おしゃれなサイディング塗装で理想の外観にしよう
外壁の印象を大きく左右するサイディング塗装。
せっかく塗り替えるなら、機能性だけでなく「おしゃれな外観」にもこだわりたいですよね。
サイディングは、色の選び方や塗料の質感次第で印象が大きく変わる外壁材です。
ツートンカラーで立体感を出したり、マットな仕上げで高級感を演出したりと、デザインの自由度も高いのが特徴です。
ただし、素材や既存のデザインを無視した色選びをすると、バランスを崩してしまうことも。
今回は、専門業者の視点から「おしゃれで長持ちするサイディング塗装」のポイントを解説します。
まずは理想の外観を具体的にイメージしよう
サイディング塗装で「おしゃれな外観」にするためのコツはいろいろありますが、まずはご自身の理想とする外観のイメージしてみてください。
そのイメージによって、色の選び方、配色の仕方、塗料の選び方などは全く変わってくるのです。
「モダンな雰囲気が好き」「ナチュラルな温かみのある家にしたい」「スタイリッシュなかっこいい外観がいい」「欧風の家にあこがれる」など、できるだけ具体的にイメージすると、色決めがスムーズに進みますよ。
人気の外観イメージをご紹介します。
シンプルモダン(現代的で洗練されたデザイン)
シンプルなのに、なぜかおしゃれに見える──それがシンプルモダンの魅力です。
無駄のないデザインと直線的なラインを活かし、グレー・ブラック・ホワイトといったモノトーンカラーで統一するのがポイントです。
ツヤを抑えたマット塗装を選ぶと、よりスタイリッシュで落ち着いた雰囲気に仕上がります。
玄関ドアやサッシをブラック系でまとめれば、全体に統一感が出すことができます。
ナチュラル(自然と調和するデザイン)
「街並みに馴染みながら、優しい雰囲気にしたい」という方におすすめなのがナチュラルスタイルです。
ベージュ・アイボリー・ブラウンなどの自然な色味を基調とするとバランスが良くなります。特に、ベージュの外壁にホワイトの帯板を組み合わせると、明るく清潔感のある印象になりますよ。
また、塗り分けで上下に色の差をつけると、ナチュラルながらもデザイン性をプラスできます。
経年劣化による汚れが目立ちにくいのも、このスタイルのメリットです。
スタイリッシュ(個性を引き立てる洗練デザイン)
周囲の住宅と差をつけたい方には、スタイリッシュなデザインがおすすめです。
寒色系の濃いネイビー・グレーをベースに、窓枠や帯板にホワイトやレッドをアクセントとして取り入れると、モダンで都会的な印象を演出できます。
照明や外構デザインと合わせてトータルコーディネートすれば、夜間でも映える“見せる外観”が実現します。
ヨーロピアン(欧風で華やかなデザイン)
可愛らしさと上品さを兼ね備えたヨーロピアンスタイル。
南欧風なら、オレンジやブラウン系の瓦屋根にホワイトやアイボリーの外壁を組み合わせるのが定番です。アクセントとして、玄関扉や窓枠に赤や青などの差し色を使うと、一気に海外住宅のような華やかさが生まれます。
一方、北欧風デザインでは、落ち着いたグレージュや淡いブルーをベースに、木製の窓枠や玄関ドアを合わせるとナチュラルで温かみのある印象に。塗料の質感はツヤ消し仕上げが相性抜群です。
サイディング塗装でおしゃれに仕上げるコツ
色選びで印象をコントロールする
外壁の色は、建物の印象を決める最も大きな要素です。
先ほどイメージした外観から基調とする色の傾向が決まりますので、その中から自身の好みのものをピックアップしましょう。
最近では、グレーやベージュなどの落ち着いたナチュラルカラーが人気です。
ツートンカラーで上下や出隅を塗り分けることで、立体感やデザイン性を演出することもできます。
塗料の質感で差をつける
同じ色でも、ツヤの有無で見た目は大きく変わります。
ツヤありの塗料は明るく清潔感があり、ツヤ消しや3分ツヤ仕上げは落ち着いた高級感を演出します。
近年、マットな質感の人気が上がっていて、サイディングの素材感を活かしながら上品に仕上げたい方におすすめです。
周囲との調和を意識する
屋根やサッシ、門扉など、周囲の建材とのバランスも重要です。
外壁だけを目立たせようとすると、全体の印象がちぐはぐになってしまうことがあります。
外観全体を俯瞰して、統一感のあるカラーコーディネートを意識しましょう。
また、いま考えている色やデザインが、近隣と調和するかどうかも確認しておくことも大事です。
おしゃれにはしたいけど、地域の住宅ともうまく調和したい場合には、重要なポイントになってきます。
サイディングのデザインを活かす塗装を選ぶ
サイディングには、レンガ調や木目調など多彩な模様があり、それらに一目ぼれして選んだという方もいるのではないでしょうか。
今の外壁がこだわりの柄だった場合は、その柄を生かすクリア塗装をすると、新築時の風合いを保ちながら美しさを長持ちさせることができます。
ただし、クリア塗装は無色透明のため、汚れやひび割れなども透けて見えてしまいます。
クリア塗装を検討する場合は、劣化症状が現れる前に、早めに施工をするように計画を立てましょう。
施工事例から見るおしゃれなサイディング塗装
たとえば、ベージュ系サイディングを淡いグレーに塗り替えると、ナチュラルで落ち着いた印象に変わります。
また、ツートンカラーで1階を濃いブラウン、2階をホワイト系に仕上げると、重厚感と明るさのバランスが取れた外観になります。
浜松市では、日差しの強い気候に合わせて、遮熱効果のある淡色系の塗装も人気です。
実際に塗装した家を見て、イメージを膨らませてください。
根強い人気のホワイト系
サイディング塗装の中でも、最も人気が高いのがホワイト系のカラーです。
ベージュやアイボリーとは異なる、純粋な「白」はすっきりとした印象で、より「清潔感」「スマートさ」「スタイリッシュさ」を演出できるのが特徴です。
塗り替えるだけで家全体が明るくなり、まるで新築のような印象を与えることもあります。
ただし、真っ白すぎると「汚れやすい」「汚れが目立ちやすい」というデメリットも。
そのため、ややグレーがかったホワイトや、明るいベージュを混ぜた「オフホワイト系」を選ぶと、汚れが目立ちにくく、上品さと実用性を両立できます。
白い外壁を選ぶときは、特に排気ガスや雨だれが付着しやすい環境では、防汚性や低汚染性に優れた塗料を選ぶことをおすすめします。
定期的なメンテナンスと、適切な塗料選びによって、長く美しいホワイト外壁を保つことができます。
人気上昇中のシックなブラック系
近年人気が高まっているのが、黒やグレーといった濃い色を使った外壁デザインです。
20年以上前は「黒い家=重たい」「暗い」といったネガティブな印象を持たれがちでしたが、今では高級感や落ち着きを感じさせる濃色の外壁が、モダンで洗練された住宅デザインとして定着しています。
グレーは、外壁につく汚れが目立ちにくいため、実用性の面でも人気があります。
濃淡を変えることで、スタイリッシュにもナチュラルにも仕上げることができ、どんな建物にも馴染みやすい万能カラーです。
一方、黒い外壁は、おしゃれで高級感があり、上品で落ち着いた印象を演出できます。
ツヤを抑えたマット仕上げにすると、より深みのある大人の雰囲気に。
特にシンプルモダンな建築との相性が良く、近年では「カッコいい家」として人気が急上昇しています。
モダンで落ち着いた大人の外観を求める方には、黒・グレー系のサイディング塗装がおすすめです。
気分が明るくなるパステル系
薄いグリーンやピンク、イエローなどは「外壁リフォームをした!」という満足感が得られるカラーです。
おしゃれの定番ツートンカラー
現行の外壁の色と全く違う色を2色選定するのは、かなり勇気がいる選択です。
周囲の外壁やウェブサイトの情報を参考にしてじっくりと検討してください。
なお、4色以上の組み合わせは、外壁がうるさくなるので避けた方がよいです。
最も使いやすい組み合わせのポイントは、ずばり「濃淡」です。
色の濃淡がはっきりした組み合わせは、洗練されたおしゃれな雰囲気が演出できます。
ワンポイントカラーで自分だけの個性を出そう
メイン以外のサブカラーにもブラウンがおすすめです。
実は屋根も雨樋もブラウンが一番にしっくりくるので、ブラウンが最も人気です。
細かい塗装部位もブラウンで塗装をすると、綺麗に仕上がります。
おしゃれな外壁リフォームを失敗しないためには?
塗り板を入手しよう
塗り板とは、実際に用いる塗料をA4サイズに塗布した板のことです。
塗料メーカーが用意してくれます。
パソコンのモニターやスマートフォンの色と実際に塗装された色は、感じ方が全く違います。
シミュレーションをしてもらう
デザインと耐久性を両立させる
まとめ
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