屋根材によっては必要ない?屋根塗装についてご紹介
2023年12月22日 11:30:00
■そもそも屋根塗装とは?
屋根塗装は、屋根を美しく保つとともに、雨漏りを防いで建物の資産価値を維持する重要な役割を担っています。
塗料にも耐用年数があるため、耐用年数の経過でも屋根の保護機能が低下していくのです。 そのため、定期的な塗り替えが必要となります。
屋根塗装をするには足場の設置も必要になるため、外壁塗装と同時施工することで費用を抑えることが可能です。
■まずはご自宅の屋根材を知るところから!
屋根塗装は、どの屋根でも必要になるわけではありません。
また、屋根材の種類により傷み具合や防水性能にも違いがあるため、屋根塗装の頻度などにも違いが出ます。
そのため、まずはご自宅の屋根材について知ることが大切です。
たとえば、浜松にも多い陶器瓦の場合、屋根塗装は必要ありません。 陶器瓦の住宅は外壁塗装のみ必要で、後は必要に応じて瓦の漆喰補修などが行われます。
瓦屋根でも、セメント瓦は屋根塗装が必要です。 セメントは水に弱いので、定期的に屋根塗装を行わないと雨漏りのリスクが高まります。
カラーベストやコロニアルを代表とするスレート屋根も防水性能が低いので、定期的な屋根塗装が欠かせません。
金属屋根の場合、サビが出やすく劣化しやすいトタンをはじめ、耐久性が高いガルバリウム鋼板などがあります。
種類に応じてタイミングは異なるものの、屋根塗装が不可欠です。
■屋根塗装は防水・遮熱・断熱効果を保つためにも必要です!
屋根塗装を行う塗料には、防水性能をはじめ、防汚や防カビ、防錆、防コケ、防藻などさまざまな成分が含まれています。 機能性の高い塗料で屋根材をコーティングすることで、屋根の傷みを抑え、雨漏りのリスクを抑えています。
屋根は住宅の一番高いところにあり、風雨や紫外線の影響をダイレクトに受けるので、劣化しやすい場所です。 屋根塗装で定期的に保護を行うことが大切です。
一方、近年の塗料は高性能化し、遮熱塗料や断熱塗料なども登場しています。 遮熱塗料は屋根の温度上昇を抑え、室内に伝わる熱エネルギーを抑えてくれる塗料です。 断熱塗料は屋外からの冷たい空気の伝わりと、屋内から暖気などが逃げるのを防いでくれます。
いずれにしても、室温を快適に保つのに役立ち、冷暖房効率を高めてくれます。
省エネ対策に役立ち、電気代の節約にもつながるので、自宅の環境やお悩みなどに合わせて、より高機能な塗料を使うのもおすすめです。 塗料にも耐用年数があり、次第に効果が薄れてくるため、定期的な屋根塗装を行うことが大切です。
まとめ
屋根塗装は見た目を美しく保つだけでなく、屋根材を守り、雨漏りを防いで、生活の安全や住宅の資産価値を守る役割も果たしています。 屋根材によって屋根塗装の必要性や適切な方法、屋根塗装の適切な時期が異なるため、自宅の屋根材を知ることが大切です。
屋根塗装は防水・遮熱・断熱効果を保つためにも必要になりますので、塗料の機能などにも注目しましょう。