外壁を守る「塗膜」とは?
2024年04月25日 08:49:00
■塗膜は塗装が乾燥し、固まってできた膜のこと
塗膜とは、塗装が乾燥し、固まってできた膜のことを言います。外壁塗装や屋根塗装を行い、塗料を塗装して固まって形成されるものです。外壁や屋根を塗膜というベールに包んだような状態です。分かりやすく例えると、お肌にしっかりと日焼け止めを塗る時やメイクを施すようなイメージです。 もっとも、日焼け止めやメイクと異なり、簡単に落ちることはありません。塗料の種類やグレードによりますが、10年前後~15年前後は保たれます。
■塗膜の役割
塗膜は外壁や屋根材をベールで包み込んでくれます。
外壁や屋根材をコーティングする役割を果たし、外壁や屋根材に直接紫外線が当たることや風雨やホコリが当たることを防いでくれます。 外壁や屋根材に直接紫外線があたると、日焼けして次第にボロボロになっていき、建物を傷めてしまうため注意が必要です。
また、雨が当たれば、次第に染み込んで雨漏りを引き起こします。こうした建物へのダメージを抑える役割を果たしているのが、外壁塗装や屋根塗装を行うことで形成される塗膜なのです。 塗膜には紫外線や風雨、ホコリによるダメージを防ぐ役割をはじめ、防汚作用や防カビ作用、防コケや防藻作用などもあります。汚れやカビの繁殖、コケや藻の発生を防ぎ、美観を保つ役割もあります。
■塗膜ができるまで
塗膜は、単純に塗料をひと塗りすれば、形成されるわけではありません。 塗膜が持つ建物へのダメージを抑え、美観を保つ役割を発揮させるには、丁寧な施工作業が求められます。
まずは、外壁や屋根を丁寧に洗浄し、劣化した部分があれば補修を施します。その後、塗料が密着しやすいように下地処理を行わなくてはなりません。塗料が付着し、浸透しやすくなるように表面をわざと傷付けるケレン作業などを丁寧に行っていきます。
さらに、塗膜の形成には三度塗りが基本です。まず、シーラーと呼ばれる下塗り塗料を塗装します。これは、お客様が希望される色が付いた塗料と塗装する外壁や屋根材を密着させる、接着剤のような役割です。 下塗り塗料が乾いたら、色が付いた塗料で中塗りを行い、さらに乾いたら上塗りをして、一定時間硬化させることで塗膜が形成されます。
■塗膜が強固でないと発生するトラブル例
強固な塗膜を形成するには、高品質な塗料を用いるだけでは足りず、補修や下地処理、三度塗りという丁寧な工程を経ることが欠かせません。
下地処理を徹底しないケースや三度塗りを丁寧に行っておかないと、強固な塗膜が形成されず、さまざまなトラブルが起こります。塗料がもつ耐用年数より早い段階でボロボロになって、雨漏りを引き起こすケースも少なくありません。汚れが目立つ、すぐに色褪せする、コケやカビが生える、表面にひび割れができ、雨漏りするなど、早期に劣化が進みます。
■まとめ
強固な塗膜が形成されないと、建物が傷みやすくなり、雨漏りのリスクを引き起こし、美観も維持されなくなります。強固な塗膜を形成するためには、ただ塗料を塗ればいいのではありません。高品質で耐久性の高い塗料を使うだけでは足りず、下地処理の徹底や三度塗りなど、丁寧な作業が必要です。 塗膜が雨漏りを防ぐことや美観を維持する役割をしっかり発揮できるかは、施工品質に大きく左右されます。業者によっては、施工技術が未熟である場合や残念ながら丁寧な作業を行わないケースがあるのも事実です。
浜松で外壁塗装や屋根塗装お考えの場合には、弊社にご依頼ください。丁寧な施工をお約束いたします。