外壁塗装をツートンにしておしゃれに!失敗しない色の組み合わせと塗り分け方
外壁をツートンカラーに塗り分けることで、ぐっとおしゃれな印象に変えることができます。
最近では、上下や縦のラインで色を分けた「ツートン外壁」が人気で、
モダン・ナチュラル・高級感など、好みに合わせてデザインを楽しめます。
しかし、配色や分け方を間違えると、ちぐはぐな印象になってしまうことも。
この記事では、ツートン外壁をおしゃれに見せるためのポイントや、
人気の色の組み合わせ、失敗しない塗り分け方をわかりやすく解説します。
ツートン外壁とは?おしゃれに見える理由
外壁塗装のツートンとは、建物の外壁を2色に塗り分けるデザインのことです。
単色では出せない立体感やアクセントを作ることができ、
家の形や屋根の色とのバランスで印象が大きく変わります。
ツートンにすることで得られる効果は以下の通りです。
・建物の形を引き立て、立体感が出る
・色のバランスで高級感や個性を演出できる
・汚れが目立ちにくく、長くきれいに見せられる
ツートン外壁をおしゃれに見せる3つのコツ
① 色の印象・雰囲気から選ぶ
ツートン外壁の配色は、各色がもつ「心理的な印象」や「視覚的イメージ」を基準に選ぶと、失敗のないおしゃれな仕上がりになります。
たとえば、落ち着きを演出したい場合はグレーやベージュなどの中間色を。
モダンで洗練された印象にしたい場合は、ブラック×ホワイトやネイビー×ライトグレーといったコントラストのある配色が効果的です。
似た雰囲気をもつ色同士を組み合わせることで、調和のとれたツートンデザインを作ることができます。
以下に、色ごとの印象をまとめましたので、ツートンカラーを決める際の参考にしてみてください。
色が与えるイメージ
黒 | 「高級感・重厚感・モダン」 洗練された印象を出せる。 アクセントに使うと締まる。 明るい色と組み合わせると重たくなりすぎない。 |
---|---|
グレー | 「落ち着き・モダン・シック」 無彩色で他の色と合わせやすい。 濃淡で雰囲気を調整できる。 |
白 | 「清潔感・明るさ・開放感」 どんな色とも相性が良く、外観を明るく見せる。 単色でも爽やか。 |
ベージュ | 「温かみ・自然・ナチュラル」 柔らかく落ち着いた印象。 周囲の景観になじみやすい。 |
ブラウン | 「安定感・落ち着き・重厚感」 自然素材と相性が良く、温かみのある雰囲気。 濃い色はアクセントに向く。 |
青 | 「スタイリッシュ・落ち着き・清潔感」 モダンで都会的な印象。 白やライトグレーと組み合わせると引き締まる。 |
緑 | 「自然・安らぎ・調和」 環境になじみやすく、ナチュラルで落ち着いた印象。 建物のアクセントにも◎ |
黄色 | 「明るさ・元気・親しみやすさ」 ポイント使いで外観を華やかにできる。 面積が大きいと派手になりやすいので注意。 |
② 色の面積差、明暗差をつけて立体感を出す
ツートンカラーの2色を面積配分は、7:3くらいにすると最もバランスが良くなります。
同じくらいの面積で塗れば、一見バランスが良くなるような気がしますが、メリハリのない平坦な印象を与えてしまい、あまりおしゃれとは言えません。
ベースとなる色(ベースカラー)に、相性の良いベースを引き立てる色(アソートカラー)を組み合わせるのがポイントです。
また、明るい色と濃い色のコントラストをつけると、建物の形が引き立つのでおすすめですよ。
上下で色を分ける場合は、下を濃い色・上を明るい色にすると安定感が生まれます。逆に、上を濃くすると重たく見えるため注意が必要です。
上下で色を分ける場合は、下を濃い色・上を明るい色にすると安定感が生まれます。逆に、上を濃くすると重たく見えるため注意が必要です。
③ 屋根・サッシ・玄関ドアとの調和を取る
外壁だけでなく、屋根や玄関ドアの色との調和を意識しましょう。
ツートンの色がいくら素敵でも、屋根やサッシの色と合っていないと統一感がなくなり、野暮ったい印象になりかねません。
ツートンの色がいくら素敵でも、屋根やサッシの色と合っていないと統一感がなくなり、野暮ったい印象になりかねません。
例えば、「サッシが黒なら、アクセントも濃い色を取り入れる」など、全体の色相(暖色系・寒色系)をそろえることで、バランスよくまとめることができます。
単純に好みの色を選ぶのではなく、建物全体を見て選ぶことが肝心です。
単純に好みの色を選ぶのではなく、建物全体を見て選ぶことが肝心です。
人気のツートン配色パターン5選
実際に人気のあるツートン配色を紹介します。
どの組み合わせも、サッシや屋根の色に合わせることでより洗練された印象になります。
組み合わせ | 印象・特徴 |
---|---|
白 × グレー | 清潔感とモダンさを両立 |
ベージュ × ブラウン | 落ち着いたナチュラル感 |
ネイビー × ホワイト | スタイリッシュで都会的 |
アイボリー × ブラック | 高級感のあるシックな印象 |
グレージュ × 木目調 | トレンド感と温かみを演出 |
塗り分け方のアイデア
ツートン外壁は色の組み合わせだけでなく、「塗り分け方」でも印象が変わります。
上下で分ける(定番)
1階と2階で色を変える最も一般的な方法。
安定感とメリハリがあり、どんな家にも似合います。
縦で分ける(モダン)
正面から見たときに左右で色を分けるデザイン。
シャープで現代的な印象になります。
部分アクセント(玄関まわりなど)
凹凸のある外壁や、窓の配置、屋根の形によって最適な塗り分け位置は変わります。
窓や庇(ひさし)など、建物の構造に沿って色を切り替えると自然でおしゃれな仕上がりになります。
玄関やバルコニーまわりだけに濃い色を使うと、シンプルながら印象的に仕上がります。実際の施工事例紹介
【事例①】ベージュ×ブラウンでナチュラルモダンに(掛川市)
築25年のサイディング外壁をツートンに塗り替えた事例です。
「温かみを残しながら、少し印象を変えたい」というお客様のご希望で、
1階をブラウン、2階を明るいベージュに塗り分けました。
ポイント
玄関まわりを濃いブラウンで引き締め
サッシや雨樋もブラウン系で統一
ナチュラルで落ち着きのある印象に
「家全体が明るくなり、帰ってくるのが楽しみになりました」とお客様にも大変喜ばれました。
【事例②】ネイビー×ホワイトでモダンな印象に(浜松市)
築15年の住宅で、汚れが目立ちにくく、スタイリッシュにしたいとのご相談。
メインをネイビー、アクセントにホワイトを使い、シャープな印象に仕上げました。
ポイント
縦方向の塗り分けで高さを強調
屋根・サッシが黒系なので全体に統一感
濃色でも重たく見えず、洗練された外観に
「シンプルなのにおしゃれ」とご近所からも好評だったそうです。
【事例③】アイボリー×木目調でやさしい雰囲気に(菊川市)
「新築のように明るくしたい」というご要望で、
アイボリーをベースに、玄関まわりに木目調サイディングを組み合わせました。
ポイント
ツートン+異素材の組み合わせで自然な温もり
屋根のブラウンとトーンをそろえて統一感アップ
優しい印象で、街並みにもよくなじむ外観に
ツートン外壁で失敗しないための注意点
小さな色見本だけで判断しない
→ 屋外での見え方が室内での見え方は大きく異なります。
また、実際の外壁に塗ると明るさが変わるため、試し塗りをして確認しましょう。
また、実際の外壁に塗ると明るさが変わるため、試し塗りをして確認しましょう。
周囲の家との調和を考える
→ ご近所とのバランスも大切です。建物はそのエリアの雰囲気や印象を左右するものです。自分の家だけ派手に浮いてしまわないよう、周辺環境にも配慮を。
メンテナンス性もチェック
→ 濃い色は汚れが目立ちやすく退色しやすいため、耐汚染性の高い塗料や高耐候性塗料を選ぶと安心です。
まとめ
ツートン外壁でおしゃれな住まいを実現
ツートン外壁は、配色とバランスを意識すれば誰でもおしゃれに仕上げられます。
「家の形に合った塗り分け方」と「全体の調和」を大切にすれば、
シンプルな住宅でも高級感や個性を演出することができます。
「どんな組み合わせが自分の家に合うかわからない…」という方は、実績豊富な専門業者に相談してみましょう。
プロの提案で、理想のツートンデザインがきっと見つかります。
マルスギでは、建物の形や環境、好みに合わせて最適なツートンデザインをご提案しています。
色選びのシミュレーションも可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
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