗料、メンテナンスの頻度を落としたいなら造膜タイプの塗料がおすすめです。
両者のいいとこどりをした、クリアー仕上げの造膜タイプ塗料を選ぶ選択肢もあります。

メインの外壁とは別に、周囲の木部は木目を活かす必要もないので、シリコン塗料で耐久性を高め、塗り替えの頻度を抑える方法もあります。

■まとめ

木材外壁は木目の風合いや調湿作用などが魅力ですが、一方で、紫外線や風雨で傷みやすく、調湿作用で塗膜が剥がれることやひび割れしやすいです。
塗膜も形成しにくく、塗料が染み込んでしまうので、頻繁に外壁塗装を行わなくてはなりません。
木目を活かすのか、それとも、耐久性を優先して、外壁塗装の手間やコストを抑えるのか、木材向けの塗料の性質を理解しながら、よく検討しましょう。


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