積水ハウスの外壁塗装は必要?メンテナンス時期や注意点を解説
積水ハウスにお住まいの方の中には、
- 「積水ハウスの外壁はいつ塗装すればいいの?」
「高耐久外壁だから塗装は必要ない?」
「ベルバーンやダインコンクリートはメンテナンスフリーなの?」
と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
積水ハウスは国内トップクラスの実績を誇るハウスメーカーで、高い耐震性・耐久性・デザイン性を兼ね備えた住宅が特徴です。また、独自の高耐久外壁材を採用していることから、「メンテナンスが少なくて済む家」というイメージを持たれている方も少なくありません。
しかし、どんなに耐久性の高い外壁材でも、紫外線や雨風の影響を受け続けることで徐々に劣化していきます。外壁材だけでなく、目地のシーリングや付帯部なども定期的な点検やメンテナンスが必要です。
この記事では、積水ハウスの外壁の特徴や塗装が必要なタイミング、外壁材ごとのメンテナンス方法について詳しく解説します。
積水ハウスとはどんなハウスメーカー?
積水ハウスは1960年に設立された日本を代表する大手住宅メーカーです。
「人間愛」を企業理念に掲げ、戸建住宅をはじめ賃貸住宅やマンション、まちづくり事業など幅広い事業を展開しています。
高い耐震性能や断熱性能に加え、独自開発の外壁材を採用していることが特徴で、長期にわたり安心して暮らせる住まいづくりに力を入れています。
また、デザイン性の高さにも定評があり、住宅業界を代表するハウスメーカーとして多くのオーナーに選ばれています。
その他のハウスメーカーについては、こちらの記事でご紹介しています。
>> セキスイハイムの外壁塗装は必要?時期・費用・注意点を徹底解説 >> ヘーベルハウスの外壁塗装は必要?時期・費用・ALC外壁の特徴を徹底解説 >> パナホーム(パナソニックホームズ)の外壁塗装は必要?特徴・メンテナンス時期・注意点を解説 >> ミサワホームの外壁塗装は必要?メンテナンス時期や注意点を解説 >> 大和ハウスの外壁塗装は必要?メンテナンス時期や注意点を解説積水ハウスの外壁の特徴
積水ハウスでは、建物の構造(鉄骨・木造)やシリーズに合わせて、業界トップクラスの性能と高いデザイン性を誇る独自のオリジナル外壁材を中心に採用しています。
主な外壁材は以下の3種類です。
ダインコンクリート
鉄骨住宅(イズ・シリーズなど)に採用される、積水ハウスを象徴する最高級のオリジナル高耐久外壁です。
一般のコンクリートが持つ優れた強度や頑丈さはそのままに、邸別にカスタムメイドで生産される独自の製法を確立。手彫りの気品あるハンドメイドのような緻密なテクスチャーと、美しいデザイン性を高い次元で両立しています。
厚さ55mmという圧倒的な肉厚コンクリートから生み出される深い凹凸デザインは、強烈な重厚感と光と影のコントラストを描き、高級住宅らしい唯一無二の存在感を演出します。性能面でも極めてタフな強靭さを誇ります。
⚠️ メンテナンスの現実
コンクリート素材自体の強度は最強クラスですが、表面には高耐久塗装(タフクリア等)が施されています。
長年の強い紫外線や激しい雨風によって、塗膜は15年〜20年前後で徐々に劣化して防水性が低下するため、新築時の美しさと防水性を永く守るためには定期的な点検と再塗装が必要です。
ベルバーン
陶版外壁「ベルバーン」は、積水ハウスの木造住宅『シャーウッド(SHAWOOD)』を代表する、最高峰の焼き物外壁材です。
自然素材から生まれる「焼き物」ならではの温かみのある風合いと高級感を持ちながら、最先端の工業製品として高い精度での品質管理がなされています。
粘土を成形し、表面に釉薬(ゆうやく)をかけて高温で焼き締めることで、表面はガラス質の極めて安定した組成へと変化。その表面硬度は鉄の釘よりも硬く、ひっかき傷などへの圧倒的な強さを誇ります。夏の猛烈な日差しや、日本の多雨多湿といった厳しい環境下でも変色や褪色がほとんどなく、異次元のクオリティを維持し続けます。
⚠️ メンテナンスの現実
外壁材自体は焼き物のため基本的に「塗り替え塗装」は不要です。
しかし、パネル同士の隙間を埋める「目地のシーリング(コーキング)」やサッシ周辺の防水部、軒天などの「付帯部」に関しては、年数とともに必ず劣化が進むため、定期的な部分補修やメンテナンスを怠ると雨漏りの原因になります。
SHウォール(サイディング外壁)
住宅のシリーズやプランによって幅広く採用されている、積水ハウスオリジナルの高性能な窯業系サイディング外壁です。高い意匠性とコストパフォーマンスをバランスよく兼ね備えているのが特徴です。
ベースとなるセラミックの外壁基材を、強く柔軟な「鉄板」と「鋼製フレーム」で強固に補強した独自のハイブリッド構造を採用。これによって、万が一の暴風や飛来物などの衝撃をはね返す強靭さと、耐震性において有利となる「建物の軽量化」を同時にクリアしています。
優れた防火性能はもちろん、雨で汚れを洗い流す高い防汚性能も備え、大切な住まいとこれからの暮らしを優しくガードします。
積水ハウスの外壁塗装は必要?
結論として、積水ハウスの住まいも定期的な外壁塗装やメンテナンスが不可欠です。
ただし、採用されているオリジナル外壁材の種類(特性や塗装仕様)によって、必要なリフォーム内容や周期が大きく異なります。
ダインコンクリートの場合
工場出荷時に極めて高耐久な塗装が施されていますが、経年による塗膜の防水性低下は避けられません。
築15年〜20年頃を目安に専門の建物診断を行い、壁面の防水状態に応じて適切な再塗装を検討しましょう。
ベルバーンの場合
陶器と同じ焼き物素材であるため、紫外線による色あせがなく、外壁材自体への塗装は原則不要です。
ただし、パネルを繋ぐ目地シーリングの打ち替えや、軒天・破風などの付帯部メンテナンスのための定期的な点検は必須です。
SHウォール(サイディング)の場合
鉄板補強された堅牢なハイブリッド構造ですが、表面のコーティング維持のため、一般的な窯業系サイディングと同様に築10年〜15年程度での定期的な塗装メンテナンスを推奨します。
| 項目 | ダインコンクリート | ベルバーン | SHウォール(サイディング) |
|---|---|---|---|
| 耐久性 | 長期的な水分の浸入による表面劣化リスクがあり、定期塗装で保護が必要。 | 半永久的に色あせず、60年以上の極めて高い耐久性を維持。 | 経年の紫外線や大気汚染の付着による表面塗膜の劣化あり。 |
| 耐熱・断熱 | 「独立気泡」と呼ばれる内部の無数の空洞を持ち、断熱・遮音性が非常に高い。 | 耐火性に優れ、高温による表面劣化がなく、冬場の凍結融解も起きにくい。 | 工場の製造ラインでアクリルシリコン塗装が施されており、断熱性は高い。 |
| デザイン | 独自の重厚感・彫りの深さは圧巻だが、色や形状の種類は限定的。 | 焼き物特有の上質な光沢や和モダンの風合いを持つが、形状の種類は限定的。 | バリエーションが非常に豊富で、色や柄の選択肢・デザインの自由度が高い。 |
| 価格帯 | 高価(最高級仕様) | 高価(シャーウッド高級仕様) | 比較的安価(高コスパ) |
| メンテナンス | 基本は15年毎に塗り替え&シーリング打ち替えが必要。 ※2014年以降の「タフクリア30」塗装仕様の場合は30年毎の塗り替え。 |
外壁自体の塗装は不要。 ただし、30年毎を目安に目地シーリングの全面打ち替えメンテナンスが必要。 |
10〜15年毎に外壁全体の塗り替え、および目地シーリングの打ち替えが必要。 |
外壁塗装が必要になる劣化症状
一般的に外壁塗装のタイミングを調べると、「外壁を手で触ったときに白い粉が付く状態になったら塗り替え時期」と説明されていることが多くあります。
この現象は「チョーキング現象」と呼ばれ、塗膜が劣化しているサインのひとつです。
しかし、積水ハウスで採用されている光触媒仕様の外壁材や高耐候外壁材は、一般的な外壁に比べてチョーキングが発生しにくいため、チョーキングの有無だけで塗装時期を判断することはできません。
積水ハウスの住宅で特に注意したいのは、シーリング部分の劣化です。
(建物によっては乾式目地ガスケットが使用されている場合もあります。)
サイディングやタイル外壁は、パネル同士の継ぎ目をシーリングで防水処理しているため、経年劣化によってシーリングにひび割れや隙間が発生することがあります。また、サイディングボード自体にひび割れが見られるケースもあります。
こうした劣化を放置すると、隙間から雨水が侵入し、外壁の内部や建物の構造部分にダメージを与えてしまう可能性があります。
結果として、大切なお住まいの寿命を縮めてしまう原因にもなりかねません。
そのため、劣化が軽微なうちに点検やメンテナンスを行うことが大切です。
外壁の状態が良好であれば、透明な保護塗料を使用したクリア塗装によって意匠性をそのまま残しながら外壁を保護し、美観と耐久性を維持することも可能です。
早めのメンテナンスが、将来的な修繕費用の削減にもつながります。
積水ハウスの外壁塗装工事の流れ
積水ハウスの住まいは、独自の意匠性を持った特殊な外壁材で構成されているため、ただ上からペンキを塗るだけでは本来の耐久性を引き出すことはできません。それぞれの外壁材の特性や劣化状況を正確に見極め、正しい工程に則って施工することが成功への絶対条件です。
1. 【下塗り】仕上がりと寿命を決める最重要工程
外壁塗装のベースとなる最初の工程です。
劣化した下地へ直接仕上げ塗料を塗ってもすぐに剥がれてしまうため、高機能な下塗り材を均一に塗布し、外壁基材と上塗り塗料をガッチリと強固に密着させます。
積水ハウスの壁材の状態に合わせ、主に以下の下塗り材を使い分けます。
傷んだ外壁材への塗料の過剰な吸い込みをピタッと抑え、上塗り塗料との接着剤としての役割を果たします。
微細なひび割れ(クラック)を優しく埋め、凹凸のある外壁表面の質感をなめらかに整える下地調整材です。
この下塗りの選定や塗布量が不足すると、どれだけ高級な塗料を上から塗っても数年で剥がれる原因になるため、一切手抜きのできない重要なプロセスです。
2. 【中塗り・上塗り】十分な塗膜の厚みを確保
下塗りが完全に乾燥したのち、いよいよ美観と防水性を生み出す「中塗り(2回目)」と「上塗り(3回目)」の工程へ進みます。
同じ仕上げ塗料を「適切な乾燥時間を守って2回重ねて塗る」ことにより、メーカーが指定する理想的な塗膜の厚み(膜厚)が完成します。これにより、激しい雨風や紫外線から我が家を長期間守り抜く強固なバリアが形成されます。
🚨 【ダインコンクリート塗装の注意点】透湿性を誤ると「熱膨れ」の餌食に
最高級外壁のダインコンクリートは、内部に無数の「独立気泡」を持つことで高い断熱性を生み出していますが、これが塗装時に大きな落とし穴となります。
もし、外壁の湿気を逃がしにくい「透湿性(とうしつせい)の低い塗料」を使用して密閉してしまうと、太陽光で温められた内部の湿気が逃げ場を失い、塗膜を内側から押し上げてポコポコと膨らむ「熱膨れ」を引き起こします。
そのため、ダインコンクリートの再塗装では、内部の水分を外へスムーズに逃がすことができる「透湿性に優れた水性塗料」の選定が絶対条件となります。
【積水ハウス住宅は専門知識が必要】
積水ハウスの外壁には、新築時から工場ラインで最先端の「高耐候塗装」や、太陽光で汚れを分解する「光触媒技術(タフクリア等)」が施されているケースが多々あります。
これらの特殊なコーティングが残っている外壁に対し、事前の下地調整(難付着物件への対応)を行わずに一般的な下塗り材で塗装してしまうと、数年もしないうちにペロペロと塗膜が剥がれ落ちる施工不良に直結します。
お住まいのポテンシャルを100%維持するためには、ハウスメーカー特有の建材知識を持ち、現場での的確な診断の上で正しい塗料を選定できる「積水ハウスの施工実績が豊富な専門業者」へ相談することが、何よりも安心への近道です。
💡 後悔しないための業者選定チェックリスト
外壁メンテナンスをお願いする際は、必ず以下の条件を満たした信頼できるパートナーを選びましょう。
- 積水ハウス住宅の塗装・修繕実績が豊富にあること
- ダインコンクリートの特性(独立気泡と熱膨れリスク)を深く理解していること
- ベルバーンの構造(外壁塗装は不要だが付帯部・目地補修が必要)の知識があること
- 目地の深さに合わせて十分な充填を行う、シーリング工事の施工力が高いこと
- 資格を持ったプロが外壁の隅々まで丁寧に見る「建物診断」を行ってくれること
積水ハウスの外壁塗装ならマルスギへ
積水ハウスの住宅には、最高峰コンクリート外壁「ダインコンクリート」や、高級磁器タイルを思わせる「ベルバーン」など、一般的な戸建て住宅とは一線を画すオリジナル高耐久外壁材が多数採用されています。
これらは極めて堅牢である一方、構造の特殊さゆえに、外壁ごとの正確な特徴・弱点を完全に熟知した上での正しい建物診断と適切な施工プロセスを施さなければ、本来の性能を維持できません。
マルスギでは、これまでに培った豊富なノウハウを活かし、積水ハウス住宅の特性を徹底的に考慮したオーダーメイドの外壁メンテナンスに対応しております。
塗装工事
シーリング工事
付帯部塗装
防水工事
お住まいの劣化スピードはおかれた環境(紫外線量や湿気)によって一棟ずつ完全に異なります。マルスギでは、専門資格を保有したプロの技術者が細部まで入念な「建物診断」を実施。
「今すぐ絶対に直すべき箇所」と「まだ手をつけなくて良い箇所」を明確に見極め、不要な追加工事をカットした、お客様の予算と将来設計に一番寄り添える最適なメンテナンスプランをご提案いたします。
積水ハウスの美しい佇まいをこの先も長く守るために。外壁塗装や各種メンテナンスのご検討、またちょっとしたお悩みやご質問など、まずはぜひマルスギまでお気軽にご相談ください!
サイトマップ
- 会社概要
- プライバシーポリシー
- お問い合わせ
